復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2016年11月

2016/11/27

いわき市豊間地区で住民向け現地見学会を開催

11月27日(日)、URが復興支援を進めるいわき市の豊間地区において、地元の豊間区主催により現地見学会が開催されました。

見学会会場となった豊間地区北高台エリア

<見学会会場となった豊間地区北高台エリア>

この現地見学会は、北高台エリアの造成工事が進む中、完成宅地の引渡しを受ける前に「新たな住宅の建築計画の参考にしたい」「高台からの眺望等を事前に確認したい」との住民の方々の声を受け、地元の豊間区が主催したものです。
当日は、約50組100名を超える方が参加され、いわき市、UR、豊間・薄磯震災復興JVが工事の進捗状況や今後の進め方を説明し、造成が進んでいる北高台エリアを参加者の皆さまに見ていただきました。

会場受付にて資料を受け取る参加者の皆さま

<会場受付にて資料を受け取る参加者の皆さま>

あいさつされる遠藤区長(写真中央)

<あいさつされる遠藤区長(写真中央)>

開催にあたり、遠藤豊間区長が見学会の主旨を説明し、「自宅を再建するイメージを持ってほしい」とあいさつがありました。

宅地の整備状況など熱心に聞かれている参加者の皆さま

<宅地の整備状況など熱心に聞かれている参加者の皆さま>

それぞれ自宅の再建を予定している区画を確認していました

<それぞれ自宅の再建を予定している区画を確認していました>

工事担当から造成状況を聞いている様子、場所をイメージしやすいように目印を立てました

<工事担当から造成状況を聞いている様子、場所をイメージしやすいように目印を立てました>

資料を見ながら、造成中の現地を確認している参加者のみなさん

<資料を見ながら、造成中の現地を確認している参加者のみなさん>

このエリアからは、サーフィンで賑わう豊間海岸を眺めることができます

<このエリアからは、サーフィンで賑わう豊間海岸を眺めることができます>

参加者の方々からは、「現地を見ることができ、眺望や海からの風対策など家を建てる時の参考になった。」「早く完成するといいね、よろしく頼みます」など感謝の言葉をいただきました。

URは、被災された皆さまからの期待を励みに、今後もいわき市の復興に向け尽力いたします。





2016/11/20

どんぐりプロジェクト豊間・薄磯防災緑地植樹祭

いわき市豊間・薄磯地区ではURが福島県から受託して防災緑地の整備をしています。11月20日(日)、平成25年から3年の間、盛土工事を進めてきて、ようやく最初の木を植えられる日がやってきました。

盛土工事が完了した防災緑地

<盛土工事が完了した防災緑地>

この日を目標に、3年前から地域の皆様や地元の小中学生、地区を支援するボランティア、行政関係者、神奈川県藤沢市や西会津の小中学生など協力により、山で拾ったどんぐりの実の里親となって約3千本の苗木が育てられてきました。
植樹祭は午前に豊間、午後に薄磯で各区の主催により開催され、豊間には約230人が、薄磯には180人が訪れ、各地で成長した苗木をも含む2,600本の植樹を行いました。

開式にあたって、豊間区の遠藤区長からは「10年先、20年先、この地域に住む人たちが安心して暮らせるような大きな防災緑地になることを夢見ながら木を植えていきたい」、薄磯区の鈴木区長からは「大切に育ててきた苗を自分の子どものように植えてほしい」とあいさつがありました。

開式のあいさつをする豊間区 遠藤区長

<開式のあいさつをする豊間区 遠藤区長>

開式のあいさつをする薄磯区 鈴木区長

<開式のあいさつをする薄磯区 鈴木区長>

続いて、いわき市の清水市長からは「市内外のボランティアなどに育てられたこの苗が大きく育ち、いわき市を代表するほどの緑地帯にしていってほしい。」と祝辞がありました。

いわき市 清水市長

<いわき市 清水市長>

記念植樹の様子

<記念植樹の様子>

代表者による記念植樹を行った後、樹木医から苗の植え方の説明を聞いて、参加者全員で50cmから1m程に成長したコナラやスダジイの苗を植えていきました。参加者の小学生は「苗が僕たちと一緒に成長していって復興につながってくれれば嬉しい」と話をしてくれました。

移植ごてで20cm程度の穴を掘り植えていきます

<移植ごてで20cm程度の穴を掘り植えていきます>

豊間では1100本、薄磯では1500本の苗を植えました

<豊間では1100本、薄磯では1500本の苗を植えました>

最後に、参加者全員で集合写真を撮り、復興の節目を胸にきざむとともに、今後の地区の再生を祈念して結びとなりました。

参加者の皆で集合写真

<参加者の皆で集合写真>

植樹祭記念標柱

<植樹祭記念標柱>

防災緑地事業の完成目標は豊間30年度、薄磯29年度。URは引き続き、両地区の復興に向けて全力で取り組んで参ります。





2016/11/12

「おらほの壁ワークショップ」を開催!(女川駅北地区災害公営住宅)

11月12日(土)と20日(日)、女川町で災害公営住宅へ入居を予定されている皆さま向けの顔合わせ会と当団地内に飾るスペインタイルの壁画制作のワークショップが開催されました。

ワークショップの様子

<ワークショップの様子>

このイベントは来年2月に女川駅北地区災害公営住宅へ入居を予定されている皆さまを対象に、入居説明会に併せて女川町とURが共催で企画した催しです。事前に交流を深めることで、入居後に少しでも早く安心して生活できるように、また、新しい住まいとなる団地への愛着を育んでいただければとの想いで企画されました。

スペインタイル壁画のワークショップは、入居予定の棟ごとにテーブルを囲んで行われた顔合わせ会の後に、みなとまちセラミカ工房さんのご協力をいただき実施されました。

顔合わせ会の様子。笑い声の絶えないにぎやかで楽しい会場でした

<顔合わせ会の様子。笑い声の絶えないにぎやかで楽しい会場でした>

みなとまちセラミカ工房さんは震災後に「色を失くした街をスペインタイルで彩る」という夢を掲げ、女川町でスペインタイルを制作する活動をしています。(みなとまちセラミカ工房さんについて詳しくお知りになりたい方はこちら新しいウインドウを開きます。をご参照ください。)

ワークショップでは、10cm四方のタイルに釉薬(ゆうやく)で色を付ける作業を参加者で行いました。全てつなぎ合わせると震災以前の女川町の街並みを表す壁画(縦1.2M、横1.3M)になります。

色付け前のタイル(左)と完成イメージを貼り付けたタイル(右)。イメージ図の上からシャープペンシルで枠をなぞった後、色づけをします

<色付け前のタイル(左)と完成イメージを貼り付けたタイル(右)。イメージ図の上からシャープペンシルで枠をなぞった後、色づけをします>

色付けの様子
色付けの様子
色付けの様子

<色付けの様子>

色付け作業を終えたタイル

<色付け作業を終えたタイル>

参加者の皆さまからは「皆さんと会って話すことができてほっとした。少しずつ仲良くなれたら」「完成後に自分が作ったタイルを見つけるのが楽しみ」などの嬉しいお言葉をいただきました。

二日間で4回行われたワークショップに参加された皆さまによって、全てのタイルの色付けが完了しました。

色付後は、みなとまちセラミカ工房さんに焼き上げていただき、入居者の交流の場となる団地内のコミュニティーボックスに壁画として飾られる予定です。

完成イメージ図。完成したスペインタイルの壁画のお披露目が待ち遠しいです

<完成イメージ図。完成したスペインタイルの壁画のお披露目が待ち遠しいです>

スペインタイルの壁画でコミュニティーボックスが彩られ、入居される皆さまがより良い生活を送られるように、引き続きURは女川駅北地区災害公営住宅の整備を進めてまいります。

整備が進む女川駅北地区災害公営住宅

<整備が進む女川駅北地区災害公営住宅>

2016/11/01

女川町西区地区災害公営住宅建設工事が始まりました!

11月1日(火)、雨降って地固まるとのことわざもあるように縁起がいいとも言われている雨の中、女川町西区地区災害公営住宅建設工事の起工式が実施されました。
当地区は、女川町での災害公営住宅整備事業では、運動公園住宅、荒立・大道①、駅北地区、ずい道地区に続いて5地区目の着工となり、5階建て52戸の住宅を平成29年11月に竣工の予定です。

本資料の内容は現時点のものであり、変更される場合があります。

<本資料の内容は現時点のものであり、変更される場合があります。>

建設予定地

<建設予定地>

式典で女川町の須田善明(よしあき)町長は、
「西区地区の住宅が入居となる時期には、震災から起算すれば7年前後の時間が経つことになり、住民の皆様にはこの苦しい期間を今も我慢していたただいているところです。住宅も町そのものも一新され、誰もが住みよい町、そして、ここで暮らす、また訪れる人がが笑顔になるまちをつくっていくよう、この復興事業を進めてきたところです。本事業の推進を通じ、女川町の活力の源をつくっていただきたい」とあいさつしました。

鍬入れ(斎鎌(いみかま))を受け取る須田女川町長

<鍬入れ(斎鎌(いみかま))を受け取る須田女川町長>

続いて、UR宮城・福島震災復興支援本部の佐分(さわけ)本部長は、
「計画にあたり、井戸端コーナーを設けた「交流のエントランス」や、四季の移ろいを感じていただけるような樹木や草花を植えた「コミュニティゾーン」などを設け、当団地内や周辺の戸建住宅等にお住いの方々とのコミュニケーションを育んでいただけるようにしている。まずは、何よりも安全第一、そして一日も早く被災された皆さまにご入居いただけるよう、全力を尽くしていく」と述べました。

鍬入れ(斎鍬(いみくわ))を行うUR佐分本部長

<鍬入れ(斎鍬(いみくわ))を行うUR佐分本部長>

地区の北側から見た完成予想図

<地区の北側から見た完成予想図>

国道398号バイパスから4~6m高台にある住宅地に建設される

地区の南側からの完成予想図

<地区の南側からの完成予想図>

エントランスにはベンチなどを設置した井戸端コーナーを計画、日向ぼっこや夕涼みをしながら、コミュニケーションを育んでいただけます。(住棟中央部)
エントランス前にはイベントの開催が可能な広場や共同花壇を整備して、コミュニティーゾーンとして団地内外の地域住民との交流に寄与します。

左から須田女川町長、UR佐分本部長

<左から須田女川町長、UR佐分本部長>

URは引き続き、女川町の一日も早い復興へ全力で取り組んで参ります。