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子育て職員座談会

URでは、男女を問わず多くの職員が「仕事」と「育児」を両立しながら活躍しています。
ライフステージの変化に対する職場の理解は?役立つ制度やシステムはある?
そんな気になる疑問に、3名の子育て職員が実体験を踏まえてお答えします。

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    事務系総合職・営業
    A.S(2001年入社)

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    技術系総合職・造園(設計)
    C.F(2012年入社)

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    技術系総合職・建築(設計)
    Y.C(2017年入社)

出産や子育てについて、周囲の理解は深いですか?

写真C.Fとても深いと思います。産休・育休の制度はもちろん、休職前や復職前に人事面談できめ細かく相談できたり、お休みの期間中もフォローの連絡をくれたりと、サポートの仕組みも確立されていますし。

写真A.S以前、若手の頃(入社3年目から)3年ほど本社の人事部にいて、いわば育休に入る職員をサポートする側でした。

写真C.F当時の雰囲気ってどうでしたか?

写真A.S今と変わらず、「出産も復帰も当たり前」という感じです。実際、私が人事部にいた期間は復職率がほぼ100%で、「URは結婚・出産してもキャリアをあきらめる必要が無いのか!」と感じたのをよく覚えています。

写真Y.C女性だけでなく、男性の先輩職員にも育休経験者が多いですよね。私が取得する際も、上司が快く送り出してくれましたし、誰も「特別なこと」とは思っていないと思います。

写真C.F制度が整っているだけでなく、そのシステムを男女問わずきちんと運用してきたからこそ、どの職場も「仕事」と「育児」の両立に対して理解が深いのでしょうね。

写真A.Sみんなで協力してプロジェクトを進める文化も大きいですよね。ひとり一人が全力で業務に取り組むのは大前提ですが、例え誰かが休んでも、他の人がフォロー出来る土壌があると言いますか。

写真Y.C私も周囲のおかげで育休に入ることが出来ましたし、出産直後の妻や生まれたばかりの子どもと過ごした日々は、短いながらも本当に貴重な時間でした。だからこそ復職後は恩返しがしたいと思ったし、今こそ頑張り時だと感じています。

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産休・育休から復帰する際、不安はありましたか?

写真Y.C私は育休の期間が1カ月半ほどでしたし、人事・総務部の皆さんも親身にサポートしてくれたので、特に不安はなかったですね。お2人はいかがでした?

写真A.S私、2回育休を取得していて、1度目の復職時に人事から配属先の部署を聞いたときはもう、すごく不安になりました。

写真Y.Cどんな不安がありましたか?まったく未経験の業務だったとか……。

写真A.Sいえ、その逆です。数年前に在籍経験があって、当時の部署は職員の9割以上が男性で残業が多いのも当たり前、という雰囲気でした。なので、これは大変だぞ……と覚悟していたのですが、ふたを開けてみたら、現在はたくさんの女性職員が活躍していて、男性職員もイクメンぞろい。「URってこんなに組織改革が進んでいたのか!」とビックリしました。

写真C.F雰囲気が一変していたのですね。

写真A.S180度違いました。男性職員の方も、奥さんが体調不良の時は定時でサッと退社するし、子どもが熱を出せば休むし、という感じで。私に対しても「お子さん優先で大丈夫だから」と背中を押してくれましたし、この環境で復帰出来てよかったと思ったくらいです(笑)。

写真C.F私は職場環境よりも、子どもが保育園に入れるかどうかが心配でしたね。育児休暇も最初は1年ほどで申請して、場合によっては期間延長を考えなければ、と思っていました。

写真A.S女性職員の育児休暇は最長3年で、期間の短縮や延長を柔軟に変更できますよね。

写真Y.C保活は大変でしたか?

写真C.F結構回りましたよ。なんとか近所の小規模保育園に入れた時はホッとしました。

写真Y.Cうちの子は妻の勤務先が運営する保育所に入ったのですが、もう少し行事もある保育園に行かせてあげたいなと思って、転園もありかなと検討しています。

写真C.Fそれでしたら……って、こういう相談が自然に出来るのも、URらしいところかもしれませんね(笑)。

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家庭とキャリアを両立するうえで、役立つ制度やシステムはありますか?

写真C.Fこれは何と言ってもテレワークのシステムではないでしょうか。

写真Y.C以前から制度はありましたが、昨今のコロナ禍で在宅勤務用のシステムも急速に整いましたよね。

写真C.F自宅のPCに専用ソフトをインストールするだけで、機密情報に関わる業務を除けば、オフィスとほぼ同様の作業が出来ますし、オンライン会議のツールも便利になっていますからね。私は集合住宅の屋外空間の設計・工事が主な業務なのですが、設計とテレワークって意外と相性がいいなと感じています。

写真Y.Cうちは妻が病院勤務で夜勤もあるので、そういう日は私が家事と子どもの面倒の両方を担当しますね。そうした時も在宅勤務を選択しておけば、昼休憩の合間にちょっとした家事も出来ますし、子どもの送り迎えに慌てることもない。肉体的にも、精神的にも本当に助かっています。

写真A.S私は終日テレワークの日もあれば、始業時間変更制度を活用し、早朝に1~2時間テレワークをした後、定時に出社して15時40分頃まで仕事をする日もあり、状況に応じて柔軟に働き方を変えています。

写真Y.Cへえ、早朝テレワークは考えたことがなかったです。

写真A.S先輩ママさんに教わりました。時短勤務の制度は整っていますが、それでも仕事をやり切れずに帰ると消化不良と言いますか、個人的に非常にストレスでした。けれど早朝、子どもたちが起きてくる前に資料の分析や業務依頼メールの作成などを済ませておけば、限られた時間でもしっかり仕事を終えられて充実感も違いますね。

写真C.Fすごいなあ。寝不足になったりはしませんか?

写真A.S夜は子どもに絵本の読み聞かせをして、大体22時前には一緒に寝落ちするので全く問題ないです(笑)。最近は自由に使えるサテライトオフィスなども完備されていますし、職員一人ひとりが、自分に合うワークスタイルを見つけられると、業務の質も効率もさらにアップすると思いますね。

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育休取得者を対象にした研修があるそうですが、どのような内容ですか?

写真Y.Cこの研修、私は不参加だったので、ちょっと気になっていました。

写真C.F私、受けましたよ。育休中と復職後とそれぞれあったのですが、育休中の研修は懇親会的な要素が強くて。参加したママさん職員と近況を報告しつつ、みんなでキャラ弁作りに挑戦しました。

写真A.Sあ、私の時はデコ寿司でした。結構楽しいですよね、サテライトオフィスに託児スペースを設けて、保育士さんも手配してくれていましたし。

写真Y.Cそれなら子ども同伴でも安心ですね。せっかくだから参加しておけば良かったな(笑)

写真A.S復職後の研修では、活用出来る制度や福利厚生などについて丁寧に説明してもらいました。他にも外部講師を招いて今後のキャリアの築き方についてレクチャーを受けたり、先輩職員から体験談を聞いたり。早朝テレワークの手法も、この時の研修で教わりました。

写真C.F復職後の研修は、色々タメになる話が聞けますよね。子育て中の先輩職員とお話して、「悩むことはみんな同じだな」と知れただけでも、少し心が軽くなりましたし。

写真Y.CURは定期的に部署異動もありますし、「出産と育児とキャリア」をどう計画・設計していこうか、迷ってしまう職員もいますからね。

写真C.F私も出産前は色々考えていました。でも子どもは授かりものですし、URは制度も整っています。タイミングが来たら躊躇する必要はないな、と今は思っています。

写真A.S「UR人生は長い」と思っていた方がいいですよね。社歴を重ねても、ライフステージが変化しても、URなら責任ある仕事に挑戦出来ると、ぜひたくさんの人に伝えたいです。

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出産・育児の経験を通して、仕事観に影響はありましたか?

写真A.S私は大きな変化はないですね。ただ、上司や同僚に対して情報発信・共有は密に行おう、出来るだけみんなで業務分担して誰かに負担が偏らないようにしようといった、「お互い様の精神」は今まで以上に強くなりました。

写真Y.C私の場合は、“働き方改革”が自分事になりました。家庭との両立のために、「必ず定時で業務を終える!」という気持ちが強くなったことで、同じ1時間でも密度や重みが変わりましたね。

写真A.S限られた時間の中で最大限の仕事をする意識は、確かに強くなりますよね。

写真Y.C普段、団地の住戸内改修や共用部のリノベーションの設計などを担当しているのですが、設計はどうしても時間がかかりますし、以前は残業に甘えてしまう部分もありました。しかし、今は業務の優先順位を考えて動くようになり、業務効率も大きく改善したと思います。

写真C.F私は設計の発想が変わってきました。屋外空間の設計・工事という仕事柄、子どもと遊ぶ中で設計のヒントを発見することが多くて。

写真A.S親目線になると、近所の公園の遊具や設備も見え方が変わりますよね。

写真C.F例えば休憩スペースのベンチですと、以前は両側から使える背無しベンチをよく採用していましたが、小さい子を座らせて休憩することが想定されるような場所では、背もたれがあった方が安全・安心だな、とか。もともと、「利用者目線」を心がけるようにしていましたが、今はより具体的に想像しやすくなりました。

写真Y.CURの仕事は暮らしに密着するモノづくりが中心だから、そうしたプライベートの経験を仕事で活かしやすいことも、ひとつの醍醐味かもしれませんね。

URに就職を希望される方へメッセージ

写真A.S子どもは、大きくなるまであっという間のようで、実際はかなり時間がかかるもの。ですから、URの仕事・使命に共感した上で、育児も仕事もきちんと充実させたい方には、URは本当にオススメの会社です。私も今は周囲に支えてもらっていますが、いつか子育てがひと段落した時には、若手の女性・男性職員を支えられる職員になりたい。そして、このいい文化を次の世代に繋いでいきたいと思っています。

写真C.FURのいいところは、すでに女性・男性を問わず、あらゆる職員が多様な働き方を実践していることだと思います。誰もが働きやすい職場であり、その上仕事と子育ての両立についても、深く理解してくれる職員が多いことは、非常にありがたいことだと感じています。自分のライフステージが変化しても仕事を続けていきたい方にこそ、この魅力を知っていただきたいです。

写真Y.C産休や育休の制度はもちろん、時短勤務を選択することや、哺育の期間中だけ部分休業出来る制度もあります。育児休暇の期間も大切ですが、その先の時間はさらに重要です。働き方を柔軟に選択できる職場ですので、仕事やキャリアと日常の営みのバランスをうまく取りながら、息長く活躍していただけたらなと思います。

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