街に、ルネッサンス UR都市機構

顔の見える近所付き合いが、暮らしの安心を結びます。

2015年03月01日


東京都立川市にあるけやき台団地では、最近団地で増えている高齢者を孤独にさせないために、団地の自主防災協議会が、棟ごとの要援護者と支援者、自治会や自主防災協議会の役員などの所在がひと目でわかる「支え合いマップ」をつくり、防災委員に配布しています。

でも、マップは持っているだけでは役にたちません。そこで、居住者同士が定期的に顔を合わす機会を増やすことで顔なじみを増やし、顔の見える関係をつくれば「支え合いMAP」がうまく機能するのではないかと考えました。そこで、自治会と自主防災協議会で協働し、「見守りと防災の拠点づくり」を開始。自治会役員や住民有志が次々に、「いきいき健康体操」「ものづくり&ティータイム」「ダンササイズ」、若い子育てママ向けの「ベビーマッサージ&ママビクス教室」、夏休みには子ども向けに「子ども広場」などを開催、今では、毎日のようにイベントが開かれるようになりました。その数は、なんと毎月30以上。

また、団地内には様々な経験とノウハウを持った人がたくさん住んでいます。そこで、誰かのために手伝えることをやる「お助け隊」を組織しました。登録者が自分の得意とする分野で、他の居住者のお手伝いをするのです。例えば、部屋の家具移動、粗大ごみの持ち出し、裁縫、家庭教師、子守りなど、その守備範囲は広範囲に渡っています。

高齢になっても、身体の自由が利かなくなっても、近くに楽しい空間があって、顔を見せないと心配してくれる仲間がいる、そして、困った時には、お互いに助け合う仕組みがあれば、安心して暮らしていける。そんな古くて新しい付き合いが、ここにはあるのです。

もしもに備える安心・安全づくり
  • 「いきいき健康体操」1時間かけてじっくり身体をほぐす。真剣な表情の参加者

  • 「ものづくりティータイム」おしゃべりが楽しい。若いお母さんも参加して、多世代交流の場にもなることがある。

  • このまま売れそうなできばえのメンバー作品の数々

  • 子育てママたちの「ベビーマッサージ」

  • 顔見知りが増え、いろんなところでつい立ち話が始まります。

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