復興支援だより 岩手震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2017年12月

2017/12/20

大槌町町方地区における復興関連事業の引渡し式

大槌町からURが受託した土地区画整理事業をはじめとする全7事業のCM方式による工事および大槌町からURが建設要請を受けて整備を進めてきた災害公営住宅の建設工事が全て完了したため、12月20日(水)に大槌町へ復興関連事業の引渡し式を行いました。

<町方地区 復興関連事業 引渡し式の様子>

URでは、これまで大槌町において「災害公営住宅の建設」、「中心市街地である町方地区の再生」および「町方地区以外の復興まちづくりへの技術支援」を行ってまいりました。

<町方地区 復興関連事業 位置図>

大槌町では、被災3県の中でURが建設する災害公営住宅の中で初めての竣工となった「大ケ口一丁目町営住宅」から、今回竣工した「御社地町営住宅」まで全8地区で計243戸の災害公営住宅を建設しました。また、今回の御社地町営住宅の完成により、URが岩手県内の被災沿岸部において建設する全1098戸の災害公営住宅は全て完成いたしました。

<今回完成した御社地町営住宅>

また、大槌町から「震災復興土地区画整理事業」、「防災集団移転促進事業」、「津波復興拠点整備事業」、「道路整備事業」、「上水道整備事業」、「下水道整備事業」、「隣接地一帯造成事業」の全7事業を受託し、大槌町の中心市街地である町方地区の再生を進めてまいりましたが、11月をもって全ての工事が完了いたしました。

<城山公園から町方地区御社地エリアを望む>

引渡し式では、URから平野大槌町長に対して、目録等をお引渡ししました。

<栗原本部長(左)から平野大槌町長(右)へ目録をお引渡ししました>

平野大槌町長からは「これまでの貴機構の献身的なご尽力に対して改めて感謝を申し上げる次第であり、この町方地区復興関連事業の完了は今後の大槌町を築き上げていくうえで大きな一歩である。」というお言葉と感謝状を頂きました。

<平野大槌町長(右)から栗原本部長(左)へ感謝状が贈呈されました>

式典終了後には、町方地区復興関連事業に携わった大槌町およびURの職員で記念撮影を行い、平野町長からURの職員一人一人に対してねぎらいのお言葉をかけていただきました。

<全員で記念撮影>

町方地区では、早期に引渡しを行った末広町や地区内を東西に貫通する県道大槌小鎚線の沿道を中心に徐々に家や商店が建ち始め、再建が進んできています。

<再建が進む県道大槌小鎚線沿道の様子>

URは大槌町での復興へのご協力はこれで一区切りとなりますが、他の市町での復興に引き続き取り組み、被災された皆様が、一日も早く安心して、落ち着いた生活を送れますよう、尽力してまいります。

2017/12/17

陸前高田市高田地区で宅地の引渡し会

12月17日(日)、陸前高田市からURが受託して整備中の高田地区の高台③西工区が住宅再建される方々に引き渡されました。

高台③は山林を造成し、海抜約30~35mの高さのところに宅地等を整備したもので、東工区については先行して平成28年9月に引渡しを実施していましたが、西工区についても宅地が完成したことから、今般、引渡し会が行われました。

<高田地区土地利用計画図>

<今回お引き渡しをした高台③西工区>

<先行してお引き渡しした高台③東工区では再建が進んでいます>

引渡し会では、まずは市役所において引渡しにあたっての注意事項などの説明を行い、URの職員も宅地の整備状況や周辺道路の整備状況等についての説明を行いました。

<個別の質問に対応するURの職員(右)>

その後、現地に移動し、敷地境界杭の設置状況、敷地出入口位置、水道管・汚水桝の設置状況等を地権者ご自身の目でご確認いただいた上で、お引き渡しいたしました。

現地ではお近くの地権者の方同士あいさつをされ、同い年のお子さんがいらっしゃることが判明するなど、早速ご近所付き合いがスタートしていました。

<境界の設置状況を確認するURの職員(右)と地権者の方々>

また、この日は来年1月末に引渡しを控える高台⑤の現場見学会も開催されました。

<高台⑤の整備状況>

<URの職員(右)も地権者の方々をご案内しました>

高台⑤では昨年11月に県立高田病院用地として先行して引渡しを行い、来年3月の開院に向けた建築工事が進んでおります。

<建築が進む県立高田病院>

これまで高田地区では高台②、高台③東工区、高台④や商業エリアの一部の引渡しが完了しており、それぞれで再建が進んでおり、今後も年度末にかけて引渡しが予定されています。

URは引き続き陸前高田市の復興事業に全力で取り組んでまいります。