復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2017年02月

2017/2/26

女川駅北地区(大原住宅)で入居が始まりました。

2月26日(日)、女川駅北地区(大原住宅)の災害公営住宅(145戸)の入居式が行われました。

式典でのテープカット

<式典でのテープカット>

URとしては、女川町では「運動公園住宅」200戸、「堀切西住宅」18戸に続いて、3地区目の災害公営住宅の引き渡しとなりました。当地区は鉄筋コンクリート造5階建て5棟で、女川町の中心部と海を一望できる場所に位置する145戸の住宅です。
女川町の須田善明町長は、「地域の皆さまと顔合わせやいろいろなきっかけを見つけていただいて、まずは良い環境をつくっていただきたい。一歩外に出て、積極的な活動をすることが、町の活力になっていく。町としても一緒になって歩んでいくので、町の伸展へお力添えをいただきたい」と挨拶されました。

挨拶する須田女川町長

<挨拶する須田女川町長>

UR宮城・福島震災復興支援本部の佐分本部長は、『「女川町まちづくりデザイン」にも位置づけられている「眺望軸」を中心に建物を配置し、日々の生活において海を感じていただける住宅を目指した。また、談話室などが配置された独立棟のコミュニティボックスを計画し、住民の皆さまに作成いただいた「おらほの壁画」を掲げた。お祭りなどのイベントなどの際に活用いただき、コミュニティづくりの一助となることを期待する』と述べました。
おらほの壁画は、当住宅へ入居を予定されている皆さまを対象に、女川町とURが企画したワークショップで制作されたスペインタイルの壁画です。事前に交流を深めることで、入居後に少しでも早く安心して生活できるように、また、新しい住まいとなる団地への愛着を育んでいただければとの想いで企画し、住民の皆さまがスペインタイル一枚一枚に色を付ける作業を行いました。おらほの壁画には震災前の女川町の風景が描かれています。

「おらほの壁画ワークショップ」の様子

<「おらほの壁画ワークショップ」の様子>

※詳しくは、こちらで紹介しております。
http://www.ur-net.go.jp/saigai/letter/letter_mf201611.html#mifu20161112

日常の生活に海を感じられるよう「眺望軸」を中心に建物を配置

<日常の生活に海を感じられるよう「眺望軸」を中心に建物を配置>

コミュニティボックス

<コミュニティボックス>

左から須田女川町長、佐分本部長

<左から須田女川町長、佐分本部長>

URは、引き続き「ずい道地区」、「西区地区」及び「荒立・大道③地区」においても、災害公営住宅の整備を進めています。一日でも早く、安全で快適な住宅をご提供できるよう全力で取り組んでまいります。

2017/2/19

いわき市薄磯地区 中街つつじ公園 鶴岡八幡宮「段葛(だんかずら)」つつじ復興祈念植樹祭

神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮の段葛(参道)。この改修に伴って植え替えされるつつじを被災地に寄付しようという取組が八幡宮で行われています。 八幡宮が被災者を招いた研修会に参加した地元の親子の「薄磯につつじを受け入れたい」と申し出た縁で、地区内の公園に移植することとなりました。

移植先の中街つつじ公園の様子

<移植先の中街つつじ公園の様子>

移植先については、「震災前の薄磯」と「元々つつじがあった鎌倉」の両方を思い起こせるようなデザインにできないかと検討を重ね、津波で流出した庭石で参道を模した花壇を、薄磯の平場と高台をつなぐ公園の階段脇につくることで、地域のシンボルになってほしいとの思いを込めて整備を進めてきました。

移植先の中街つつじ公園の様子

<移植先の中街つつじ公園の様子>

薄磯地区の全景。赤丸で囲った箇所が中街つつじ公園

<薄磯地区の全景。赤丸で囲った箇所が中街つつじ公園>

植樹祭では鶴岡八幡宮の𠮷田茂穗(しげほ)宮司から薄磯区の鈴木幸長(ゆきなが)区長へつつじの贈呈がなされ、宮司からは「八幡宮の大イチョウが倒れたのは震災のちょうど1年前で、復興には強い想いを持っていた。その想いを今日薄磯につなぐことができてうれしく思う」とあいさつがありました。

つつじを贈呈する𠮷田宮司(左)と受け取る鈴木区長

<つつじを贈呈する𠮷田宮司(左)と受け取る鈴木区長>

その後、代表者による記念植樹と、地域住民やボランティアの方々など参加者150人での全体植樹を行い、無事に移植を完了させることができました。

記念植樹をする𠮷田宮司(左から2人目)や鈴木区長(右から2人目)ら

<記念植樹をする𠮷田宮司(左から2人目)や鈴木区長(右から2人目)ら>

全体植樹の様子

<全体植樹の様子>

参加者の皆で集合写真

<参加者の皆で集合写真>

植樹したつつじ(高台エリアより)

<植樹したつつじ(高台エリアより)>

薄磯地区の次なる目標は全宅地の完成と東北随一の海水浴場の再開。これに向けて宅地や施設整備を急ピッチで進めています。平成29年の夏には皆様へ良いご報告ができるよう引き続き全力で復興に取り組んで参ります。

薄磯海岸と塩屋埼灯台

<薄磯海岸と塩屋埼灯台>