INTERVIEWインタビュー

受注者から発注者の立場へ。
大規模改修の0→1に挑戦。

技術系総合職・建築設備(保全)M.K2018年入社(中途)/ 千葉県出身

2020年10月取材

挑戦しがいのある仕事と、働きやすい環境を求めて。

私はゼネコン出身で、工場、駅、病院などさまざまな施設の設備施工管理や設計・積算を手掛けてきました。そうした仕事にやりがいを感じる一方で、経験を重ねるほど、「仕事を請け負うだけでなく、もっと上流からモノづくりに携わりたい」という気持ちが強くなっていきました。

それに、プライベートの面でも結婚の予定があったため、今後のキャリアと人生を真剣に考え、転職を決意。チャレンジしがいのある仕事と、ワークライフバランスが整った環境を求め、転職サイトをくまなくチェックして、URの情報に辿り着いたのです。

実は前職で関西に赴任していた時、大阪市内の駅前で、URが進める大規模な再開発計画の現場を目にしたことがあったんです。その時は、「こんな大型プロジェクトを手掛けているのか」と驚きましたし、発注者の立場で携わることが出来たら絶対に面白いと思いました。それに、知り合いを通じてURの職員と出会い、詳しい話を聞くと、待遇面や労務管理も徹底されているとのこと。まさに私が希望していた通りの職場だったので、迷いなく転職を決意できました。

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培ってきた経験を活かし、より良い水環境を整備。

入社後は、主に東京・埼玉エリアの団地を担当し、給水設備の保全・改修業務に取り組んでいます。もともとURの団地は、屋外空間や団地の建屋内に大型の受水槽を設置し、そこに溜めた水を各家庭に供給していましたが、近年では設備の老朽化に伴い、タンク不要の最新給水ポンプへのリニューアルを推進しています。より安全で、衛生的で、維持管理もしやすい給水環境づくりを進めています。

こうした中で、私は保全工事の計画段階から参画し、外部の設計事務所と協力して図面を作成する設計業務から、工事業者への工事発注・監理まで、プロジェクトの川上から川下を一貫して担当。前職で培った工期や予算に関する知識はもちろん、「現場からの質問は保留にせず、いち早く返答する」といった受注者側が動きやすい環境づくりなど、これまでの経験を無駄なく活かすことが出来ています。

一方で、設計段階で0から1を生み出す作業には、発注者ならではの難しさを感じることもしばしば。特に難易度が高かったのが、入社2年目に担当した築50年以上で700戸以上の団地の共用給水管に関する改修工事です。新たな配管をどこに通すべきか、どうすれば居住者に極力ご迷惑をかけずに工事が出来るのか、何度も何度も現地調査を行い、経験豊富な上司のアドバイスも仰ぎながら、ベストなプランを練っていきました。その結果、工事開始後は大きな問題なく進み、自分の思い描いたものが無事に完成した時は、これまでにないやりがいを感じましたし、自信にも繋がりましたね。

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安心の職場環境で見えてきた、キャリアの目標とは。

URへの転職を通して変わったことは、他にもあります。例えば、各団地の保全計画が年度単位で定められているため、プロジェクトの準備期間や繁忙期などのスケジュールを把握しやすい点。「突発的な案件対応に右往左往する」といったこともありませんし、業務の優先順位付けや日々のスケジューリングもしやすいおかげで、肉体的・精神的な負担が全然違いますね。私の場合、転職後すぐに結婚したのですが、休日もしっかり取れるため、家族の時間も大切に出来ています。

また、安心して働けるおかげで、将来的な目標も見えてきました。それは今後もワークライフバランスを充実させながら、より大規模なプロジェクトの計画・開発や設計を任される存在を目指すこと。機械設備に関する技術面での知識とアウトプットは着実にレベルアップしていますが、これからは収益計画など経営面のスキルも身に付けていきたい。そして、より上流の工程に携わり、お客様によりよい住環境を提供できる技術者に成長していきたいです。

転職を検討中の方には、「自分なりの考えを持って、意見やアイデアを発信出来る方には、きっといい職場になる」とお伝えしたいです。我々は発注者ですので、受け身にならず自らプロジェクトを推し進める姿勢が欠かせません。だからこそ、積極的に動ける方と一緒に切磋琢磨していけたら嬉しいです。

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1日のタイムスケジュール例

  • 08:15出勤(始業時間変更制度活用)
  • 08:30担当している物件の設計や工事について関係者への指示出し
  • 12:00昼食
  • 13:00設計のための現地調査、発注している工事が動いているときは会議のために外出
  • 16:40退勤

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