
INTERVIEWインタビュー
「社会的意義があるかどうか」で、
物事を判断できる幸せがある。
技術系総合職・土木(設計)K.E2019年入社(中途)/ 埼玉県出身
2020年10月取材
復興計画の行く末を見守れるよろこびを感じたい。
前職は建設コンサルタント会社で都市計画マスタープランの策定業務などを行っていたので、同業他社であるURのことは知っていました。URは構想段階から現場の施工まで、一気通貫でやっているところに魅力を感じ、転職しました。というのも、前職では計画するところまでで業務が終わってしまい、その計画の行く末までを業務として携わることができないのを、さびしく思っていたからです。URは独立行政法人で民間企業ではありませんし、だからと言って自治体でもない。半官半民の立場だからこそできる部分があると思いました。
現在は、原発被災地となった全町避難が続くまちで、町民のみなさんが帰還する際の住む拠点を整備するための土木の設計業務をしています。具体的には、2022年の帰還を目標にした町が進める計画の立案・策定支援やインフラ整備のための各種事業者との調整などです。住宅を建てる際には、上下水道や電気、通信などのインフラの設計が重要になります。住宅が建った後に問題なく使えるようにするには、綿密な設計と調整が必要になりますので、その役割を担っています。
復興の現場では定型化した業務が少なく、何が課題になるかを考えて先回りしないと、計画がスムーズに進みません。2022年の町民のみなさんの帰還に向けて、今は仕事に慣れること、目の前の業務をしっかり達成することを第一目標にしています。

原発被災地の方々の話さえも、仕事の原動力に変えて。
建物の解体現場で、そこに住んでいた方々のお話を聞く機会がありました。「あの事故がなければ、そのままその家に住んでいられたのに、避難しなければいけなくなってしまった。この場所がすごく好きだった」という話を聞いて、胸が痛みました。その一方で、そうした方々が戻ってくるための場所づくりに携われているのは、光栄にも思います。大変だけれども、充実した日々を送っています。
まちづくりに携わる中で、エンドユーザーは町に住む人たちなんだ、ということを常々考えるようにしています。それこそが、まちづくりを円滑に進めるために必要なことだと考えています。
前職の時にも感じていたことですが、仕事を円滑に進める上で重要なことは「求められていることをきちんと把握し、それにどう応えるか」だと思っています。当たり前のことではありますが、担当者とはなるべく会話をする・何を考えているのかを把握するように心掛けています。あとは、メールで済むことでも、時に電話をして、心の温度を五感で感じてみることも。そういう、ちょっとした対応の差を積み重ねていくことで、仕事がいい方向に向かっていくのだと思っています。

営利を追求するだけではない、UR都市機構のまちづくり。
URの魅力は、独立行政法人という、営利を追求するだけではない立場からまちづくりに関われることだと思っています。前職の時は、「この利益率を出すためには、この仕事に掛けられる時間はこのくらい」と最初に考えなければならず、それがジレンマになっていました。でも、URの場合は社会的意義があるからやる、という判断基準がある。そこが自分にはぴったりとハマったのだと思います。何より、町の方と「こうするのがいいですよね」というフラットな視点を共有できているのがいいです。休みがしっかりしているというのもそうですが、考え方が柔軟な企業というか。とても心地がいいなと思います。
社会を取り巻く環境は刻々と変わっていっていますが、安心して住みたい、住み続けたい、訪れてみたいと思ってもらえるような場所をつくりたいと思っています。考えないといけないこと・決めないといけないことは無数にありますが、町民の方にとって、より良い選択肢を提案し続けていければと思っています。

1日のタイムスケジュール例
- 09:15出勤、メール・1日のスケジュールチェック、作業・現場確認、各種打合せ
- 12:00昼食
- 13:00作業
- 17:00所内会議(週1回)1週間のスケジュール確認、上司と作業進捗等の確認
- 17:40退勤
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