街に、ルネッサンス UR都市機構

アルビス前原におけるバリューアップ改修

2021年4月UP

愛着や誇りを持てる住まい空間の創造

アルビス前原

About

  • アルビス前原は、新京成線前原駅から徒歩7分、JR総武線津田沼駅からバス5分と、とても利便性が良い立地です。
    幼稚園、保育園、小中学校などの教育施設は徒歩10分以内、敷地内や近隣には豊かな緑と公園があり、落ち着いた環境が整っています。

    管理開始:平成11年     住戸数:759戸
全体配置図

Concept

愛着や誇りを持てる住まい空間の創造を目指し、団地全体のイメージアップ・イメージチェンジ、商品価値の向上を図りました。

  1. まちとつながる暮らし
    -団地とまちをつなぐ接点を大切にした共用空間の創出
  2. 安心・安全が感じられる暮らし
    -多世代が安心・安全に暮らすことができる屋外空間・共用部の創出
  3. 華やかさ、楽しさが感じられる暮らし
    -団地全体に明るさを感じられ、暮らしに豊かさをもたらす生活動線のデザイン
  4. 緑とともに暮らす

Coordinate

1.まちとつながる暮らし

  • 住棟配置と軸線を下図のように読み解いた上で、デザインのポイントと強度を設定しました。
  • 街区を縦貫する緩やかな弧を描くけやき並木が景観の重要な要素であるため、けやき並木へ表出するファサードデザインを落ち着きのあるオフホワイトとダークブラウンで統一しています。
  • 駐輪場、通り抜けピロティ、住棟エントランス、EVホール、共用廊下を経て玄関に至るまでの日常生活動線に特に注力し、空間の上級化により居住者満足度を高めています。
住棟配置と軸線
  • けやき通りを重要な景観要素として後工区も含む団地全体のカラーマスタープラン(下図)を作成し、数年にわたる事業に対応しています。
  • 住棟毎にテーマカラーを決めてアイデンティティを持たせています。
住棟毎のテーマカラー

2.安心・安全が感じられる暮らし

  • 一部の住棟でエントランスをオートドア化しました。
エントランス外部 Before After
  • エントランスには新たにベンチを設置し、出迎えの空間としての使いやすさに配慮しました。
エントランス内部 Before After
  • ピロティ内の雑然とした駐輪場は、使い勝手の良いラック(溶融亜鉛メッキ仕上げで塗装等のメンテナンス不要)により整然と停められる空間になりました。
ピロティ Before After
  • 共用廊下の床シートはエレベーターの扉のデザインと相性の良い柄を採用し、穏やかさとまとまりを感じさせる空間です。
共用廊下・エレベーター Before After

3.華やかさ、楽しさが感じられる暮らし

  • 基本色は2色相にまとめ、建物の凹凸を活かしながら適度な変化をつくり出す塗り分けとし、落ち着きのある雰囲気を与えています。
外観 Before After
  • エントランスの共通アイテムとして、銘木調のルーバーを全住棟で採用しました。
外観 Before After
  • ガラスブロックの壁を撤去してルーバーを新設しました。明るさと広さを感じさせるエントランスです。
エントランス Before After
  • 団地建設時にあったイチョウ並木の葉をデザインモチーフに採用したサインシステムです。
住棟サイン・駐輪場サイン
サイン 一覧
  • 新築時に土中から発掘された石片を埋め込んだ外壁は今回工事でもそのまま活かし、居住者のメモリアルとしました。
エントランス外壁 Before After
  • 住棟内の通り抜けピロティは駅方向への日常動線ですが、暗く視認性が悪いため、落下防止庇と一体的に改修しました。
  • ルーバーとサインと演出照明でゲート性を高め、団地へのアプローチとして再生しました。
吹き抜けピロティ Before After
  • 団地建設時に土中から発掘された石片を埋め込んだ壁のレリーフです。
  • 大切な「団地の記憶」としてリニューアルデザインに取り込み、ボーダー状のスマートなアクセントとして再利用しました。
エントランス外壁 Before After

4.緑とともに暮らす

外装色彩計画の方針

Access

案内図

関連リンク

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