街に、ルネッサンス UR都市機構

環境配慮方針

1.環境にやさしいまちや住まいをつくります

❶ 都市の自然環境の保全・再生に努めます

みどりや水などの豊かな自然環境は、人々にうるおいを与え、同時に動植物とふれあう場として大切なものです。
また、地球温暖化抑制や防災・避難などの機能も兼ね備えています。このような多様な機能を有する自然環境と調和したまちづくりを進めています。

みどりまちづくり ~豊かなみどりの確保と地域への波及~

∇自然の持つ多機能性を活かした事業計画

環境負荷の低減や居心地の良い空間を作るため、周辺地域とのつながりを意識して、自然環境の持つ多様な機能を活用した事業計画を策定しています。

城野駅北地区(福岡県北九州市)では、既存の池や樹木を活かしたクールスポット形成などにより、環境にやさしいまちづくりを実現しました。

∇周辺の自然環境との調和・再生

周辺と一体となったみどりを大切にして、次世代に引き継ぐことができるように事業を進めています。

江古田三丁目地区(東京都中野区)では、隣接する公園と緑地帯を形成するよう、既存樹木の保存や多様な植物を植えることで、都市におけるかけがえのないみどり空間を大切にしました。

∇地域のシンボルとなる樹木・緑地の保全

地域で大事にされてきた樹木やみどりを守り育てることで、地域の歴史や文化の継承を行っています。

奈良・紀寺団地(奈良県奈良市)では、建設以前からあるケヤキなどの並木を保存活用し、周辺の街並みと調和を図っています。また、古都になじむよう、万葉の花木を植えています。

∇エコロジカルネットワークの構築

生き物の生息空間となるビオトープを整備し、地域のみどりとつなげることで、多様な生きものと共に生きるまちづくりに取り組んでいます。

シャレール荻窪(東京都杉並区)では、付近を流れる川や大木による緑陰などの豊かな自然環境を活かして、事業を行いました。定期的なモニタリングを続けながら、エコロジカルネットワーク形成に努めています。

団地のクールスポット化、複数団地での相乗効果によるヒートアイランド現象の緩和

人工排熱が著しい地域では、狭い範囲でも風や気温、湿度、日射などにおいて工夫により変化をつけることができます。

大川端リバーシティ21(東京都中央区)では、湾岸エリアという特徴を活かし、風の通り道の設計や人工地盤の緑化に力を入れることで、地域のクールスポットとしての機能を持たせています。

自然環境に配慮した施工

都心部を含め、周辺に田畑や水路、樹林がある地域の事業用地は、動植物の貴重な生息地や通路になっていることがあります。

市野谷調整池(千葉県流山市)では、絶滅危惧種のセイタカシギなどの水鳥が生息していたため、NPOや大学、行政のみなさまと連携し、ミティゲーションという手法を用いて、生物を移動させながら保全しました。

樹木の管理・更新

∇豊かな緑の継承

豊かなみどりを維持し、育てるために、UR賃貸住宅にグリーンマネージャーという専門職を配置しています。
四季折々の変化や時間の経過に合わせて、適切な剪定や植え替えなどを行うことで、地域の自然を身近に感じていただける空間づくりをしています。

∇樹木の保存・活用(グリーンバンク・システム)

植物は光合成によりCO2を吸収しますが、成長期の若い樹木では特に効果が大きくなります。

成長した樹木は「保存樹木」として極力残したり、他の場所へ移植したり、樹名板やベンチ等に加工して利活用するよう努めています。

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