
INTERVIEWインタビュー
努力の成果は、団地を照らす
「明るい暮らし」に表れる。
技術系総合職・電気設備(設計)T.O2015年入社(新卒)/ 東京都出身
2020年10月取材
社会や日々の生活を、電気設備で支えたい。
私の家系は父・祖父ともに建物に関する電気設備の仕事をしていました。その影響もあり、私も大学進学の際は自然と電気系を専攻していました。とはいえ、在学当時、「UR×電気の仕事」はイメージしにくかったのが本音です。
しかしある時、父が東日本大震災後の復興事業の現場に連れて行ってくれたことがあったんです。そこでUR都市機構の事業を目にして、社会的意義の大きさを実感。「社会に役立ちたい」という想いが、URへの応募の決め手になりました。
入社後は賃貸住宅の電気設備担当としてスタートし、上司のマンツーマン指導のもとで仕事のイロハを学んでいきました。「電気設備」と一口に言っても、住戸や集会所のスイッチ・コンセント・インターホンから、団地の屋外エリア・共用部の照明、テレビ・電話設備、消防・防災設備、エレベーターの修繕、と扱う分野は多岐にわたります。
ある先輩は「どんなに素晴らしい建物も、電気が通らなければただの箱になってしまう」と言っていましたが、まさにその通り。お住まいの方の安全安心や快適な生活に直結する設備ばかりなので、設計、工事費算出、工事現場調整、お住まいの方への説明など、仕事の大小を問わず丁寧に取り組む必要があると感じています。

照明デザイナーとの協業から学ぶ、こだわりの技術。
URの団地の特徴は、広々とした屋外空間を有していることと個人的に思っています。現在担当している神奈川県の洋光台北団地も総合的な改修を行い、芝生の広場が誕生するなど、ゆとりのある建物配置がなされています。
こうした屋外空間のあちこちに配置する「屋外照明」の設計も我々の大事な仕事。団地によっては社外の照明デザイナーへ依頼し、照明計画のアイデアを一緒に作ります。そのアイデアをベースに造園担当とも相談しながら、照明の配置場所、設置方法、器具の選定などを調整・進行していきます。
お住まいの方にしてみれば、夜の団地は仕事終わりの疲れた体を、「おかえりなさい」と迎えてくれる景色。その瞬間を照らす設備は、視認性や安全性はもちろん、デザインにもこだわるべきだと思っています。その点、照明デザイナーの方と協業していると、「壁と照明間の理想的な距離感」「照明の角度はどれくらいがベストなのか」「植栽のライトアップは樹木の種類に応じて光の当て方を変えるべき」など、様々なノウハウを吸収することができます。
もちろん設計して終わりではなく、工事の際の地道な調整作業は不可欠ですが、頑張ってこだわった成果は夜の景色に如実に現れます。現場で打ち合わせが終わり、日が暮れた頃に団地の最上階に登り、明かりが灯った屋外空間を眺める時間は、私にとって小さなご褒美になっています。

団地の「夜間」イメージを刷新するチャレンジも。
現在の担当物件も含め、新しい団地は夜の景観にこだわったものが増えていますが、以前、京都・奈良エリアの既存物件を担当していた際は、建設当初に考えられた照明計画となっており、新しい団地と比べると景観照明としては見劣りを感じました。
実際、URが全国に保有する多くの既存物件は、広い敷地に自然が多く残っているものの夜間照明はいま一つと感じるところもあります。こうした空間をより良くしていくことも、電気設備担当の使命のひとつだと思っています。今ある環境を快適にリニューアルできれば、居住者の方にも喜んでもらえるでしょうし、達成感も大きいはずです。それに自社保有の物件だからこそ、まったく新しい設備の導入も、収益性・工事の現実性・メンテナンス性などをきちんとシミュレーションして提案すれば可能性は十分あると思います。今後はそうした改善提案を自ら考えたいですね。
私自身もそうですが、「好き」をモチベーションに頑張れる方ならURはオススメの職場です。同じ部署には、電気工事会社や電機メーカー出身の先輩もおり、転職がハンデになることはありません。社外で培った知識を共有していただけたら我々も勉強になりますし、自分の想いや意見を持って動ける方ならば、私たちも全力でサポートしていきたいと思います。

1日のタイムスケジュール例
- 09:15出勤
- 09:201日の業務予定メモを作成
- 10:00社内での打ち合わせ
- 12:00昼休憩
- 13:00担当している工事の図面の確認
- 15:00工事に関する資料作成
- 17:40業務終了
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賃貸住宅
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通す醍醐味。建築設備系 S.I
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賃貸住宅
住まう方に想いを馳せ、
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屋外空間を創造する。造園系 R.I
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地域が元気になる
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努力の成果は、
団地を照らす
「明るい暮らし」に表れる。電気系 T.O
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災害復興
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