
INTERVIEWインタビュー
ミッションは、
「団地の未来」を計画し、
地域全体を再生させること。
技術系総合職・建築(計画)T.N2001年入社(新卒)/ 大阪府出身
2020年10月取材
世界的な建築家・クリエイティブディレクターを招いたビッグプロジェクト。
私にとって団地は、原風景のひとつ。広場で友達と集まり、サッカーや野球を楽しむ大事な「遊び場」でした。URに対するイメージがガラリと変わったのは、就職活動のOB訪問がきっかけです。当時URが行っていた阪神・淡路大震災後の復興支援事業のお話を伺い、日常生活を支える一方で、万が一の事態が起こった際にも国や社会に貢献できると知り、「ここで働きたい」と強く惹かれました。
それともう1点。ビッグプロジェクトをチームプレイで実現していく、URのモノづくりの姿勢も入社の決め手になりました。実際、入社後は計画部門の建築担当として団地再生事業に携わり、社内外の様々な方と連携することで、「街づくり」と呼べる規模の仕事を実現してきました。
現在は神奈川県・洋光台を舞台にした「団地の未来プロジェクト」に参画しているのですが、この仕事は特に、”新しい形の街づくり”を行っているという感覚が強いですね。チームの規模もこれまでにないもので、ディレクターアーキテクトに建築家の隈研吾さん、プロジェクトディレクターにクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんをお迎えし、さらに社内外の多様な人材、多様なアイデアを結集して共に創りあげる「オープンイノベーション」の発想で取り組んでいます。

ハード、ソフト、PR。計画部門のフィールドは多種多彩。
「団地の未来プロジェクト」のコンセプトは、「集まって住むことの魅力を最大化する」こと。そのために、団地を核に地域のコミュニティ形成を図り、防災、商業空間の活性化、子育て支援などを含めた総合的なエリアマネジメントに取り組んでいます。こうした中で、私は建築だけに留まらずプロジェクト全体を監修し、有識者の皆さん、URの各部署、設計・工事の事業者など、あらゆる関係者と協議・調整を重ね、プロジェクトの推進に全力を注いでいます。
その中でも、若年層や子育て世代に、「団地での暮らしは楽しい」「この街に住みたい」と感じてもらうためのブランディングは大事な仕事のひとつ。建物・広場・集会所の建て替え・改修といったハード面に加え、集会所へのカフェの誘致、居住者向けライブラリーの設置、ハンドメイド作家を集めた「クラフトマルシェ」など、独自イベントの企画・運営といった、ソフト面での仕掛けも展開。効果的な情報発信にも注力しています。
こうした多彩な計画を進める中で、各分野のプロフェッショナルと日々接し、アイデアや意見を束ねることはこの仕事ならではの難しさであり、やりがいでもあります。実際、佐藤可士和さんとのミーティングでは度々強い刺激を受けています。特に記憶に残っているのが、「前提を疑え」という発想。“ルール上出来ない”という壁にぶつかった時にも思考停止せずに、「なぜ難しいのか?」という理由を突き詰め、打開策を模索する。このような新たな着想、視点を得られたのは大きいですね。

変革の時を迎えたURだからこそ、できる経験がある。
隈研吾さんのお言葉を借りれば「団地の再生は、日本を再生すること」であり、私自身もこれからの時代の住まい方を提唱する、社会的責任の大きい仕事だと感じています。だからこそ、あらゆる苦労を乗り越えて団地や集会所がリニューアルし、居住者の方、地域の方が楽しそうに過ごす姿を見ると、心が震えるほどの充実感を感じます。
URとしても、新たなチャレンジを様々な形でバックアップしてくれています。「団地マネージャースタッフ制度」もその一つです。このポストに任命されれば団地の再生という目的達成のために、部署の垣根をはみ出して柔軟に活動することができます。大きな裁量の中で、自由度高く動き、新しい領域の経験も積めるのはありがたいですね。
URは今まさに変革の時期を迎えていますから、これから入社される方も、先進的なプロジェクトやその中での役割に挑戦する機会がたくさんあるはずです。団地という大きな資産を、いかに再生し、後世に継承するか。そのための選択肢は今回のトライアルだけでなく、色々な方法があると思います。ですから、「街を変える」仕事に関心があれば、必ず自分なりのやりがいを見つけられると思います。

1日のタイムスケジュール例
- 09:15出勤
- 09:30チームメンバーでMTG
進行している団地の未来プロジェクトの進捗状況、課題の共有 - 12:00昼休憩
- 13:00洋光台中央団地にて団地・地域活性化関連の打ち合わせ(まちまど定例会議(コミュニティ形成関係の現地ネットワーク会議)、施設活性化検討打合せ、他)
- 15:00洋光台北団地にて建築・屋外関連調査・検討(改修方針検討、設計打合せ他)
- 17:00洋光台北団地にてコミュニティ関連協議(コミュニティカフェ運営者との今後の進め方についての協議等)
- 18:00現地解散
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- 技術系総合職
- 事務系総合職
- 子育て対談
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電気設備の知識と
施工管理経験を活かし、
暮らしの利便性をアップデート。技術系総合職・電気設備(設計)H.Y
経験者採用・2020年入社 -
地域の想いに寄り添い、
にぎわいの広場を
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経験者採用・2017年入社 -
受注者から
発注者の立場へ。
大規模改修の0→1に挑戦。技術系総合職・建築設備(保全)M.K
経験者採用・2018年入社 -
働きやすい環境の中で、
土木工事の
新たな領域にチャレンジ。技術系総合職・土木(保全)Y.A
経験者採用・2019年入社
-
目指すのは「造園」の力で
今ある住宅資源を
再生すること。技術系総合職・造園(設計)C.I
経験者採用・2018年入社 -
地域に愛される
「名作団地」を、
現代的に再生する。技術系総合職・建築(設計)H.K
経験者採用・2018年入社 -
都市再生
「地域のために何ができるか」
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新卒採用・2012年入社 -
都市再生
大きな事業、
大きな責任、
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経験者採用・2017年入社 -
都市再生
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知識・経験を、長岡の
再開発・地方創生で活かす。建築設備系 M.K
新卒採用・2015年入社 -
都市再生
10年後、
20年後の姿を
想像する。造園系 S.M
新卒採用・1985年入社 -
都市再生
土木の
この規模だからこそ、
求められるバランス感覚。土木系 H.U
経験者採用・2014年入社 -
都市再生
細かいことでも
電気設備の視点から
プロジェクトの最適解を模索する。電気系 K.I
新卒採用・2013年入社 -
賃貸住宅
ミッションは、
「団地の未来」を計画し、
地域全体を再生させること。建築系 T.N
新卒採用・2001年入社 -
賃貸住宅
先人の知恵を受け継ぎ、
「新しい時代の団地」を
設計する醍醐味。建築系 A.O
経験者採用・2012年入社 -
賃貸住宅
建築計画という「骨格」に、
機械という「血管」を
通す醍醐味。建築設備系 S.I
新卒採用・2013年入社 -
賃貸住宅
住まう方に想いを馳せ、
憩いと交流の
屋外空間を創造する。造園系 R.I
新卒採用・1994年入社 -
賃貸住宅
土木がつくるのは、
地域が元気になる
スタートライン。土木系 A.T
新卒採用・2009年入社 -
賃貸住宅
努力の成果は、
団地を照らす
「明るい暮らし」に表れる。電気系 T.O
新卒採用・2015年入社 -
災害復興
どこにいても
URでは、
チームで仕事ができる。建築系 N.N
経験者採用・2016年入社 -
災害復興
「社会的意義があるかどうか」で、
物事を判断できる
幸せがある。土木系 K.E
経験者採用・2019年入社