街に、ルネッサンス UR都市機構

おおたかの森

小・中学校/こども図書館/地域センター

概要

千葉県流山市、おおたかの森地域にできる新しい街に小・中学校、こども図書館、地域センターをつくるプロジェクトで、建築は低層3階建ての平たく広大な面積を持ち、フレキシブルで周辺環境と一体化する開放的な空間構成となっています。サインデザインは「ラウンドスクエア」の形を統一して使用しそれをサインのアイデンティティとしながら、柔軟な施設のコンセプトとの調和を心掛けました。
所在地:千葉県流山市

おおたかの森小・中学校/こども図書館/地域センター
おおたかの森小・中学校/こども図書館/地域センター

Award of Merit 2016

受賞年度:H28 主催者:北米照明学会
受賞物件名:流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館
評価項目:デザイン

2016年日本建築学会賞作品賞

受賞年度:H28 主催者:一般社団法人日本建築学会
受賞物件名:流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館
評価項目:しくみ・デザイン

主要構造体であるL形の壁を地域の主風向に配慮して前面道路から60度振れたグリッドで配置し、それらが木立のように広がる実に伸びやかな空間で応えている。随所に設けられた特徴的な中庭や森は、その広がりのなかにいくつもの特異点をつくり出し、またL形の壁が適宜家具や建具と組み合わされることで、教室としての独立性と、多様な教育に応えるオープンスクールとしての可変性も同時に獲得している。さらにどの教室からも自由に出入りすることのできる大きなバルコニーは、緻密に開発された全開放の建具と相まって、内外構わず走り回れるような開放的な環境を生み出している。このように、一つの小さな社会空間のなかに自らの居場所を見つけていくことのできる安心感は、こどもたちにとって掛け替えのないものに違いない。さらに、地域開放施設がポケットパークのような外部空間をつくりながら通り沿いに並び、地域と学校が穏やかに見守り合う関係性を築いていることなどが評価されました。

第57回BCS賞

受賞年度:H28 主催者:一般社団法人日本建設業連合会
受賞物件名:流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館
評価項目:しくみ・デザイン

デザインや機能が優れていることはもちろん、周辺環境や街並みへの配慮、地域との融合、新しい試みへのチャレンジなどの点で、BCS賞の趣旨に沿った素晴らしい建築作品として評価されました。

第49回SDA賞奨励賞

受賞年度:H27 主催者:公益社団法人日本サインデザイン協会
受賞物件名:おおたかの森小・中学校/こども図書館/センター
評価項目:しくみ・デザイン

サインデザインは、「ラウンドスクエア」の形を統一してや教室のサインは、各ゾーンのカラー(6色)を表示色になるように全て抜き文字でデザインしたことなどが評価されました。

第22回(平成27年度)千葉県建築文化賞

受賞年度:H27 主催者:千葉県県土整備部都市整備局建築指導課
受賞物件名:流山市立おおたかの森小・中学校 流山市おおたかの森センター、
      流山市立おおたかの森こども図書館(流山市)
評価項目:しくみ・デザイン

市街地と「おおたかの森」に挟まれた3mの高低差のある立地条件にあって、新たな解法の発見が求められた。道路側3建て、グランド側2階建てとし、その中央を開放的な大階段の「風の道」が貫き、森と街を象徴的に繋ぐという構成になっている。そして建物はそれぞれ中庭的空間を内包し、様々な中間領域とともに、豊かな内外空間を作り出している。さらに特筆すべきは、これほど大規模で複雑な構成の学校建築を極端に言えば「フラットスラブ」と「L字型」という2つの要素に還元し、そのフレキシビリティの上で自由自在に必要な要求に応えている。小学校はオープンスクール、中学校は大型建具によって閉じられる教室とオープンスペースとの複合という異なるシステムにも巧みに対応できるシステムとして設計されている。丸いコーナーはその反復にやわらかい表情を与え、室内空間に統一感と多様性を両立させていることなどが評価されました。

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