街に、ルネッサンス UR都市機構

千里ニュータウンにおける団地再生事業
~はぐくもう。URのある街。千里グリーンヒルズがはじまります~

概要

「千里ニュータウン」は、1962年のまちびらきから半世紀以上が経過した日本最初の大規模ニュータウン(開発面積:約1,160ha)です。
2020年10月、URとして千里ニュータウン内初となる建替後賃貸住宅「千里グリーンヒルズ竹見台」「千里グリーンヒルズ東町」が誕生しました。
規模や形状等の制約がある敷地での従前建物の位置・形状(千里竹見台)や団地の特徴である囲み型配置(新千里東町)を意識した住棟配置とし、多様化する生活スタイルやニーズに応える間取りの提案、樹木保存など緑豊かな屋外空間や景観の継承、地域とのつながりやコミュニティ等を育む共用空間整備などを行っています。
シンボルマークや共通のロゴマークを作成し、統一感を持たせています。
所在地:大阪府吹田市、豊中市

千里ニュータウン
東町_プレイロット

公益社団法人都市住宅学会賞・業績賞「学会長賞」

受賞年度:2021 主催者:公益社団法人都市住宅学会
受賞物件名:千里ニュータウンにおける団地再生事業 ~はぐくもう。URのある街。千里グリーンヒルズがはじまります~
評価項目:まち・しくみ

【講評】
ニュータウンに造成された大規模団地の高経年化への対応として、本事業は、一部建て替えという方法を提起している。段階的に建て替えを行い、十分な時間をかけてまち全体を求められる姿に変えていく。この方法であれば、現在のコミュニティを維持しつつ、漸進的に新たな人口を受容でき、将来の不確定要素にも柔軟に対応できる。また、ほぼ同じ形状、面積の土地での建て替えとなるため、既存の公園や樹木も残り、千里ニュータウンという場所の特性が継承される。建て替えられた住棟では、集会所の一角に、新旧住民の交流を促進するため、従前にはなかったオープン・キッチンのある共用空間がとられるなど、建築計画上の工夫もみられる。
入居者構成を緩やかに調整するこの手法は、都市住宅政策にも有用な示唆を与えている。大規模団地の再編手法として、また今後の建て替えによるまちづくりを考える上でも、示唆に富み、発展が期待される。
出典:公益社団法人都市住宅学会

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