都会の団地に田んぼができた!コメニケーションが始まっています。
2015年03月01日
東京都町田市にある町田山﨑団地では、団地の中にある未利用地(都市計画道路用地)に周辺の農家の方の協力で水田をつくりました。
初の田植は平成25年。機械が入るほど広くないので、昔ながらに苗を手植えしました。今までほったらかしの土地でしたから、水田といえども石ころがゴロゴロ。参加者のほとんどは田植初体験でしたが、石ころを取り除きつつ、泥んこまみれになりながら田植えを行いました。
お米作りは雑草との戦い。真夏の照りつける太陽の下での雑草抜きなど大変な作業が続きました。でも、通りがかりの方々と、稲作作業の大変さや稲の成長を話題のきっかけにしたコミュニケーションが生まれ、団地の中の憩の場となったのです。
こうした努力が実り、秋には、初めての稲刈りが行われ、刈り取った稲をたんぼに干す昔ながらののどかな光景が団地に出現しました。収穫後、田んぼで行った収穫祭は、格別だったでしょう。この収穫祭には、地元にある桜美林大学の学生さんが大活躍でした。
水田を舞台にしたコミュニケーションならぬコメニケーション。その後も毎年、春には田植を行っています。こうして、コメニケーションが団地の中にどんどん広がっていっています。