復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2017年10月

2017/10/15

野蒜ケ丘まちびらきまつりが開催されました

10月15日(日)、東松島市から受託し整備をしている野蒜ケ丘(野蒜北部丘陵)地区で、新しいまちの誕生を祝う「野蒜ケ丘まちびらきまつり」が開催されました。宮野森小学校の生徒によるふるさと宮野森太鼓で幕を開け、野蒜市民センター周辺にステージやブースが設置された会場は大いににぎわいました。

<宮野森太鼓を披露する生徒たち>

開会セレモニーで、野蒜ケ丘まちびらきまつり実行委員会の早川宏委員長は「野蒜ケ丘はやっと落ち着き、皆さんの絶え間ない笑顔が見られるようになってきた。最後となった災害公営住宅も8月に入居してこれで全員そろい、再出発のスタートを迎えることができた」とあいさつされました。

続いて、野蒜北部丘陵振興協議会の齊藤均会長は、「9月に野蒜の高台にも3つの自治会が立ち上がり、いよいよ動き出す。野蒜元地の方々とも一体となって野蒜復興に向かっていきたい。」とあいさつされました。

東松島市渥美巖市長は「新しく野蒜ケ丘に住まい、新しいコミュニティをつくり、そして新たしい歴史をつくっていくのが皆さま方です。みなさんで大いにこれからもつくりあげていただきたい」とあいさつされました。

<新たなまちの門出に見立てた扉を開くセレモニー>

当地区は、市内7つの防災集団移転団地のうち、最大規模の土地区画整理事業で、計画戸数448戸(防災集団移転278戸、災害公営住宅170戸)と、91.5haの復興市街地整備事業です。

特別名勝松島から造成地が見えないなど景観に配慮し、最大の課題であった土砂搬出はベルトコンベアを活用したスピードアップを図り、平成27年5月のJR仙石線の全線運転再開を皮切りに、平成28年11月にはすべての宅地の引き渡しが完了しました。災害公営住宅は今年6月に第Ⅰ期82戸、8月に第Ⅱ期88戸の引渡しが完了し、URとしても同市における復興支援事業がすべて完了いたしました。

<着手前(平成24年8月)>

<宅地引渡し完了時(平成28年11月)>

<JR仙石線運転再開式典(平成27年5月)>

<災害公営住宅第Ⅰ期鍵引渡し式(平成29年6月)>

<ベルトコンベア>

<災害公営住宅第Ⅱ期鍵引渡し式(平成29年8月)>

URは、野蒜北部丘陵振興協議会から、東日本発災後6年にわたる住環境整備に尽力したとして感謝状をいただきました。

UR松原弘明東松島復興支援事務所長は、「被災された方々が、一日でも早く安心・安全な高台のまちへ移転していただけるよう、東松島市や地元協議会、工事関係者の方々とともに一丸となって事業を進めてきました。これからは地域の皆さんの力でこの野蒜ケ丘が大きく発展していくことを願っています」と語りました。

<左からUR東松島復興支援事務松原所長、野蒜北部丘陵振興協議会 齊藤均会長>

URは引き続き、被災地の一日も早い復興に全力で取り組んでまいります。