街に、ルネッサンス UR都市機構

桃坂コンフォガーデン

2009年9月UP

環境創造型のランドスケープデザイン

桃坂コンフォガーデンは、大阪梅田より5km圏内の、商業・文化・教育施設が充実し歴史と伝統がある上本町エリアに位置しています。
当地区は、UR都市機構の提案するコンセプトをもとに民間事業者の方々と共に街づくりを進めるパトーナー事業により開発されました。
外部有識者による「まちづくりコンセプト研究会」も設立し、大阪赤十字病院の隣地という立地を活かし、医療・福祉・生活サービス機能を導入し、快適で魅力的な都心居住地を創出しました。

桃坂コンフォガーデン

桃坂コンフォガーデンの概要

従前の地区状況

桃坂コンフォガーデン周辺の主要な道路は一方通行が主で、幅員も十分ではなく歩行者空間の整備が遅れていました。
周辺での病院の建替えや市民病院跡地開発など、大規模開発に併せた都市基盤の再整備が期待されていました。
従前〈空撮写真〉

地区の主な課題

  • 開発と連携した道路等の一体的整備
  • 周辺に配慮した快適で一体的な屋外空間
  • 都心における緑豊かな居住環境
〈地区概要〉
地区面積: 約1.7 ha
地域地区: 第2種住居地域(建ぺい率60%、容積率300%)
地区周辺計画図

桃坂コンフォガーデンのまちづくり

公・民一体のまちづくり

地区の課題解消に向け、大阪市のすすめる「住宅市街地総合整備事業」の内容をふまえ、土地利用計画の策定を行いました。
また、UR都市機構が事業全体のコーディネート役を実施しつつ、住宅等を供給する民間事業者を公募し、民間事業者による開発を誘発しました。
ステップ図

周辺に配慮した快適で一体的な屋外空間の創出

<まちづくりコンセプト研究会>
  • 大阪赤十字病院西側に位置する当地区において、そのロケーションを活かし、快適で魅力あるまちづくりを進めるため、UR都市機構がまちづくりのプロデュース役となり各界のオピニオンリーダーを主要メンバーとした『まちづくりコンセプト研究会』を立ち上げました。
  • この研究会では、周辺の環境や将来ここで生活する住まい手のことを意識しながら、都心居住を支える施設や生活サービス、地区の環境や景観などについて意見交換し、当地区の計画に反映しました。

桃坂コンフォガーデン まちづくりコンセプト

桃坂コンフォガーデンでは、「まちづくりコンセプト研究会」での多彩な提案をもとに「まちづくりコンセプト」を策定しました。
  • PEACE OF MIND(ピース オブ マインド)
    都市生活者の様々なライフスタイルを支援。若者から高齢者まで誰もが安心して生活できるまちづくり
  • Open(オープン)
    居住者だけでなく、さまざまな人々が魅力を感じて訪れる、地域に対して開かれたまちづくり
  • Good Address(グッドアドレス)
    クオリティにこだわったハード&ソフトのきめ細やかな展開。地域のリーディングゾーン、新時代のグッドアドレスとなるまちづくり
まちづくりコンセプト

桃坂コンフォガーデン ランドスケープデザインの考え方

環境創造型のランドスケープデザイン「2軸4辺の計画」

4つのブロックの相互関係を仲介する2本の軸(東西軸:ホスピタリティの軸、南北軸:ウェルネスの軸)と周辺との関係を仲介する4本の辺によって、敷地全体としてまとまり感を備えた緑豊かな環境の骨格を形成しています。またこの2軸を通り、敷地内から直接大阪赤十字病院へアプローチができます。

2本の軸

  • ホスピタリティの軸
    上本町駅から大阪赤十字病院に東西に抜ける「病院の門前町」を形成する歩行者優先道路
  • ウェルネスの軸
    南北に走る、歩車共存のアクセス路

4本の辺

  • 歴史の辺
    市道森之宮勝山線の「歴史の散歩道」に対する景観への配慮を行う空間
  • 桃坂の辺
    大阪赤十字病院へのメインアプローチとなる、桃の木が続く街路空間
  • 病院の辺
    敷地の高低差を活用した空間
  • 鉄道敷の辺
    近鉄線軌道敷に接し、近鉄線車窓からの景観を意識した空間
4本の辺
歩車分離のホスピタリティの軸と
南北に交わる「ウェルネスの軸」
ペデストリアンデッキにより病院に
直結する「ホスピタリティの軸」
桃坂コンフォガーデン 地区概要
住所 大阪市天王寺区筆ヶ崎町50番16号
最寄り駅 上本町駅より徒歩5分、谷町九丁目駅より徒歩8分
竣工年度 Ⅰ街区、Ⅱ街区  (平成19年1月)
Ⅲ街区、Ⅳ街区 (平成19年7月)

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