街に、ルネッサンス UR都市機構

ハートアイランド新田

水と緑を活かしたまちづくり人と地球にやさしい環境共生のまちへ

団地南側(一番街・二番街)
左:荒川沿い 右:イメージパース
  • 「ハートアイランド新田」は、都心から10km圏内の、隅田川と荒川に囲まれた、潤いあふれるエリアに位置する団地です。
    当地区は、総面積20haという広大な工場跡地に、新たな橋や道路、公園、学校などの整備が進む新しい街です。川岸を幅広く盛り土し、ゆるやかな傾斜地とする「スーパー堤防」との一体的な街づくりにより、水辺の自然を活かした、環境にやさしい都市を目指しています。街の各所には、環境保護に役立つ先進のテクノロジーを取り入れていて、UR賃貸住宅で初めて「環境共生住宅」の認定を受けました。
    また、遊歩道には風力発電で点灯するLEDを埋め込んだデザイン照明を配置し、平成17年には北米照明学会による「国際照明デザイン賞(優秀賞)」を受賞、さらに平成19年にはアジアハビタット協会による「グリーンアジアハビタット建築モデル工事賞(業績部門)」を受賞しています。

個性豊かなまち—立地特性を活かした4つのゾーン

  • 地区を、立地特性を活かした4つのゾーンに分け、各ゾーンに魅力ある個性と役割をもたせています。
  • 荒川リバーフロントゾーン
    雄大な荒川への眺望や、荒川都市施設帯やスーパー堤防の傾斜地との一体性を形成
  • 隅田川リバーフロントゾーン
    身近な水辺環境を活かし、人々の交流と憩いの場となる親水空間の創出を図り、隅田川らしさのある街並み景観を形成
  • インナーゾーン
    計画地のほぼ中央に位置し、ひとの営みや緑・風が感じられ、出会いを演出する情緒豊かな空間を形成
  • アーバンフロントゾーン
    地域の生活利便性を高める施設を計画するとともに、学校や公園など、賑わいと潤いのある空間を形成
立地特性を活かした4つのゾーン

デザインコンセプト

  • 自然環境と調和する「4つのデザインコンセプト」
  • 魅力的な川の手景観を生み出す
    荒川からの眺望を意識した、奥行きの感じられる景観を創出します。
  • 川と街を結ぶ
    スーパー堤防の傾斜や親水性を活かした景観づくりを行います。
  • 都市的街並みをつくる
    広場などの“場”を活かした界隈性のある表情豊かな街をデザインします。
  • 風環境を活かす
    居住空間に爽やかな風を取り入れ、自然エネルギーとして活用します。
コンセプト図

水と緑を活かした街づくり計画

  • 歩くことが楽しいまち─ 景観軸と景観拠点
    歩行動線とその交差点を『景観軸』『景観拠点』と位置付け、交流や賑わいの創出を図っています。
まちの顔(ふじみ坂との交差部)
  • 豊かな自然、環境とともにいきるまち─ 環境共生型のまちづくり
    雄大な荒川、身近な水環境である隅田川に面する立地を活かし、豊かな自然環境と共生調和する街をつくっています。
一番街から荒川を望む
  • 川を導く「風環境設計」
    河川に隣接した地区等において、川のもつ自然環境を活かしながら川風を地区内に導くようにシミュレーションし、建物の配置を設計しました。
    温熱環境が改善されるこれらの取り組みには、地区内及び地区周辺のヒートアイランド現象の抑制が期待できます。また、風力発電も行っています。
    風力発電のための風車をまちのシンボルとしてデザインしました。さらに、風車の発電により遊歩道に埋め込まれたLEDの光の色が変わる演出がされています。
風の道
街のシンボルモニュメント風車
さくら坂(一番街)の夜景【光のさざなみ】
照明計画:近田玲子デザイン事務所 
北米照明学会 国際照明デザイン賞(優秀賞)受賞
ハートアイランド新田一~四番街
  • 住所 : 東京都足立区新田3丁目35番地他

    最寄り駅 : JR京浜東北線・東京メトロ「王子」駅より都営バス10~16分 徒歩1~5分 東京メトロ「王子神谷」駅より徒歩19~23分

    規模 : 約3.9ha(開発地区全体では約20ha)

    総合設計者 : UR都市機構東京都心支社
    一番街基本設計 アルセッド建築研究所、汎建築研究所、環総合設計、市浦都市開発コンサルタンツ
    二番街基本設計 寺尾三上建築事務所、市浦都市開発コンサルタンツ
    三番街基本設計 アークポイント、市浦ハウジング&プラニング
    四番街基本設計 坂倉建築研究所、市浦ハウジング&プランニング
    竣工年度 一番街:平成16年3月/二番街:平成17年3月/三番街:平成18年12月/四番街:平成22年11月

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