復興支援だより 宮城・福島震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2014年04月

2014/04/12

いわき市豊間(とよま)地区・薄磯(うすいそ)地区苗木採集プロジェクト

先日レポートしました「どんぐりプロジェクト」に引き続き、4月12日(土)に豊間地区・薄磯地区で「苗木採集プロジェクト」を行いました。本プロジェクトは、高台造成に伴ってやむなく失われる地域の豊かな自然を可能な限り元通りに戻し、そして、多様性を持った森を育てて後世に継承していくことを目的としています。そのために、地区内に自生する様々な種類の木を残すよう、地元の皆さまと一緒に、満開の山桜を楽しみながら樹木の苗の採集を行いました。

写真:満開の山桜



この日は、20名余りの地元の方々に集まっていただきました。
はじめに、福島県やURの職員から本プロジェクトの説明を行い、続いて地元の樹木医である木田先生から苗の採り方を説明していただきました。

写真:プロジェクト説明風景


山への入口に向かう途中、薄磯地区の工事現場では、建物の基礎撤去と合わせて、杭の引き抜き作業が進んでいました。

写真:杭



山の中では、地主さんの許可を得て斜面に生えている10cm~1m弱の苗を、シャベルで土ごと採集しました。

写真:採集のシーン

写真:山道



山から下りると、皆で採った苗をポットに植え付けました。

写真:ポットへの苗植え付け



タブやトベラなど常緑の樹種を中心に、合わせて約300本の苗を採ることができました。

写真:採集したたくさんの苗

本日採った苗はどんぐりと一緒に、防災緑地や公園に植えることができるようになるまで、事務局で大切に育てていきます。

写真:参加者集合

<参加者の皆さまと一緒に>




2014/04/10

福島県伊達郡桑折町(こおりまち)桑折駅前地区で工事安全祈願祭

仙台から車で南へ。東北道で1時間ほど走ると、宮城県と接する福島県伊達郡桑折(こおり)町に到着です。桑折町は内陸部にあるため、津波による被害はありませんでした。しかし、福島県によると、桑折町における震災により、住宅約1,400棟が全半壊または一部破損という被害を受けています。(平成26年4月現在)

3/25(火)、JR東北本線「桑折」駅からほど近い場所で桑折駅前地区災害公営住宅の工事安全祈願祭が執り行われました。

地図:桑折町

地図使用承認©昭文社第53G125号



この土地は福島蚕糸工場跡地であり、その活用法を見出そうとしていた矢先に東日本大震災が発災し、跡地の一部に応急仮設住宅300戸が建設されました。そこでは、桑折町民だけでなく、原子力災害被災者である浪江町民も避難生活を送っています。災害公営住宅は、残った土地1.4haに2階建て木造戸建住宅47戸を建設します。そのうち25戸は浪江町民向けとなっています。

写真:敷地西側から望む

<敷地西側から望む>


あいさつで髙橋宣博桑折町長は、
「災害公営住宅建設に当たっては、URの卓越した技術に信頼と期待を寄せている。一日も早い完成が復興への大きな一歩となる。町民の皆さんが復興を実感できるまで、全力で頑張っていく」と述べられました。

写真:髙橋桑折町長

<髙橋桑折町長>



続いて、小山潤二UR震災復興推進役は「昨年8月に桑折町から災害公営住宅建設の要請をいただき、これまで調査、測量、設計を進めて、関係機関と協議を重ねてきた。新たに建設する住宅では家族の団らんの輪が、住宅と共に整備する集会所では周辺住民の皆さんと交流の輪が広がることだろう。桑折町及び浪江町の皆さまが安心して豊かに過ごせる空間を一日も早く完成できるよう、全力を挙げて取り組む」とあいさつしました。

写真:小山UR震災復興推進役

<小山UR震災復興推進役>



また、浪江町を代表してあいさつされた檜野(ひの)照行浪江町副町長は、
「現在、桑折町では約400名の浪江町民が避難生活を送っているが、浪江町民にとって大変喜ばしい一日となった。桑折町民の皆さまには、家族のような温かい心で迎え入れていただき、大変感謝している。これから完成まで、我が家を建てるような気持ちで見守ることになるだろう。改めて御礼申し上げる」と述べられました。

写真:檜野浪江町副町長

<檜野浪江町副町長>



来年3月の竣工という大変厳しいスケジュールですが、町、施工業者の渋谷建設株式会社、そして周辺住民の皆さまのご理解、ご協力を得ながら着実かつ迅速な建設工事を進めていきます。

写真:左から、檜野浪江町副町長、髙橋桑折町長、小山UR震災復興推進役

<左から、檜野浪江町副町長、髙橋桑折町長、小山UR震災復興推進役>


写真:完成予想模型

<完成予想模型>