復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2014年02月

2014/02/27

宮城県東松島市野蒜(のびる)北部丘陵地区

この橋のようなもの、いったい何だと思いますか?

土砂運搬用の巨大ベルトコンベヤー

正解は、土砂運搬用の巨大ベルトコンベヤーです。


写真:土砂運搬用の巨大ベルトコンベヤー

総延長は約1.2㎞。東松島市野蒜北部丘陵地区に、今年1月に完成しました。【写真右側の赤囲みが吐出し口です。】


一日当たり約1万立方メートルの土砂を搬出します。

写真:土砂運搬用の様子

この地区の高台の宅地造成では、310万立方メートル(東京ドーム約2.5杯分)の土砂を搬出する必要があります。このベルトコンベヤーを使えば、通常の工事で使用される10tダンプカーによる運搬よりも大幅に早く、約1年3か月で運び出すことができます。まさに、復興の加速化が見える設備です。

写真:土砂運搬用の様子

野蒜北部丘陵地区では、他にも復興の加速化に向けて、

①東松島市による土地の先行全面買収 ⇒ 早期の工事着手
②CM(コントラクション・マネジメント)方式による設計・施工一括発注 ⇒ 発注事務手続きの簡素化(期間短縮)

など、市街地の再生を早期に実現するための取り組みを実施しています。

なお、搬出した土は、大型重機で近くの仮置き場に運び、今後、内陸堤防(保安林)の盛土や浸水被害のあった土地のかさ上げに活用されます。

写真:土砂運搬用の様子

間もなく震災から丸3年がたとうとしています。被災者の皆さまが早く安心して生活できるよう、一日も早い復興に向けて、これからも東松島市、工事施工者と一丸となって全力で取り組んでまいります。





2014/02/01

塩竈市伊保石地区で復興公営住宅の入居式を開催

昨年末、安倍晋三首相が訪問された塩竈市伊保石地区の復興公営住宅(災害公営住宅)が完成し、2月1日(土)入居式が執り行われました。

写真:復興公営住宅の様子

URが宮城県内で施工する復興公営住宅のうち、最も早い完成となります。


写真:復興公営住宅の様子

住宅は全31戸(2DK13戸、3DK18戸)で、すべて木造戸建住宅です。一例として、3DKタイプをご紹介します。


写真:復興公営住宅の様子

玄関には、どの住宅も壁面に地元宮城県産材の無垢材が使用されていて、ぬくもりを感じさせてくれます。


写真:復興公営住宅の様子

玄関を入ると、廊下と2階への階段があります。



1階には

写真:復興公営住宅の様子


和室、

写真:復興公営住宅の様子

ダイニングキッチン


写真:復興公営住宅の様子

浴室、


写真:復興公営住宅の様子

洗面所と洗濯機置き場、


写真:復興公営住宅の様子

トイレがあります。


写真:復興公営住宅の様子

2階へ上がると、


写真:復興公営住宅の様子


写真:復興公営住宅の様子

洋室2部屋と、

写真:復興公営住宅の様子

納戸等として利用できるプレイルームがあります。


地区内の集会所で行われた式典には、佐藤昭塩竈市長、上西郁夫UR都市機構理事長、入居者代表らが出席しました。

写真:入居式会場の様子

佐藤市長は、「URとは、一日も早く住環境を被災者の皆さまに提供するべく、2年前に協定を締結した。当時の小川理事長からは『県内で一番早く塩竈市に災害公営住宅を提供する』と約束いただき、本日、その約束を果たしていただいた。大変感謝している。入居者の皆さまには、本日から安心して快適に暮らしを築いていただけることになる。市としては、未来に向けて希望に満ちた日々になるよう、市民に寄り添って取り組んでいく」と述べられました。



写真:挨拶をされる佐藤市長

<挨拶される佐藤市長>



上西理事長からは、「ちょうど二年前の今日、UR都市機構として、被災3県で最も早く、災害公営住宅整備に関する基本協定を締結させていただいた。今日まで、被災者の皆さまには大変お待たせしたが、宮城県下で初の、災害公営住宅入居式典を本日、無事に迎えることができたことを大変喜ばしく思っている。当機構として、この災害公営住宅に御入居される皆さまが、希望に満ちた新生活を送られることを心から祈念するとともに、改めて、宮城県及び塩竈市の復興に向けて、さらなる支援をお約束したい」と挨拶しました。


写真:挨拶をする上西理事長

<挨拶する上西理事長>


茂木(もてぎ)貴志宮城・福島震災復興支援局長から事業概要を説明した後、

画像:説明をする茂木局長

<説明する茂木局長>


入居者代表の菅原快人(かいと)君と菅原未羽(みう)ちゃんに、佐藤市長と上西理事長から鍵が渡されました。

写真:式典の様子

<鍵渡しの様子。「今日の午後に引っ越しするのがすごく楽しみ」と話してくれた快人君(左から2番目)>


写真:式典の様子

<右から2番目:佐藤市長、中央:入居者代表の子供たち、その左:上西理事長>

最後に、佐藤市長、上西理事長ら代表者によるテープカットが行われました。


伊保石地区での事業は完了しましたが、市内錦町地区及び浦戸諸島4地区の復興公営住宅整備に向けて、引続き復興まちづくりを支援していきます。

写真:式典の様子

<握手する佐藤市長(左)と上西理事長>