屋上緑化
UR都市機構が取り組む屋上緑化では、土壌及び植物の導入によって、都市のヒートアイランド現象の緩和や断熱性能の向上、建築物の保護などの効果を発揮するほか、良好な景観の形成や小さな生態系の回復など、複合的な効果を期待して取り組んでいます。
また、旧本社屋上や都市住宅技術研究所(旧技術センター)での研究・実験の成果を応用し、灌水設備を設けずに雨水のみで維持可能な薄層土壌による屋上緑化の標準設計を作成し、整備しています。
UR都市機構が取り組む屋上緑化の機能
- ヒートアイランド現象の緩和
- 良好な景観の形成
- 断熱・省エネルギー
- 小さな生態系の回復
- 建築物の保護
UR都市機構が取り組む屋上緑化の特徴
UR都市機構が整備する屋上緑化の特徴は、低コストであることと省管理であることです。
標準的な薄層土壌による屋上緑化では、一般的な安価で入手できる材料の組み合わせ、灌水を必要としない最小限の厚さにすることで、コストの低減を図っています。このように灌水の必要を無くしたことで、管理についても年数回の草刈程度にすることができ、省力化しています。
また、低コスト・省管理だけに留まらず、薄層土壌の屋上緑化においても、屋上の表面温度を低減する効果も充分もったものとなっています。
特殊緑化技術の開発・研究

東京九段下にあった旧本社屋上での緑化実験に始まり、東京八王子にある都市住宅技術研究所「住まい環境館」での屋上・壁面緑化の実証試験に至るまで、様々な研究により、特殊緑化技術を開発してまいりました。今後も、都市におけるライフスタイルに適応した特殊緑化技術の開発・研究をおこなっていく予定です。
- 開発技術 1
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薄層土壌における屋上緑化の整備手法
- 開発技術 2
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薄層土壌の屋上緑化に適した植物 ◎ 適合種(41種)
コウライシバ.アジュガ.ガザニア.ダイアアサス.ビンカミノール.アベリアサンライズ.イソギク.カラミンサ.コンギク.フリンジラゼンダー.ツリージャーマンダー.ベンケイソウ類.ワイセサルスベリ.アガパンサス等 ○ 可能種(24種)
オキザリス類.キョウガノコ.キンロウバイ.シオン等
屋上緑化の整備実績
平成6年度から平成23年度までの累計実績:約153,100m²、約240地区
平成23年度整備実績:約1,900m²、4地区

屋上緑化の整備事例






