結果発表2022
たくさんのご応募ありがとうございました。
応募作品計808作品(復興:278作品、団地:530作品)の応募作品の中から厳正な審査の上、
大賞2作品 優秀賞6作品 キッズ・ジュニア賞2作品 入賞作品14作品が決定いたしました。
審査員
大賞
復興
「幸せの在り方」
撮影場所:宮城県登米市
名前:ちか さん
震災を経て日常生活の中での小さな幸せを見つけられる事が多くなりました。明日が来る幸せ、大切な人に会える幸せそんな幸せの形を感じられる一枚です。震災をはじめ戦争やコロナと暗いニュースが多いですが、それ以上に幸せな事は沢山ありそれを感じられる方々が増えて欲しいと思いました。
<審査員コメント 西田 司氏>
震災がきて、そこから復興することに多くの人と時間をかけてきたのは、まさにこの写真のような「小さな幸せ」を感じる日常を取り戻すためだったのではないかと思わされる一枚。力強く咲く桜の前で、母親に抱かれた子どもと、その子どもを抱く親が感じる大切な時間、構図とメッセージの両方から日常の豊かさが伝わってくる作品。
団地
「秋を見送る」
撮影場所:五輪
名前:山内 佳子 さん
紅葉の綺麗な公園から団地を撮影しました。木馬も印象的で、人の住空間にあたたかくメルヘンチックな景観も添えてくれています。
<審査員コメント 池邊 このみ氏>
北海道ならではの美しい紅葉を幻想的な作品として仕上げ、構図もよく素晴らしい作品で、審査員満場一致の大賞です。メルヘンチックな空間な紅葉の公園を景観に中に、住棟に向かう住民の方が数人溶け込んでいて視線の先に住棟がみえる大賞にふさわしい秀逸な作品です。
優秀賞
【復興】
「穏やかな三陸の海」

名前:大島 正美 さん
- 大津波が襲った海岸とは想像もつかない、穏やかな月夜でした。
- <審査員コメント misuzu氏>
穏やかな三陸と綺麗な月、水面に反射する月明かりが直感的に美しいなと感じました。
また、美しい風景の中に人物が入ることによって物語性を感じる作品だなと思いました。
よく見てみると、カモメが並んでいて可愛らしい様子もお気に入りのポイントです。
【団地】
「秋ですよ!」

名前:中山 拓 さん
- 長女が突然落ち葉掃きをはじめました。しばらくたった後に振り返ると、何と次女が落ち葉の中に!2年前の夏に、海水浴場で娘二人を土に埋めて遊んだことを、とても懐かしく思い出しました。
- <審査員コメント 西田 司氏>
楽しみながら四季を感じることが団地暮らしの価値と気づかせてくれる一枚。団地ならではの豊かな屋外環境を、子どもが、自分たちなりに工夫して遊び、その光景を鮮やかに切り取っている。フォーカスされた近景の枯葉の山と、遠景の団地の外観とのコントラストも良く、思わず見入ってしまった作品。
【復興】
「煙を残して」

名前:高橋 強 さん
- 復興の象徴として、再稼働したSL銀河。来年の春に運行終了発表されました。煙を残して全力疾走する姿。みんなに勇気を与えてくれます。
- <審査員コメント 池邊 このみ氏>
遠野の緑を背景に力強く走るSL銀河の様子が、美しく描かれた作品。蒸気機関車は、力を出すときに多くの煙をだすので、煙を残して全力疾走するという言葉から、力強い銀河の姿が地域の皆様を支えてくれる意味が伝わり、運行終了の悲しさも伝わってきます。受賞作品が皆様の思い出の一景になれば幸いです。
【団地】
「二つの世界」

名前:工藤 拓也 さん
- 満開の桜は雨上がりに二つになります。その奇麗な景色を切り取りました
- <審査員コメント misuzu氏>
雨上がりのリフレクションを上手く利用し撮影されていて、素敵な切り取り方だなと感じました。
また、リアルな世界と反射の世界の境界がしっかりとボケていたり、
反射の世界を広く写したりすることにより、美しい風景がシンプルに伝わる写真だと思い選ばせていただきました。
【復興】
「桃花の絆」

名前:庭野 陽子 さん
- 鮫川村の知り合いのお宅にお邪魔しました時に近くのお婆ちゃん同志が桃の花咲く畑の前で世間話に夢中でした。まさに春たけなわの頃、幸せを胸いっぱいに感じられた光景でした。ありがとう、お元気で、いつまでも・・・・・。
- <審査員コメント 大西 みつぐ氏>
桃の木はここ(地域)の自慢の種。 「チューリップなんかも育ててるからね!」とひとしきり会話にも花が咲きます。撮影者冥利に尽きるのは、何と言ってもこの笑顔。いいコミュニケーションが生まれました。東北復興もコロナ退散もその土地固有の「霊力」と住む人々の本当の「絆」が支えてくれるはず。
【団地】
「小さな雪山」

名前:亀谷 由美子 さん
- 今年のお正月、朝陽を見ようと早起きしたら、真っ白い小さな雪山の向うに、雪を溶かすような真っ赤な朝陽、希望を予感させる年の始まり。
- <審査員コメント 大西 みつぐ氏>
カメラはそこにあるものの手触り感にしっかり寄り添います。それが暮らしの中での実感と綺麗に重なるとこんな美しい「写真」が生まれるのです。豊かな雪のグラデーションと遠くの町並みのハーモニーは私だけのベランダの小さな世界。「溶けてしまうのが勿体無い」と、思わず撮影者がつぶやいたのでは。
キッズ・ジュニア賞
【復興】
「光」

名前:最上 夢志 さん
- この写真は震災復興祈念公園で撮ったものです。オブジェの間から差し込む夕日がまだ小さい松を照らしていて、まさに希望の光に照らされて少しずつ復興していった東日本大震災の被災地のようだと思いこの題名をつけました。まだ復興途中の地域もあると思います。この写真がそんな地域の「光」となればいいなと思いました。
【団地】
「blue moment」

名前:内田 匠優 さん
- 雲一つない冬晴れだったこの日、夕方には美しい色が広がっていました。
入賞
【復興】
「浜通り2022今 スタート」

名前:門林 泰志郎 さん
- 2022元日 それぞれ新年の初日の出、願いは一つ心から復興の願い。
【団地】
「ふれあい」

名前:平野 昌子 さん
- 団地の前には、緑豊かな広い公園があります。ゴールデンウィークのこの日、木陰でランチをしたりスポーツを楽しんだりする姿が多くみられました。