街に、ルネッサンス UR都市機構

岩手震災復興支援本部から(2017年04月)

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2017/4/29

大船渡駅周辺地区で第2期まちびらき!オープニングイベントに連動してURでも行政施設の利用者ワークショップを開催!

4月29日(土)、URが大船渡市から受託して整備中の大船渡駅周辺地区にて、第2期まちびらきが開催されました。

<セレモニーの様子>

大船渡駅周辺地区では、昨年3月に先行して整備した区域の基盤整備がおおむね完了したことから駅前広場等の供用開始にあわせ第1期まちびらきが行われました。その後も、大型スーパーなどの開業や津波拠点街区の基盤整備や商業施設の建設が進んできました。

<整備が進む大船渡駅周辺地区>

第2期まちびらきは、津波復興拠点の商業エリアに、大船渡市のまちづくり会社である株式会社キャッセン大船渡が整備する商業施設「キャッセン・フードビレッジ」、「キャッセン・モール&パティオ」、おおふなと夢商店街協同組合が整備する商業施設「キャッセン・ドリームプラザ」のオープンにあわせ行われたものです。

<多くの人でにぎわうキャッセン・モール&パティオ>
<おおふなと夢商店街でも様々なイベントが開催されていました>

セレモニーに先立ち、地区内を流れる須崎川沿いに桜の記念植樹が行われました。

<記念植樹の様子>

セレモニーでは商業者を代表してキャッセン大船渡の田村代表取締役が「今日オープンすることになったが、地域にとってキャッセンがどんな存在となるかが重要である。このまちのため、気仙のために我々はこれから頑張っていきたい。」と決意を語られ、戸田大船渡市長が「本日は大船渡駅周辺地区の商業再生に向けた大きな節目だが、これからがまさに正念場であり、多くの来街者でにぎわうよう様々な取り組みを実施していく必要がある。今後とも持続的でにぎわいのある中心市街地づくりにご尽力を賜り、100年後の大船渡人に引き継ぐまち文化の創造を実現していただけることと期待している。」と祝辞を述べられました。

<挨拶される田村代表取締役>
<祝辞を述べられる戸田市長>

最後に、大船渡復興応援特別大使である夫婦漫才コンビの宮川大助・花子さん立会いのもと、おおふなと夢商店街協同組合の伊東理事長とキャッセン大船渡の田村代表取締役が「近隣住民の皆さまや大船渡市内外の皆さまからの更なる共感を集め、当地を末永くにぎわうまちにしていく。」とまちびらき共同宣言を行いました。

<まちびらき共同宣言を行った伊東理事長(中央右)と田村代表取締役(中央左)>

ゴールデンウィーク期間中にはキャッセン大船渡エリア内において様々なイベントが実施されましたが、URでも5月6日(土)・7日(日)に、URが大船渡市から受託して建設を進めている大船渡駅の津波防災拠点施設・津波復興拠点施設について大きな模型を使って、お披露目とPRをかねて、「キャッセン・モール&パティオ」の広場付近で、ワークショップを開催しました。

<1/50スケールの模型>
<ワークショップの様子>

当施設は、津波発生時には逃げ遅れた方々の一時的な機能を有する施設ですが、平常時には広く市民の皆さまに開放され、人や活動をつなげる交流の場として市民活動の中心となっていく施設です。ワークショップでは、市民の皆さまに当施設の内容を発信しつつ、市民の皆さまから、この施設にてやりたいことや期待することなどを伺いました。

<市民の皆さまからのご意見>

また、キャッセン大船渡が主催した「バードハウス100大作戦」ともコラボレーションし、子ども達がつくった色とりどりの巣箱の展示場所として、当施設の建設地の仮囲いを提供しました。先日完成したマグネットアート同様、建設地を彩ってくれます。

<仮囲いに飾られた色とりどりの巣箱>

当施設は平成30年3月の完成予定で、周辺施設との相乗効果により賑わい創出の拠点となり、大船渡市の復興の象徴となることが期待されます。

URは引き続き大船渡市の復興事業に全力で取り組んで参ります。

2017/4/27

かさ上げ地で営業する初めての施設「アバッセたかた」がオープン!

4月27日(木)、URが陸前高田市から受託して整備中の高田地区で大型商業施設「アバッセたかた」のオープンと近接する「まちなか広場」の供用開始を記念したセレモニーが開催されました。

<本丸公園からアバッセたかた(左)とまちなか広場(右)を望む>
<オープニングセレモニーの様子>

「アバッセたかた」は、盛土により海抜約10メートル程度までかさ上げされた中心市街地で初めて営業する施設で、市立図書館(7月開館予定)と一体的に整備された地域交流型専門店街からなるA棟、食品スーパー・衣料大型専門店を中心としたB棟、そしてドラッグストアのC棟の3棟構成の施設で、「まちなか広場」は、大型遊具が設置された親子が集まる賑わいの拠点となる広場で、どちらも新たな陸前高田市の中心市街地の核となる施設です。

<開店を待ちわびた方々で賑わう専門店街>

セレモニーでは、商業者を代表して高田松原商業開発協同組合の伊東代表理事から「いよいよ陸前高田の新たなまちづくりがスタートラインに立ち、大きく前に歩みだしてまいります。買い物の場、憩いの場、コミュニティの場として気軽に立ち寄り集える賑わいの拠点として、笑顔があふれ末永く愛される施設運営を目指してまいります。」と決意が語られたほか、戸羽陸前高田市長は「この場所は、大勢の方々のご協力により整備頂いた。今日の日を迎えることができ感慨もひとしお。陸前高田市がこれから本当の意味での復興を遂げていくためにも、この中心市街地を真ん中に据えて、しっかりまちづくりをしていきたい。この場所が本当の意味で笑顔があふれる場所になるように祈念します。」と挨拶されました。

<挨拶される伊東代表理事>
<挨拶される戸羽市長>

その後、関係者によるテープカットで「アバッセたかた」のオープンを祝い、陸前高田市出身の俳優村上弘明さんがオープンを宣言されました。

<関係者によるテープカットの様子>
<オープンを宣言する村上弘明さん>

陸前高田市のゆるキャラ「ゆめちゃん」の他、隣接する住田町からは「すみっこ」や大船渡市からは「おおふなとん」も登場し、オープン後は、村上弘明さんのトークショーが行われるなど、大いに賑わっていました。

<トークショーの様子>
<各店舗も開店を待ちわびた方々で賑わっていました>

「まちなか広場」では、戸羽市長、高田保育園の園児さんたちとゆるキャラ達によるくす玉割りで供用開始を祝いました。

<くす玉を割る高田保育園の園児さんと戸羽市長(中央左)>
<みんなで記念撮影>

供用開始を待ちわびた園児さんたちは早速大型遊具で元気よく遊びまわっていました。

<供用が開始された「まちなか広場」>

高田地区中心市街地では、個店用地も商業者への引渡しが順次開始されており、年内には徐々にオープンが予定されています。また、併設する市立図書館は7月にオープンが予定され、まちなか広場のほか、「イベント広場」や「交通広場」などの公共用地の整備も予定されるなど、計画的なまちづくりによって中心市街地に震災前以上の賑わいが取り戻されることが期待されています。

URは引き続き陸前高田市の復興事業に全力で取り組んで参ります。

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