技術系総合職・造園(設計)R.I|人を知る|中途採用サイト|UR都市機構

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INTERVIEWインタビュー

住まう方に想いを馳せ、
憩いと交流の屋外空間を創造する。

技術系総合職・造園(設計)R.I1994年入社(新卒)/ 神奈川県出身

2020年10月取材

賃貸住宅

想像以上の経験の数々が、成長を後押ししてくれた。

「団地づくりや街づくりなどの、大型プロジェクトに関わりたい」という想いひとつで入社し、気づけばもう25年以上が経ちます。学生時代の憧れは、入社後すぐに実現しました。私の最初の配属先は、当時URが行なっていたニュータウン事業。原野に重機を入れて一から道路を作るような大規模造成に携わり、先輩の指導のもとで発注者としてのイロハを学んでいきました。

その後も、都市再生事業の前身部門で都心の土地取得に奔走したり、東日本大震災後には岩手県で震災復興事業に取り組んだり。造園設計や屋外環境の整備を軸に、想像を超えるような価値ある経験をいくつも積ませてもらったなと感じています。

そして2019年からは賃貸住宅事業に異動し、「団地の未来プロジェクト」に参画。造園担当として、50年以上の歴史を持つ横浜市の洋光台北団地の総合改修プロジェクトに携わっています。実は団地の造園を手掛けるのは、長いキャリアの中でも初めての挑戦。ですから毎日が新鮮で、新人に戻ったつもりで日々勉強に励んでいます。

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前例に縛られず、時代が求める広場をデザイン。

今回のプロジェクトが宅地開発や復興支援と大きく異なるのは、常に居住者の皆様が身近にいらっしゃること。ここに住まう方は、洋光台北団地に若い頃に移住し、人生を重ねてきた高齢者の方が中心です。学校の校庭ほどもある広場では、以前はお祭り、餅つきなどの行事が頻繁に行われていたそうですが、最近はめっきり減少し、コミュニティと疎遠になった方も少なくないと言います。

こうした背景を踏まえて、このプロジェクトでは、年配の方はもちろん、子育て世代や若い世代も快適に暮らせる空間づくりを進め、多世代の交流が自然に生まれる“これからの時代に求められる団地”を目指すことになりました。

私は造園担当として、「団地の未来プロジェクト」のクリエイティブディレクターを務める佐藤可士和さんや株式会社サムライの方々のデザインをベースに、設計コンサルタントも交えてディスカッションを重ねながら屋外空間の設計を進めていきました。

特に何度も議論を重ねたのが、「芝生の広場をつくる」ことでした。従来の団地は、管理のしやすさを考慮して砂敷きがメイン。芝生広場への改修はほぼ前例がありません。けれど、いやだからこそ、青々とした広場が誕生すれば、団地の景観も広場の活用方法も一変させることができます。このプランは必ず実現しなければならない――。そう考えた私は、強い芝生の選定や管理の方法などを調べ上げ、コスト計算も念入りに行い、改めて社内で提案。管理部門の協力も得て、無事に実現へとこぎつけたのです。

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大型プロジェクトの中で、自分の「想い」を形に。

URの仕事は人と人との調整が欠かせませんが、それと同様に自分の意見を持つことも非常に大切です。有識者のデザインやアイデアをもとに、UR独自のノウハウや、設計担当が現場に何度も足を運んで得た感覚や想いをミックスして、初めて理想の環境づくりが実現できます。単に大型プロジェクトに携われるだけでなく、その中で自分なりの考えやこだわりを生かせることこそが、URで働く一番のやりがいだと思っています。

現在、広場のリニューアル工事は無事に完了し、居住者の方々にオープンするのを待つばかり(2020年10月現在)。皆さんに愛され、たくさんの方が思い思いの時間を過ごし、にぎやかな交流が生まれれば、これ以上嬉しいことはありません。

URは物件管理まで一気通貫で行っていますので、今回の取り組みも“作って終わり”ではなく、この先の展開を見守り続けることが出来ます。私自身も、今回のプロジェクトのフィードバックを収集して分析し、UR団地の屋外空間が持つ価値向上に貢献していきたいと思っています。

今後も団地の建替事業は全国的に行われていきます。活躍のフィールドはいくらでもあるので、これから入社する方にもぜひ「こんなことに挑戦したい」という思いを持って飛び込んできてほしいですね。

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1日のタイムスケジュール例

  • 09:15出勤
  • 10:00チームメンバーでMTG
    (現在進行している赤羽台団地における課題、コンセプトブレスト)
  • 12:00昼休憩
  • 13:30洋光台北団地建築、その他工事変更契約に向けた作業指示等 
  • 15:00商品企画会議(浜見平L街区)
  • 16:30浜見平L街区まちづくり推進会議への対応打合せ
  • 17:40退勤

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