技術系総合職・土木(設計)H.U|人を知る|中途採用サイト|UR都市機構

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INTERVIEWインタビュー

土木のこの規模だからこそ、
求められるバランス感覚。

技術系総合職・土木(設計)H.U2014年入社(中途)/ 静岡県出身

2020年10月取材

都市再生

再開発事業の一番初めの工事を担う。

前職は高速道路の管理会社で、道路を専門とする土木の仕事をしていました。道路工事に関する経験を積んだ中で、これから道路を含めた総合的な工事・設計に携わることができればと考えていたところ、友人から勧められたのがURでした。URはニュータウンや団地のイメージが強かったですが、調べると多岐にわたるプロジェクトがあり、都市の再開発や被災地の復興をしていることを知りました。「自分もURに入れば、いろいろなことができるかもしれない」――そう思ったのが、転職の決め手となりました。

今、私が「長岡市大手通坂之上町地区」の再開発事業で担当しているのは、基盤整備工事です。再開発事業の一番初めの大きな工事で、元々あった建物を解体してインフラを撤去し、周辺の道路・インフラ等を整備するのが主な内容。工事自体はゼネコンが行いますが、私は、工事が円滑に進むよう関係機関等との調整・協議、課題整理・解決、執行管理等が主な業務。加えて基盤整備工事で地権者さんと良い関係ができないと、その後の建設工事がうまくいかなくなるので、地権者さんとの関係づくりも重要となってきます。

以前の職場では工事事務所にいたので現場に関することは色々見てきましたが、解体工事は今回が初めてです。それでも、研修のような形で、いろいろな現場を見させていただく機会があり、事前知識を蓄えた上で、安心して仕事に臨むことができました。

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土木の現場で求められる工夫とバランス。

長岡での基盤整備工事の難しいところは、工期と予算と環境負荷のバランスを見て工事を進めること。現場周辺は商店街なので、店舗や住宅などが混在しています。そのような建物の密集した現場で、どうすれば工事の音や振動等の周辺への影響を少しでも小さくすることができるかは日々考えており、低騒音・低振動の重機を用いるのは当然のこと、さらに影響の小さい工法が採用できないか検討しています。工事現場周辺の地権者の方からの声があれば、騒音等に関する対策方法を逐一伝えて、誠意ある対応をするようにしています。ほかにも、砂ぼこりが舞わないように行う散水についても、実際に現場を確認しながらより効果が高まる方法等を考えながら解体して、とさまざまな対策が求められます。一方で、周辺への影響のみを配慮していると、工期に影響が出てくる恐れもあります。この辺りは事業スケジュールを管理している計画部隊との横の連携も大事で、「現場の周辺の人に迷惑を掛けないと同時に、工事が遅れないようにする」ための日々の検討や工夫、バランスが必要となってきます。

また、基盤整備では、突発的なことや周辺の建物の状況を考えて対応をしていくことも重要になります。想定していなかったものが出てきたり、近隣の商店の営業に影響が出ないように、昼間の休憩時間に必要な工事を済ませたりと、現場の状況に合わせた対応が必要であり、それらを限られた時間内でクリアしていかなければなりません。

こう話すと「大変そうだな」と思う方もいるかもしれませんが、地権者の方々や長岡市の職員の方々と直接話すことができるのは、非常にありがたいことであり、仕事の魅力だと思っています。難しい工事こそ、難局に立ち向かう場面は増えてきますが、人々との関係を築いていきながら少しずつ工事が進んでいく様子を見ると、ほっとします。

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地域住民の方々の笑顔を見ると、それまでの苦労も吹き飛ぶ。

長岡市のプロジェクトは基盤整備工事を経て、これからが本番とも言えます。私はプロジェクトの最初のほうから、工事の成り行きを見てきているので、実際に施設が建って、周辺の住民の方々が利用している姿を見ることができればうれしいです。

私は、過去に岩手県で震災復興事業の災害公営住宅の建設に携わっていました。こちらのプロジェクトでも工期や関係者との協議などのバランスを取るのが非常に大変でしたが、入居される方々の笑顔を見た時に、それまでの苦労が吹き飛んだんです。長岡市のプロジェクトでも、同じようになるのかなと考えると、それが仕事のモチベーションになっています。

URで働いていて思うことは、自分が仕事を通じて何かに貢献できているんだ、ということです。やりがいが大きいというか、復興事業も都市の再開発事業も事業は違いますが同じことを感じます。地図に残るような大きいスケールの仕事をして、人々から感謝の言葉もいただける仕事だなんて、なかなかありませんよね。あの時、勇気を出して転職してよかったと、しみじみ感じます。

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1日のタイムスケジュール例

  • 09:15出勤
  • 09:30現場の状況を確認
  • 10:00現場状況を踏まえ工事受注者と工程進捗、課題等の共有打合せ、状況に応じ関係機関等と協議
  • 12:00 
  • 13:00監督員等と現場状況の確認、現場定例会議、状況に応じ関係機関等と協議
  • 16:30現場の状況を確認
  • 17:00事務処理、次の日の工程確認
  • 17:40退勤

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