街に、ルネッサンス UR都市機構

コンフォール川崎富士見/保全工事

概要

本プロジェクトは、都市の中に安らぎをもたらす「変化を許容する都会のオアシス」をテーマに、居住者に寄り添う色彩計画を実施しました。川崎競馬場周辺の開放的なエリア特性を踏まえ、明度差を活かした配色により落ち着きと安心感を創出。また、囲み型配置の課題であったエントランスの視認性を向上させ、竣工18年を経た住環境を現代のライフスタイルに適応するデザインへと刷新しました。重厚感のある統一色と高級感のある照明計画を組み合わせ、洗練された居住空間を実現。これらの取り組みが高く評価され、「特別賞」を受賞しました。
所在地:神奈川県川崎市

コンフォール川崎富士見

第27回 環境色彩コンペティション・グッド・ペインティング・カラー 改修内外装部門:「特別賞」

受賞年度:2024 

主催者:一般社団法人日本塗料工業会、日本塗料商業組合、一般社団法人日本塗装工業会

受賞物件名:コンフォール川崎富士見

【講評】
中庭を中心とした囲み型の住棟配置の集合住宅である。改修前は明るい基調色とやや暗めの部分壁の構成であったが、明度差が弱く単調な単調な印象であった。さらにゆったりした敷地にあって解放感はあるものの落ち着きのない印象を持たれていた。改修では複数ある住棟を3層による積層感を共通の構成要素となるように塗分け、低層部に採用したダークグレイは、小面積の部位にも活用し、メリハリの利いた明暗コントラストと奥行き感や重厚感の表情に大きく寄与している。 この効果はエントランスからエントランスホールの改修にも見られる。

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