街に、ルネッサンス UR都市機構

レトロモダンな景観の創出

2021年7月UP

周辺環境に調和する色彩と動物シルエットによる賑わい・愛着の演出

About

栗原団地は、都心へのアクセスも良好で東京メトロ「大手町駅」まではJR・東京メトロ「北千住駅」乗り換えで21分、同じくJR・東京メトロ「上野駅」までは14分と通勤・通学にも便利な立地です。

管理開始:昭和42年     住戸数:706戸

全体配置図

Concept

「洗練されたナチュラルな色彩」、「経年を前提とした新しすぎない色彩」、「”栗”や”原”が持つイメージから想起される色彩」を用いて団地全体の統一感や屋外と調和した豊かな景観

  1. 多世代に親しまれる色彩・サイン計画
  2. 号棟サインのアイレベルへの展開と色分けによる住棟視認性向上
  3. 住まいの愛着へつなげる動物シルエットデザイン
  4. 屋外環境と調和する色彩・サイン計画
  5. 温かみのある中層棟と少し洗練された印象の高層棟によるメリハリある景観の形成

Coordinate

1.多世代に親しまれる色彩・サイン計画

  • 団地の顔となる位置にアイコンとして漢字サインを展開し、レトロと新鮮さを同居させ多世代が親しみを持つことができる計画としました。中層棟は栗原のイメージや住棟周辺に整備された並木道にちなみ、”春や秋の雑木林”をイメージしたナチュラルな色彩を展開し団地全体の調和を目指しました。2棟ある高層棟については塗分けの考え方は踏襲しつつ異なる色彩を使い団地内での差別化を図りました。
サイン計画
  • 改修前の漢字サインをリメイクし色彩とともにデザインしました。これにより愛着の湧くレトロさと同時に新鮮さを感じられる団地サインを目指しました。

2.号棟サインのアイレベルへの展開と色分けによる住棟視認性向上

色分けによる住棟視認性向上

3.住まいの愛着へつなげる動物シルエットデザイン

  • 団地内の日常動線や広場に接する住棟に動物等のシルエットデザインを用いて、自分の家に愛着を持てるような遊びを施しました。
15号棟:シカ 1号棟:ネコ

4.屋外環境と調和する色彩・サイン計画

  • 団環整備によってデザインされた豊かな屋外環境と調和するナチュラルな色を中心に配色しました。また、ランダムに配置した動物シルエットや異なる色彩パターンを配した住棟により団地内を歩く楽しさを付与し団地の環境の良さを再認識できる空間に演出しました。
動物シルエット配置計画
  • 高層住棟の圧迫感を軽減するために、「エレベータシャフトの分節」と「階段室との調和」を図りエレベータシャフトの存在感を少なくしつつ住棟として目を引く色彩計画を行いました。
  • 塗分けで住棟形状を活かし階段室や妻壁形状を色彩上のアクセントとなるように計画しました。

5.温かみのある中層棟と少し洗練された印象の高層棟によるメリハリある景観の形成

  • 中層棟は"栗原"のイメージから"くり色""はら色"の2つのテーマで色彩計画を作成しました。高層棟は中層棟の塗分けを踏襲しながらより都市的な色彩を意識し団地全体としてのまとまりをもたせながらメリハリのある景観形成を実施しました。

Access

案内図

関連リンク

メニューを閉じる

メニューを閉じる

ページの先頭へ