復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2015年06月

2015/06/11

いわき市豊間(とよま)地区・薄磯(うすいそ)地区どんぐりプロジェクト

津波により甚大な被害を受けた豊間・薄磯地区では、里山を切り拓き、高台を造成しています。その際、伐採してしまう木々のDNAを残して欲しいとの地元住民の要望に応えるため、里山のどんぐりを拾い、苗木に育て、整備した両地区の防災緑地や公園に植樹して、豊かな森を再生することや、住民が愛着をもてる防災緑地等をつくるための一助となることを目的とした「どんぐりプロジェクト」を推進しています。
平成27年6月11日(木)、いわき市豊間地区から約170km離れた西会津小学校で里親プロジェクトが開催されました。どんぐりプロジェクトによって育てた幼苗の里親になってもらい、育てた苗を整備が終わった両地区の防災緑地等へ移植するというものです。

平成2年の福島県小中学校音楽祭に出場した西会津町の奥川小学校の楽器が全焼した際、いわき市の小学校の楽器を借りて演奏することができたそうで、その後、いわき市の皆さまの善意で楽器購入資金を西会津町に寄贈されました。このことが縁となり、西会津町といわき市豊間小学校児童との交流が始まったそうです。

写真:どんぐりプロジェクトや震災復興事業を説明するUR職員
写真:どんぐりプロジェクトや震災復興事業を説明するUR職員

<どんぐりプロジェクトや震災復興事業を説明するUR職員>

豊間・薄磯地区は復興までまだまだ時間を必要としています。これからも皆さまの協力が必要で、応援団になってもらいたいとの思いから、この里親プロジェクトを始めました。
どんぐりの苗木を西会津で大きく育てていわきにまた返していわきの緑地を増やす災害に強いまちづくりに協力して欲しいと開会の挨拶をしました。

写真:樹木医の木田都城子先生からどんぐりの種類や育て方の説明を受けたあと、どんぐり苗木を植える児童たち

<樹木医の木田都城子先生からどんぐりの種類や育て方の説明を受けたあと、どんぐり苗木を植える児童たち>

写真:どんぐりプロジェクト参加者で記念撮影

<どんぐりプロジェクト参加者で記念撮影>

5年生からは、「豊間小学校の皆さまと交流できることを今からとても楽しみにしています。この小さなどんぐりの苗木が元気に大きくなって豊間の皆さまの役に立てるように一所懸命世話をしていきます。」
6年生からは、「お預かりしたどんぐりの苗木をしっかりと手入れをして成長した苗をいわきに届けることができるようにしたいと思います。」とそれぞれ児童から挨拶がありました。

本日、植樹したどんぐりの苗木は、早ければ平成28年3月頃から整備された両地区の防災緑地や公園へ移植する予定です。