復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2017年03月

2017/3/19

「3.19さぁーいぐべし!」かどのわき復興まちびらきイベントが開催!

3月19日(日)、URが石巻市から受託し、復興土地区画整理事業と復興公営住宅を一体的に整備している石巻市新門脇地区において、「かどのわき復興まちびらきイベント」が開催されました。

<テープカットの様子>

当地区の復興公営住宅(151戸)が昨年12月に全て完成し、宅地や道路についてもほぼ完成を迎えたことから、被災された方々や市民の皆さまと共に、復興の進捗を感じてもらい、さらなるまちの復興の加速を目的として、石巻市とかどのわき町内会が主催、URと竹中JVが協力して開催されました。

<昨年10月に完成した「門脇東復興公営住宅61戸」>

<昨年12月に完成した「門脇西復興公営住宅90戸」>

式典で亀山紘石巻市長は「新門脇地区は、高盛土道路や防潮堤等が整備され、安心して暮らせる快適なまちとなる。この土地に戻ってきたいと思っておられるすべての方々が再建されてこそ本当の復興である。その実現に向けて皆様と一緒になって努力していきたい。」とあいさつされました。

<あいさつする亀山石巻市長>

かどのわき町内会の本間英一会長は「2014年8月の工事着手からやっとここまできた。立派になったまちなみをみて天国にいかれた方たちも今日の式典の様子を笑顔で見ていると信じている。」
とあいさつされ、「3.19さぁーいぐべし!」との掛け声で参加者らが万歳しました。

続いて、来賓として出席した渡部英二UR震災復興統括役は「事業開始から約4年という期間の中で、まちの概成にこぎ着けることができたのは、皆様方のご理解とご協力の賜物、この新門脇地区がにぎわいと活気に溢れ、笑顔で新たな生活を送られることを祈念する。」と述べました。

<祝辞を述べる渡部震災復興統括役>

ステージでは防災エンスショーやかどのわき あるあるクイズなどのイベントが行われたほか、当地区に新しくできる3つの公園名を投票で決定するサブイベントなどで、多くの来場者でにぎわいました。

新門脇地区は、防災性の高いまちづくりをするため、沿岸には7.2mの防潮堤(一線堤)と3.5mの高盛土道路(二線堤)を整備し、それより内陸側に宅地を整備します。また、日和山への避難路や復興公営住宅の最上階に備蓄倉庫を備えるなど、津波に強いまちをつくっています。

<現在の「新門脇地区」(平成29年2月撮影)>

これまでの工事は、被災者の方々にお返しする宅地整備を優先してきましたが、今後は地区南東側の道路、下水道や排水ポンプ場用地の整備を進め、平成30年度末までの事業完了を予定しています。

<「安心して住んで欲しい」と語る松原UR石巻復興支援事務所長(右端)>

URはこれからも石巻市の一日も早い復興に向けて全力で取り組んでまいります。

2017/3/14

かどのわき復興まちびらきイベントが開催されます。

宮城県石巻市とURとの協力協定のもと、復興土地区画整理事業として整備している新門脇地区において、地区内で整備する復興公営住宅(151戸)が昨年12月に完成し、宅地や道路についてもほぼ完成いたしました。
それを祝して、3月19日(日)、石巻市とかどのわき町内会が主催して、「かどのわき復興まちびらきイベント」が開催されます。
 当日は、大型テント内でステージ・出店を行うので、寒さも心配なく楽しんでいただけます。是非、復興に向けて大きく変貌した新門脇地区を見に来てください。

2017/3/03

南三陸町志津川地区で「さんさん商店街」がオープンしました!

3月3日(金)、南三陸町志津川地区でさんさん商店街がオープンしました。日用雑貨から生鮮食品、お土産などを扱う小売店舗から、理髪店や整骨院などのサービス業の店舗まで、合計28店舗が軒を並べています。

テープカットの様子

<テープカットの様子>

さんさん商店街は、東日本大震災による被災で営業が困難となった町内の店舗が集まり、仮設店舗で営業し、まちの復興の象徴となっていましたが、約10Mかさ上げした地に新たに常設の商店街としてオープンしました。 商店街の設計は、新国立競技場の設計に取り組まれている隈研吾建築都市設計事務所が手がけていて、南三陸町らしい温かみのある場所となるように設計されているとのことです。

「さんさんの日」にオープンした南三陸志津川さんさん商店街

<「さんさんの日」にオープンした南三陸志津川さんさん商店街>

式典では、主催者代表あいさつとしてさんさん商店街の三浦商店会長が「関係者の皆さまには感謝に堪えない。さんさん商店街は、地元の皆様に足を運んでもらい、楽しんでもらえるまちを目指す。町の森・里・海、そして人、これらの発信拠点となる。創造的復興を目指し、時代を背負う覚悟で元気に邁進していきたい」と関係者へのお礼の言葉とこれからの決意を述べられました。
佐藤仁(じん)南三陸町長は「さんさん商店街を早期まちびらきエリアとして整備し、関係各社には無理難題を言ったこともあったかもしれない。心から感謝申し上げる。また、商店街の店主にも弛まぬ努力に敬意を表する」とあいさつされました。

あいさつされる佐藤町長

<あいさつされる佐藤町長>

建築家の隈研吾氏は「最初に仮設商店街に訪れた時、人間の香りのする良いところだな、仮設でこんなにいい雰囲気なので、本設ではもっとヒューマンで海が近く感じられるものにしようと取り組んだ。例えば、店内外の人がうまく混ざるように商店に縁側を付属させたこと、南三陸の海をいっぱいに感じられるように建物を配置した点が特徴だと思う。また、地元の木材である南三陸杉をふんだんに使っているので木の香りのする温かさを感じてもらえたらうれしい。さんさん商店街はまちの皆さまの思いが結実して完成したものだと思っている」と祝辞を述べられました。

商店街の中央にある多目的スペース「さんさんコート」で建築家の隈研吾氏

<商店街の中央にある多目的スペース「さんさんコート」で建築家の隈研吾氏>

八幡川右側はさんさん商店街などなりわいの中心となるエリア、川の左側は防災対策庁舎を含む震災復興祈念公園として整備されます。

<八幡川右側はさんさん商店街などなりわいの中心となるエリア、川の左側は防災対策庁舎を含む震災復興祈念公園として整備されます。>

志津川地区は、町の基本方針のもと、安全な住まいの復興を最優先に整備してきましたが、昨年12月までに高台の住宅地が全て完成し、また、本年3月20日には最後となる災害公営住宅が完成しました。 一方、なりわいの復興に向けても、拠点となる商業・産業・観光などの用地の早期引渡しを進めており、この「南三陸志津川さんさん商店街」は、街に人が集まり、にぎわいとなりわいが戻る大きなきっかけになりました。
URは、これからも南三陸町の一日も早い復興にむけて全力で取り組んでまいります。