街に、ルネッサンス UR都市機構

宮城・福島震災復興支援本部から(2013年06月)

2013/6/27

福島県相馬郡新地町愛宕東(あたごひがし)地区

仙台から車で南へ。仙台東部道路、国道6号線を使って、車で1時間と少し走ると、宮城県と接する福島県相馬郡新地町に到着です。新地町では、震災により100名余りの方が亡くなり、住宅約600棟が全壊または半壊という被害を受けています。

写真:太平洋岸、釣師浜海浜公園・釣師浜漁港周辺<太平洋岸:釣師浜海浜公園・釣師浜漁港周辺>

URは、海岸から約2km離れた高台の傾斜地に愛宕東地区災害公営住宅を建設しています。

今年の2月に着工し、現在、建物の基礎工事の真っ最中です。

写真:着工前<着工前:奥の建物は尚英中学校>
写真:工事中<現在>
写真:工事中・中学校側<中学校側から見下ろしたところ>

この地区には、鉄筋コンクリート造3階建ての集合住宅4棟30戸に加え、居住者の皆さんを中心に地域の住民の皆さんとのふれ合いの場となる集会所、広場を整備します。

写真:地区模型<完成イメージ:上が中学校>

現在、急ピッチで工事を進めており、URが福島県内で建設する災害公営住宅では最も早く、今年の年末には完成する予定です。

写真:工事現場

2013/6/17

宮城県本吉郡南三陸町歌津名足(うたつなたり)

防災対策庁舎の残る志津川地区から北東へ車で30分ほど。URが災害公営住宅の建設を進めている歌津名足地区に到着しました。

写真:歌津の海と丘

海を望む小高い丘に、災害公営住宅建設を進めるもう一つの地区入谷桜沢地区同様、急ピッチで建設中です。

写真:工事現場

URでは3階建集合住宅2棟(28戸)と集会所を建設します。

写真:基礎工事

今年2月に着工し造成工事を進めていますが、いよいよ今夏からは集合住宅等の建設工事が始まります。
平成26年夏には入居開始が予定されています。

2013/6/14

宮城県本吉郡南三陸町入谷桜沢(いりやさくらざわ)

仙台から三陸自動車道を経由して、車で約2時間。被災した南三陸町役場防災対策庁舎の残る志津川地区の中心部に到着しました。南三陸町は、死者・行方不明者が約800名、町全体の約6割に当たる3,300戸余りの建物が被害を受けました。

写真:防災庁舎<防災対策庁舎>

写真中央が志津川地区の中心部です。曇って見えませんが、奥が志津川湾です。

写真:志津川地区中心

ここから志津川湾を背に車で5分ほどの山あいに、※災害公営住宅を建設している入谷桜沢地区があります。

※災害公営住宅とは、自ら住宅を確保することが困難な被災者向けに、良質で低廉な家賃で賃貸する公的住宅のことです。

現在、急ピッチで造成工事が進められています。

写真:建設現場

URでは、3階建集合住宅2棟(42戸)と集会所を建設します。

写真:建設現場の重機

平成26年夏の入居開始が予定されています。

2013/6/5

福島県いわき市豊間(とよま)地区 (UR都市機構は豊間地区(56ha、地権者数約570人)の復興まちづくりをいわき市と協力して推進しています。)

薄磯(うすいそ)地区から、故美空ひばりさんの歌詞にも入っている塩屋崎(しおやざき)(右:塩屋埼灯台)を挟んで南に1km程。いわき市内で事業の受託施行を予定しているもう一つの地区、豊間地区にやって来ました。

写真:豊間地区

海を眺めると砂浜が広がり、サーフィンを楽しんでいる人がいて、平穏そのものです。
しかし、地区内に一歩足を踏み入れれば津波被害の甚大さに衝撃を受けます。

写真:地区内1

海水浴客の受け入れ先として形成されていたまちなみは、その多くが基礎部分を残すのみとなっています。

写真:地区内2

薄磯地区同様、後方の2つの小高い山を削って高台を造成するとともに、その削った土を活用して津波被害を防ぐための防災緑地(海水面からの高さ約10m)を作る計画です。

写真:小高い山1
写真:小高い山2

こちらはかさ上げした後の防災緑地の高さをイメージしやすいように、原寸大で鋼管パイプを組み上げたものです。
現在、福島県が地元住民の方々とともに防災緑地ワークショップ(全4回)を開催しています。

写真:防災緑地をイメージした組パイプ
写真:防災緑地をイメージした組パイプ拡大

豊間地区も、現在土質調査などを実施しており、年末には工事が始まる予定です。

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