街に、ルネッサンス UR都市機構

シティハイツ吉祥寺通り/ライフタウン国領(外壁修繕工事)

概要

UR都市機構は、全国に約1,400団地・70万戸の賃貸住宅を維持・管理し、都市部の団地では貴重なオープンスペースとして地域の暮らしを支えています。大規模修繕にあたっては、単なる老朽化対策にとどまらず、住民の思い出を継承しながら、地域における団地の役割や求められる機能の変化を丁寧に分析。既存の良さを活かしつつ、「引くべきもの」「足すべきもの」をデザインに落とし込み、新たな価値を創出しています。
また、建物と屋外空間を一体的に捉え、相互の関係を再構築することで、住民の居場所づくりや地域に開かれたオープンスペースの整備を推進。多様な人々が共に暮らす「ミクストコミュニティ」の形成に向けた取り組みを進めています。
所在地:東京都三鷹市・調布市

シティハイツ吉祥寺通り/ライフタウン国領シティハイツ吉祥寺通り/ライフタウン国領(外壁修繕工事)

2024年度 グッドデザイン賞
<集合住宅の外壁修繕工事・屋外整備工事>

受賞年度:2024

主催者:(財)日本産業デザイン振興会

受賞物件名:シティハイツ吉祥寺通り/ライフタウン国領(外壁修繕工事)

【講評】集合住宅のデザインにおいて、外部空間の位置付けは2つあり、居住者用の「庭」と、地域社会に開かれた「オープンスペース」に分類されよう。前者が商品価値を高めるためにゲイテッドなデザインになる一方で、このURのデザインのような「オープンスペース」はとても貴重であり、地域コミュニティのゆりかごになる。通り抜けを維持し、減築もしながら適度な溜まり場を再構築するこのデザインは、その背景にある思想も含めて高く評価したい。

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