街に、ルネッサンス UR都市機構

宮城・福島震災復興支援本部から(2013年09月)

2013/9/27

宮城県塩竈(しおがま)市伊保石(いぼいし)地区

7月にご紹介した塩竈市伊保石地区です。

7月時点では、基盤工事の真っ最中でしたが、現在では基盤工事はほぼ完了し、住宅の建築工事に入っています。

写真:災害公営住宅の建築工事の様子1<9月現在>
写真:災害公営住宅の建築工事の様子2<7月>
写真:災害公営住宅の建築工事の様子3<9月現在>
写真:災害公営住宅の建築工事の様子4<7月>
写真:災害公営住宅の建築工事の様子5<9月現在>
写真:災害公営住宅の建築工事の様子6<7月>

当地区では31戸をすべて地元県産材を活用した木造戸建住宅で整備します。
URが宮城県内で建設する災害公営住宅では最も早く、来年2月には完成予定です。

2013/9/22

おながわさんま収穫祭2013

先月ご紹介しました女川町民陸上競技場跡地に建設中の災害公営住宅です。
この1か月で、一部が最上階の4階まで立ち上がってきました。

写真:建設中の災害公営住宅

さて、その陸上競技場跡地に程近い多目的運動場で、9/22(日)「おながわさんま収穫祭2013」が開催されました。

この日の主役は、なんと言ってもサンマ。女川町はサンマの水揚げ量で日本有数のまちということもあって、サンマの炭火焼きやサンマのすり身汁がそれぞれ3,000人分用意され、無料で配られていました。サンマの水揚げは例年より少し遅れていて、量もまだそれほど多くないそうですが、女川漁港に水揚げされたばかりのサンマはピカピカ光っていて、新鮮そのもの!そして、炭火でじっくり焼かれたサンマは脂が乗っていて、美味。サンマが焼ける香ばしい煙は会場中に広がり、殊更に食欲をそそります。

写真:おながわさんま収穫祭2013の様子1
写真:おながわさんま収穫祭2013の様子2

会場内では、サンマはもちろん、ホタテやムール貝などさんま以外の海産物や日本各地の農産物も格安で売られていて、目移りしてしまいます。

写真:おながわさんま収穫祭2013の様子3
写真:おながわさんま収穫祭2013の様子4

また、会場内に設置されたステージでは地元の小学生による太鼓演奏やご当地ヒーローショー、アイドルグループによるライブなどが朝から行われていました。

午後には、被災地応援の演歌キャラバン隊として、司会に徳光和夫さんと藤原紀香さん、歌手の五木ひろしさんらがステージに立たれました。見事な歌と楽しいトークが会場を和やかな雰囲気で包んでいました。

写真:おながわさんま収穫祭2013の様子5

このほかにも、会場の一角に設けられたサンマのつかみ取り(無料)では、子供たちが氷水の中のサンマをおっかなびっくりとしながらも、袋にいっぱい詰めていました。

写真:おながわさんま収穫祭2013の様子6

この祭は毎年開催されているそうです。
ぜひ来年も参加して、微力ながら女川町を盛り上げていきたいと思います。

2013/9/19

宮城県本吉郡南三陸町歌津名足(うたつなたり)地区

6月にご紹介した南三陸町歌津名足地区です。

9月12日に紹介した福島県新地町の愛宕東(あたごひがし)地区同様、災害公営住宅を建設するための宅地の造成工事が着々と進んでいます。

写真:歌津名足地区の様子<現地から名足(なたり)漁港をのぞむ>
地図:宅地造成工事の様子1<5月時点>

5月の時点では山を削り始めたところでした。

写真:宅地造成工事の様子2<9月現在>

4か月間で宅地の造成工事が概ね完成しつつあります。

写真:宅地造成工事の様子3<地区南側から>

他の地区同様、この地区も今夏の長雨で作業が思うようにできない期間がありましたが、それを取り戻すべく工事を進めています。

写真:宅地造成工事の様子4

宅地の造成工事はもうじき完了し、引き続き、鉄筋コンクリート造3階建て集合住宅の建設工事が始まります。

2013/9/12

福島県相馬郡新地町愛宕東(あたごひがし)地区

6月にご紹介した福島県新地町愛宕東地区です。

地図:工事の看板

前回から、3か月近く経過し、ここまで立ち上がっています。

地図:地区東側から<地区東側から>

長雨により、思うように工事が進まない時期もありましたが、施工会社そして現場の作業員の皆さんのご尽力で、このまま順調に進めば、年末には竣工の予定です。

地図:地区北側から地区内を見上げたところ<地区北側から地区内を見上げたところ>

そして、竣工となると、URが受託し建設している災害公営住宅では、福島県内初となります。

地図:地区南側から<地区南側から>

2013/9/2

石巻市半島部における復興整備事業工事発注支援に関する相互協力協定調印式

東日本大震災により甚大な被害を受けた石巻市において、URは復興まちづくり事業を支援しています。国土地理院の資料によると、石巻市は津波による浸水被害面積が被災3県の市町村の中で最も広い73km²でした。

既にURは石巻市中心部にて、復興まちづくり事業1地区(約24ha)及び災害公営住宅6地区(約230戸)の整備を支援しています。一方、石巻市は市中心部以外の5つのエリアにおいても、計46地区で復興整備事業を計画しており、このうち19地区で工事を発注しています。

地図:UR都市機構による復興支援地区

9月2日(月)、市とURは、工事未発注の27地区の復興整備事業を一体的に進めるべく、工事発注支援等に係る相互協力協定を締結しました。URは、市の技術職員の不足を補い、市が円滑に工事発注を進められるよう、工事発注業務(工事費積算、発注関連図書作成、提案書審査など)等を支援していきます。これにより、石巻市の復興まちづくりのスピードアップが図れます。

調印式で亀山市長は、「震災発生以降、URには多大な人的支援をいただき、大変感謝している。本日の相互協力協定により、半島部における復興整備事業の工事発注支援をしていただくことで、より的確に、より安全に工事を進め、一日でも早く事業が完了することを期待する。」と挨拶されました。

写真:中央 挨拶される亀山石巻市長<挨拶される亀山石巻市長(中央)>

URの松田復興支援統括役は、「石巻市とは平成24年10月に復興まちづくりの推進に関する覚書を交換しており、既に復興まちづくり事業や災害公営住宅の整備に取りかかっているところであるが、本日の協定締結により、半島部における復興まちづくりを円滑に進めるべく、工事発注支援業務を行っていくことになる。これまでに培ってきた経験やノウハウを最大限に発揮し、一日でも早い石巻市の復興を実現できるよう、精一杯支援していく。今月から業務を実施する。」と述べました。

写真:挨拶する松田復興支援統括役<挨拶する松田復興支援統括役>

最後に、二人はがっちりと固い握手で、今後の復興まちづくりの更なる迅速化を誓いました。

写真:亀山石巻市長(中央)と松田復興支援統括役(左)

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