
INTERVIEWインタビュー
柔軟な発想をタネに、
団地が、街が、にぎわう仕掛けを。
事務系総合職(計画)T.S 2018年入社(中途)/ 兵庫県出身
2020年10月取材
「URってこんなに面白いのか!」という驚きが、入社のきっかけに。
私が新卒で選んだ道は、テレビ番組の美術制作でした。短いスパンでさまざまなデザインを形にし、日本中で楽しんでもらう。そんな経験を積んだ後、「次は長期的な視点に立ったモノづくりに携わってみたい」という挑戦心が湧いてきました。実は学生時代、「美術」と「街づくり」という2つの世界に憧れていて、もうひとつの夢も捨てきれなかったんです。
そうした時に偶然、URが展開する「団地の未来プロジェクト」を知りました。団地の魅力を再定義するために、建築家の隈研吾さんやクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんをお迎えして「街づくり」のレベルで大規模改修を行なっていることや、異業種の有識者からコミュニティ形成、子育て、防災など様々なアイデアをヒアリングしていることを知り、「こんなに面白いプロジェクトがあるのか!」と、俄然興味が湧きました。
またURの場合、技術系総合職と事務系総合職の2つの道がある点も魅力でした。学生時代は建築専攻でしたが、「建築経験」という点ではブランクがあります。しかし、事務系総合職であれば、異業種の経験と建築知識、その両方を活かせるのではないかと考えたのです。実際に事務系総合職で入社すると、周囲は私の畑違いの経歴をハンデではなく「個性」として受け入れてくれましたし、図面や建築基準法が分かる事務として重宝されるシーンも多い。自分の選択は正しかったと思いました。

団地マネージャースタッフとして、「地域活性化」に挑戦。
事務系総合職の職域は、職員の資質や希望に応じて十人十色。賃貸住宅運営のために規定・規約に基づく正確な文書作成・確認をメイン業務にしている方もいれば、入居促進に向けたマーケティングや資産活用の企画・調整に携わる方、人事・総務といったバックオフィス業務に従事する方など活躍の道は多彩です。
こうした中で、私は入社のきっかけにもなった「団地の未来プロジェクト」が行われている神奈川県・洋光台団地のプロジェクトに配属され、「団地マネージャースタッフ」という業務を担当しています。建築・計画担当の先輩らと協力しながら、団地を核とする地域活性化施策の推進・調整や、商業施設のリーシング業務などに取り組んでいます。
企画は多岐にわたり、ハンドメイド作家さんを集めたクラフトマルシェや、謎解きイベント、ワークショップなど様々。最近では知育や多世代交流等を促す仕掛けとして、「団地のライブラリー」を設置しようという計画も進行中です。
このライブラリーは、集会所や地域の情報発信施設などに共有の本棚を設置し、芝生の広場で使えるラグなどもセットで貸し出すことで、「団地全体を図書館にしよう」という試みです。有名なブックディレクターの方のアイデアが元になっており、ただ本の貸し出しを行うのではなく共有エリアを活用した新しいライフスタイルを提案します。こうした取り組みの柔軟さは、入社前の想定以上のもの。経験を積めば積むほど、「URで働く楽しさ」を発見しています。

異業界出身者も、活躍の場はどんどん広がっている。
イベントを企画・実行する際には、居住者の方の安全安心や快適な暮らしを守ることが第一条件。順守すべき規約は多岐にわたります。さらに新型コロナウイルスの感染対策も徹底しなければいけません。そうした条件下で、いかに地域の交流や賑わいを生んでいくか。コンサルタントやテナント施設の事業者の方、自治体の方などと一緒にアイデアを出しながら、地道に実現の道を探っていく工程には街づくりの醍醐味と難しさが詰まっていて、日々やりがいを感じています。
今後は、経験と実績を積み重ねて、スタッフから“団地マネージャー”へとステップアップし、ビッグプロジェクトのメイン担当を任される存在を目指したいと思っています。そして団地が持つ面白さや可能性を追求し、ハード・ソフトの両面で新しい施策を展開して、以前は当たり前にあったご近所づきあいやお裾分け、団地全体で子どもを見守り育てる文化の醸成といった、「団地の原点回帰」を推進していけたら最高です。
私自身もそうですが、建築業界以外の経験者が活躍できる場は、今後さらに広がっていくと思います。ですから、培ってきたバックボーンを活かして街づくりに携わりたい方は、臆せずチャレンジしてほしいです。

1日のタイムスケジュール例
- 09:10出勤
- 09:15メール確認等
- 10:30社内での打ち合わせ
- 12:00昼休憩
- 13:00外出
- 14:00現場での確認・対応
- 15:00事務作業
- 17:40業務終了
他の職員インタビューを見る
- 技術系総合職
- 事務系総合職
- 子育て対談
-
電気設備の知識と
施工管理経験を活かし、
暮らしの利便性をアップデート。技術系総合職・電気設備(設計)H.Y
経験者採用・2020年入社 -
地域の想いに寄り添い、
にぎわいの広場を
創造する。技術系総合職・造園(設計)R.A
経験者採用・2017年入社 -
受注者から
発注者の立場へ。
大規模改修の0→1に挑戦。技術系総合職・建築設備(保全)M.K
経験者採用・2018年入社 -
働きやすい環境の中で、
土木工事の
新たな領域にチャレンジ。技術系総合職・土木(保全)Y.A
経験者採用・2019年入社
-
目指すのは「造園」の力で
今ある住宅資源を
再生すること。技術系総合職・造園(設計)C.I
経験者採用・2018年入社 -
地域に愛される
「名作団地」を、
現代的に再生する。技術系総合職・建築(設計)H.K
経験者採用・2018年入社 -
都市再生
「地域のために何ができるか」
共に考える
仲間がいる。建築系 S.M
新卒採用・2012年入社 -
都市再生
大きな事業、
大きな責任、
大きなやりがい。建築系 K.S
経験者採用・2017年入社 -
都市再生
培ってきた省エネ設備の
知識・経験を、長岡の
再開発・地方創生で活かす。建築設備系 M.K
新卒採用・2015年入社 -
都市再生
10年後、
20年後の姿を
想像する。造園系 S.M
新卒採用・1985年入社 -
都市再生
土木の
この規模だからこそ、
求められるバランス感覚。土木系 H.U
経験者採用・2014年入社 -
都市再生
細かいことでも
電気設備の視点から
プロジェクトの最適解を模索する。電気系 K.I
新卒採用・2013年入社 -
賃貸住宅
ミッションは、
「団地の未来」を計画し、
地域全体を再生させること。建築系 T.N
新卒採用・2001年入社 -
賃貸住宅
先人の知恵を受け継ぎ、
「新しい時代の団地」を
設計する醍醐味。建築系 A.O
経験者採用・2012年入社 -
賃貸住宅
建築計画という「骨格」に、
機械という「血管」を
通す醍醐味。建築設備系 S.I
新卒採用・2013年入社 -
賃貸住宅
住まう方に想いを馳せ、
憩いと交流の
屋外空間を創造する。造園系 R.I
新卒採用・1994年入社 -
賃貸住宅
土木がつくるのは、
地域が元気になる
スタートライン。土木系 A.T
新卒採用・2009年入社 -
賃貸住宅
努力の成果は、
団地を照らす
「明るい暮らし」に表れる。電気系 T.O
新卒採用・2015年入社 -
災害復興
どこにいても
URでは、
チームで仕事ができる。建築系 N.N
経験者採用・2016年入社 -
災害復興
「社会的意義があるかどうか」で、
物事を判断できる
幸せがある。土木系 K.E
経験者採用・2019年入社