復興支援だより 岩手震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2013年09月

2013/09/07

大槌町の現場を様々な方が視察

9月上旬に公益社団法人助け合いジャパン※1新しいウインドウを開きます。が運営する「きっかけバス47※2新しいウインドウを開きます。」の企画で、多くの学生が被災地を回り、9月7日は大槌町を訪れました。

※1 公益社団法人助け合いジャパンは、復興庁と連携して被災地や被災地を支援する人への情報提供をボランティア活動で行っています。
※2 きっかけバス47は、公益社団法人助け合いジャパンが運営する企画で、全国47都道府県の学生を無料で東北へバスで派遣しボランティア活動を行うプロジェクトです。学生は現地で経験したことを次の参加する学生へリレーしていくことで、東日本大震災の風化防止につなげていこうというものです。

大槌町で体験する企画は一般社団法人おらが大槌夢広場新しいウインドウを開きます。※3が担当しました。学生は、地元高校生が行う語り部ガイドの案内で町方地区を歩いたり、仮設住宅の方と昼食などを作ったりして、震災当時の話や現在の様子などの話を聞きました。

※3 一般社団法人おらが大槌夢広場は、東日本大震災後に町民、専門家、外部の方によって行政機能の低下した部分の補完や外部への情報発信強化、地場産業やツーリズム事業の活性化、町民の起業独立支援等の側面から「町づくり」を行うことを目的として設立されました。多くの方に現地を見てもらいたいとの思いから、現在、復興ツーリズム事業にも力を入れており、多くの視察を受け入れています。

写真:地元高校生語り部ガイドによる町方地区の案内

<地元高校生語り部ガイドによる町方地区の案内。輪の中央にいる女性が案内しました>


写真:住民の方との昼食づくりの様子

<住民の方との昼食づくりの様子>


UR都市機構はおらが大槌夢広場からの依頼で、昼食後に大槌町町方地区の復興まちづくり事業の説明などを行い、意見交換をしました。

写真:概要説明をする大槌復興支援事務所の東所長

<説明をする大槌復興支援事務所の東所長>

学生からは、「地元高校生のガイドで、湧水を探しながらを町があった場所を歩き、当時の話や震災以前の町の思い出を聞けたのが大変印象深かった。」や「勉強になりました。次はもっと多くの学生を連れてきます。」という感想をいただきました。
また、その1カ月ほど前の8月8日(木)には独立行政法人国際協力機構(JICA)主催による研修が行われ、アジア7ヵ国11名の方が訪れ、住民参加型のまちづくりを見学しました。大槌町においては、きっかけバス47同様に一般社団法人おらが大槌夢広場が研修プログラムを担当し、URは大槌町の復興まちづくり事業を説明し、意見交換を行いました。

写真:復元された被災前の大槌町町方地区の模型を前に説明する東所長

<復元された被災前の大槌町町方地区の模型を前に説明する東所長>


写真:現地視察の様子

<現地視察の様子>


写真:集合写真

<最後に集合写真。大槌高校の生徒も参加。URからも2名が案内役で参加しました>

研修参加者の方からは、「これまで資料や映像でしか知ることのできなかった災害の恐ろしさや復興の取組みについて、現地で携わっている方から生の声を聴くことができたので、単に知識としてではなく、感情として入ってきた」との感想をいただきました。
研修生の心にも強く残ったようです。

東日本大震災から2年半が経ち、現地の方は震災の風化を懸念しています。
URが行う復興まちづくりの様子は、これからもホームページなどで情報発信してまいります。



2013/09/04

宮古市鍬ヶ崎(くわがさき)・光岸地(こうがんじ)地区復興まちづくり事業工事の安全祈願祭を実施

岩手県宮古市は盛岡から東へ約100kmのところにあります。古くから漁業が盛んで、サケやサンマ、アワビ、ウニなどが水揚げされていました。

地図:記念式典の様子1

地図使用承認©昭文社第53G125号

宮古市鍬ヶ崎・光岸地地区は宮古市役所から車で約5分、古くから宮古の港町として栄え、住宅や水産加工場などが立地していたところです。

写真:宮古市鍬ヶ崎の様子

<宮古市鍬ヶ崎。以前は住宅や、道路の右(海側)には水産加工場があった>

9月4日(水)、その宮古市鍬ヶ崎・光岸地地区において実施する土地区画整理事業の工事に係る安全祈願祭が行われました。

写真:宮古市鍬ヶ崎の様子

式典には、宮古市やUR、工事を行う三井住友建設・本間組建設工事共同企業体の関係者など約80名が参加しました。 鍬ヶ崎・光岸地地区は約24haの区域で土地区画整理事業を行います。土地区画整理事業では、地区の中央を走る幅員17mの道路や幅員2~4mの狭い道路を5m道路へ拡幅整備する他、公園整備や水路改修を行います。この他にも、ラウンドアバウトと呼ばれる信号を設置しない円形交差点の整備も行います。

※ラウンドアバウト・・・交差点の中央を円形の一方通行の優先道路として周回し、そこに接続する道路との流入・流出を左折で行う新たな平面交差点。事故の抑制と、信号待ちがない分の時間短縮等が期待されています。
長野県飯田市では、東和町周辺の一連の事業(市道東和町線の改良、中央公園の再整備、谷川改修を併せて実施)により、東和町交差点をラウンドアバウトにしています。
資料は、東和町交差点(ラウンドアバウト)改良工事の概要として飯田市HPに掲載されているものです。

先行実施事例(長野県飯田市ホームページより)PDFファイル新しいウインドウを開きます。

画像:完成予想図

<完成予想図(宮古市ホームページより)>

式典後、山本宮古市長は「歴史と活気ある港町の復活を待つ住民にとって希望の槌音です。URの支援をもらいながら、三井住友建設・本間組JVに安全第一で工事をしていただき、生業の再生に尽力をお願いします。」と挨拶されました。

写真:挨拶される山本市長

<挨拶される山本市長>


平野参議院議員(前復興大臣)も「復興はようやく計画から実施へと進んでおり、この安全祈願祭はその象徴です。一日も早い復興を祈ります。」と挨拶されました。

写真:挨拶される平野議員

<挨拶される平野議員>


これに対して小山UR都市機構震災復興推進役は「被災直後の2011年4月の復興計画策定支援から宮古市の復興に携わっており、これから事業が本格化するということで身が引き締まる思いです。住宅地や水産業などの生業の場の再生を、安全対策に万全を期して進めて参ります。皆様には進捗状況をお伝えしてご心配をおかけしないよう、組織を挙げて一日も早い復興に取り組みます。」と挨拶しました。

写真:挨拶をする小山震災復興推進役

<挨拶をする小山震災復興推進役>

これで先に着工した田老地区とともに、URが宮古市で携わる復興事業は2地区とも着工したことになります。



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