
INTERVIEWインタビュー
電気設備の知識と
施工管理経験を活かし、
暮らしの利便性をアップデート。
技術系総合職・電気設備(設計)H.Y2020年入社(中途)/ 埼玉県出身
2020年10月取材
将来を見据え、20代の終わりに転職を決断。
私が転職を考えたのは、20代最後の年でした。それまでマンション、工場、病院、道路など、さまざまな環境の電気設備の施工管理に携わってきましたが、将来を考えてキャリアを見直そうと思ったのです。次のフィールドでは立ち位置を変えて、そこに住む人や利用する人のことを考えながら電気工事を一から計画・設計していきたい。さらに、幅広い業務に携わりながら、長期的にキャリアを積み重ねていきたい――。それが私の希望でした。
URに興味を持ったきっかけは、発注者の立場で地域一体のまちづくりに携われること。自社で計画から物件の維持・管理まで全体を通して手掛けており、これまでにない経験が積めるはずだと思いました。また、独立行政法人ということで、入社前は少し堅いイメージを持っていたのですが、面接で出会った人事担当者の方がすごく明るい雰囲気で、いい意味で裏切られました。これも入社の決め手になりましたね。
もちろん、厳格に定められたルールも多々あります。例えば、工事を発注する際は必ず公募・入札で工事業者を決定しますし、URの基準や仕様に則って工事を行います。こうしたルールは前職時代にはなく、戸惑うこともありますが、「質の高い仕事にこだわれる」という点では頑張りがいを感じています。

居住者との対話は難しさであり、やりがいでもある。
入社後は、賃貸住宅部門に配属され、電気設備に関する修繕工事の設計・発注業務を手掛けています。担当地区は、東京北エリア(文京区、豊島区、北区、板橋区、練馬区)の物件。この地域には大型団地からタワーマンションタイプまで、タイプの異なるさまざまなUR賃貸住宅があり、修繕の内容も多種多様です。
ある物件では、共用部の蛍光灯器具をLEDの照明器具に取り換える工事やインターホンをモニター付タイプに改修する工事を実施することによって省エネ性、防犯性を高めたり、また築年数を重ねた物件では、住宅用火災警報器の更新やエレベーターの安全性向上に係る改修、受変電設備や非常用発電機設備の修繕を通して物件の機能を維持したりと、さまざまな大規模修繕工事を企画・実施しています。
私の場合、前職で弱電・強電の両方を経験してきたこともあり、電気の知識やスキルはURでも無駄なく活かすことが出来ています。その一方で、大きく異なるのが、居住者や自治会の方々とのコミュニケーションです。以前は施主やゼネコンの意向を伺う立場でしたが、今は私が工事内容を分かりやすく説明し、住まいに関する要望を汲み取りながら、修繕工事を円滑に推進させていく立場。その上で居住者目線を心がけて設計した工事が無事に完了し、居住者の方から「おかげで建物が明るくなった」「前よりも便利になって嬉しい」といった言葉をいただけると、この仕事ならではの醍醐味を実感します。説明会などでの立ち居振る舞いや話し方など、まだまだ不慣れな部分も多いですが、今後もっとスキルアップしていきたいですね。

どんな経験・知識も活かせる土壌が、URにはある。
今のメリットだけでなく、その住宅で5年10年と暮らし続ける居住者のこと、そして管理を担う住まいセンターのことも考えた設計が求められる点も、URらしいところ。将来的なメンテナンスや維持管理のしやすさも考慮した設計的な思考力は、今回の転職を経て間違いなく成長していると思います。
それにURで働くようになってから、時間的なゆとりや精神的な充実度も大きく変わりました。将来を考える余裕も生まれ、「保全設計の経験を積んだ後は、新築にも挑戦してみたい」「電気の専門知識を活かして、いつかは計画部門や他の事業など、新しい業務にも携わってみたい」など、将来的な目標も持てるようになりました。
URは、全国で1,000を超える団地を維持管理し、都市再生や災害復興など幅広く事業を展開しています。さまざまな場所で、多種多様な「暮らし」を支える仕事が行われているため、あらゆる経験・知識を活かせる土壌があると思います。私にとって電気のスキルがそうであったように、「この分野なら自信がある」というものが一つでもあれば、ぜひURに挑戦してみてください。そして一緒に快適な住環境づくりに励んでいきましょう。

1日のタイムスケジュール例
- 09:15出勤 メール返信、本日の作業を整理
- 09:30設計業務(進行中の共用灯他修繕工事他における図面確認、業者打合せ、積算など)
- 12:00昼休憩
- 13:00業務再開(進行中の共用灯他修繕工事他における図面確認、業者打合せ、積算など)
- 17:40退勤
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