若久団地のまちづくり

若久団地のまちづくり
若久団地地区におけるまちづくりにあたり、テーマとコンセプトを設定しました。これらは、UR都市機構と新たに整備主体となる各民間事業者がまちの将来像やまちづくりの考え方を共有するものです。これらの実現によって、まちとしてのブランディングを確立し、まちの価値を高めていくとこを目指します。そして、そこに住まわれる方々がその考え方に共感し「ずっと住み続けたい」と思ってもらえるようなまちを実現するために設定しています。
まちづくりのテーマ

四季折々の彩りと表情を見せる自然が溢れ、やわらかな丘陵地に上質でモダンなイメージのまちを実現するためのテーマです。
若久団地が生まれて約50年の間に育まれてきた、豊かな緑環境やコミュニティなどを受け継ぐ、魅力的なまちを目指しています。
また、さまざまなつながりが感じられ、安全・安心な生活が送れるまちを実現したいと考えています。
そして、実現されたまちが、まち周辺に住んでいる人、まちを利用する人たちの豊かな生活と幸せを育んで、ずっと住み続けたいと思ってもられるようなまちであり続けることを願っています。

まちづくりのコンセプト
テーマを具体的なまちづくりとして実現していく上で、以下の4つのコンセプトを設定します。

新しいまちの愛称とシンボルマーク
新しくできるまちでは、大きく成長した樹木や、当初入居から約50年間育まれてきたコミュニティなどを継承したいという想いから、新しいまちの愛称を「四季彩の丘 ワカヒサージュ」と定めました。
「四季彩の丘」はまちづくりのテーマで、やわらかな丘陵地の中に四季を感じ、自然が溢れるまちづくりを目指します。
「ワカヒサージュ」は、地域のみなさまに長年親しまれた「若久」という地名に、緑豊かなまちのシンボル「樹木」の樹(じゅ)を組み合わせた新しいネーミングです。“じゅ”は「住」「寿」も意味し、みなさまの豊かな生活と幸せを願ったものでもあります。
「四季彩の丘 ワカヒサージュ」を表現したシンボリックな筆跡のロゴマークは、福岡の著名な書道家である平松聖悟氏に作成していただきました。 「四季彩の丘 ワカヒサージュ」という愛称とともに地域のみなさまに末永く愛されるまちのシンボルとなることを願います。

景観形成指針
景観ガイドラインで、土地利用や事業主体が異なる街区ごとの建物や屋外空間等のデザインの具体的な考え方やイメージを定めています。 若久団地地区全体で一体感を保ちつつも、民間事業の独自性を最大限活かした活力あるまちづくりが実現されることを目指します。
<全体>
- 建物・付帯施設計画▷周辺と調和した緑やゆとりのある街並の形成
- 植栽計画▷四季を感じる緑のつながり

- 色彩計画▷周辺環境と調和する落ち着いた色彩の街並み
- サイン計画▷まちに一体感をもたせるサイン

- 照明計画▷やさしく迎えるあかり
- 環境配慮▷地球環境にやさしい緑豊かな地域の再生
<個別>
- 区画道路1号▷ふれあいを感じられる緑のゲートの景観
- 区画道路2号▷緑の重なりが感じられる落ち着いた景観
- 歩行者専用道路、歩行者用道路▷通学路も兼ねる、楽しく安全な歩行者中心の景観
- 街角広場、オープンスペース▷コミュニティを醸成する集いの空間

- 戸建住宅ゾーン▷緑豊かで落ち着いたヒルトップハウジング