第37回見学・交流会のご案内
地域の多様な特性や資源を活かした密集市街地再生
この度、第37回目となる見学・交流会を開催することとなりましたので、ご案内いたします。
今回ご紹介する沖縄県那覇市の密集市街地では、戦後の米軍による土地接収や居住制限の影響を受けて形成され、狭あい道路や老朽住宅の集積、無秩序なスプロール化、複雑な借地関係などの課題を抱えており、住環境の改善や地域コミュニティの維持、歴史・文化に配慮した市街地再生が求められています。
一方、本土の密集市街地では、木造住宅の密集による火災時の延焼対策が主な課題ですが、近年は防災性の向上に加え、地域価値やコミュニティ、住環境の向上も重視されています。沖縄と本土では形成の経緯や課題は異なるものの、「防災性の向上」「住環境の改善」「コミュニティの維持」は共通する重要なテーマです。
こうした共通テーマを踏まえ、那覇市の密集市街地では、かつて県民の台所と呼ばれた「農連市場」などの地域資源の継承及び伝統芸能や地域行事の継承によるコミュニティの維持といった事例があり、地域の特性に応じた取組みから、大都市だけでなく地方都市も含め、今後の密集市街地再生の知見を得ることができるものと考えています。
当日は、那覇市担当者より農連市場地区における防災街区整備事業の概要や密集住宅市街地再生方針についてご説明いただき、その後、専門家等とのディスカッションを行います。
密集市街地再生に共通する課題とその対応を考察する機会は、今後の密集市街地改善を検討するうえで参考になると思いますので、ぜひご参加ください。
重点改善地区のモデル地区に位置付けられた識名Ⅲ地区の路地の様子
識名Ⅲ地区の路地の様子
識名Ⅲ地区の様子
農連市場地区市場棟(のうれんプラザ)
重点改善地区の松尾Ⅳ+Ⅴ丁目地区の様子
松尾Ⅳ+Ⅴ丁目地区の様子開催概要
| 日時 | 令和8年10月9日(金) 13:30受付開始、14:00開会 ※終了予定 オンライン参加16:40、現地会場参加18:00頃 |
| 開催方法 | 現地開催 + オンライン(Zoom)配信 |
| 現地会場 | 『樋川市営住宅集会所』(那覇市樋川2丁目10番1) ※バス停「開南」徒歩3分 |
| 内容(予定) | ・那覇市の概要(農連市場地区、密集住宅市街地再生方針ほか) ・那覇市担当者×専門家等によるディスカッション(対談形式) ・現地見学(農連市場地区及び重点改善地区) ※ 終了後、希望者による交流会(会費制 1,500円)を予定しています。 |
| 参加費 | 無料 ※交流会参加の場合は1,500円 |
お申込み
参加申込み受付は、終了いたしました。
参考情報
那覇市密集住宅市街地再生方針
密集住宅市街地の整備改善を一歩ずつ着実に進め、子どもや高齢者など誰もが安全・安心で快適に暮らせる住みよいまちとして再生していくため、平成28年3月に市民・事業者と行政の共同と参画の取組の指針となる「那覇市密集住宅市街地再生方針」を策定しました。密集住宅市街地において、ホテルやマンションの建設、老朽建物の除却など、市街地環境が変化してきていることを踏まえ、「那覇市密集住宅市街地再生方針」の改定を令和7年に行いました。
密集住宅市街地重点改善地区図農連市場地区防災街区整備事業
那覇市中心市街地の南に位置する農連市場やその周辺の商業活性化及び防災機能の改善を図るため、「人とものが行き交い、沖縄文化のなかで生き活きと住み続けるマチグヮーセンター」をコンセプトに賑わいと交流の生まれるマチグヮー空間の再生をめざし、防災街区整備事業を実施しました。

