復興支援だより 岩手震災復興支援本部から

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2015年05月

2015/05/27

陸前高田復興まちづくり情報館で被災前の街並み映像を公開

5月27日(水)より、岩手県陸前高田市の復興まちづくり情報館で、東日本大震災前の陸前高田市の街並み画像を公開しています。
これは、2月10日に山田町で公開したものと同様に、カーナビゲーションの地図を製作するインクリメントP株式会社が地図製作のために約5m間隔で撮影した写真を映像としてつないだものです。 今回も、URは平成18年頃から撮影した写真データにプライバシー処理した画像を同社から借り受け、ストリートビューのように加工して公開しました。

写真:公開した映像

<公開した映像>

公開した映像は、URが土地区画整理事業などを受託している高田地区と今泉地区から主要7路線を選んだもので、陸前高田駅前通りの商店街なども見られるようになっています。

公開に先立ち、復興まちづくり情報館で陸前高田市や地元の関係者をお招きして、公開発表会を行いました。

写真:発表会であいさつするUR森本岩手震災復興支援本部長

<発表会であいさつするUR森本岩手震災復興支援本部長>

写真:発表会での映像公開の様子

<発表会での映像公開の様子>

ご覧になった地元の方は「懐かしい」と感慨深げに見入っておられました。
この映像は毎日午前9時から午後5時まで、陸前高田の復興まちづくり情報館で公開されており、自由にご覧いただけます。 かつての街並みを知ることができる貴重な映像ですので、是非ご覧ください。





2015/05/25

大船渡市の平団地で住民の方々とコミュニティガーデンに花植えをしました。

5月25日(月)、大船渡市末崎町(まっさきちょう)平林(たいらばやし)にある市営住宅平団地にて、住民の方々が中心になってコミュニティガーデンに花植えをしました。同団地5号棟前のコミュニティガーデンは、ガザニアやニチニチソウ、チョウセンギク、キンセンカなど300株以上の色鮮やかな花々で彩られました。

写真:色とりどりの花を前に談笑する住民の方々

<色とりどりの花を前に談笑する住民の方々>

写真:活動に参加した住民の方々、大船渡市・岩手大学・URの職員

<活動に参加した住民の方々、大船渡市・岩手大学・URの職員>

同団地5号棟は、URが整備し、平成26年4月に市へ引渡しを行った災害公営住宅であり、現在10世帯15人が入居されています。
仮設住宅から移り住んだ住民の方々の中には、単身のお年寄りも多いことから、住民間での互助や相互の見守り促進が必要であり、新しい住まいでのコミュニティの再構築が重要となっています。
そんな中、URでは、平成26年8月より、大船渡市及び岩手大学三陸復興推進機構と協力し、大船渡市内の災害公営住宅において住民主体のコミュニティづくりの取り組みを開始。地域の公民館なども巻き込みながら、住民が集まり、親睦できる機会を創ってきました。
今回の花植えは、これまでのUR等からの呼びかけに応じて、住民の方が自ら企画したイベントです。当日は住民の方々7名と、大船渡市の方や岩手大学の方、UR手職員3名の計12名が参加しました。
被災者に花を提供している支援団体もありましたが、花は住民の方々がお金を出し合い購入されました。

写真:住民と一緒に花植えをするUR職員1 写真:住民と一緒に花植えをするUR職員2

<住民と一緒に花植えをするUR職員>

写真:after-before

<after-before>

写真:お茶っこで談笑する住民の方々

<お茶っこで談笑する住民の方々>

花植えの後は、みんなでお茶っこです。住民の方々が持ち寄った漬物やサツマイモなどの料理を囲みながら、今後の水やりのことなどに話が弾みました。
花植えを企画した住民の方からは、「今後も、声掛けしながら、みんなで花を育てていきたい。」との積極的な声も聞かれました。

平団地では、住民主体のコミュニティが、その自立に向けて、着実に歩みを進めています。





2015/05/17

大船渡市川原(かわら)・蛸ノ浦(たこのうら)地区災害公営住宅で内覧会を実施

5月17日(日)、大船渡市に新たに完成した、川原地区及び蛸ノ浦地区の災害公営住宅にて内覧会が開かれました。

川原地区災害公営住宅は大船渡市の中心部からすぐ、須崎川のほとりに位置します。当地区は鉄筋コンクリート造3階建で、2DK~3DKの住宅29戸は、すべてバリアフリーに対応しています。

図:川原地区災害公営住宅位置図 地図使用承認©昭文社第56G107号

川原地区災害公営住宅位置図 地図使用承認©昭文社第56G107号

写真:川原地区住宅の外観(南東側から)

<川原地区住宅の外観(南東側から)>

写真:川原地区住宅の外観(北側から)

<川原地区住宅の外観(北側から)>

また、蛸ノ浦地区災害公営住宅は、大船渡市の中心部から車で15分ほど行ったところにあります。
当地区も鉄筋コンクリート造3階建で、2DK~3DKの住宅14戸は、すべてバリアフリーに対応しています。

図:蛸ノ浦地区災害公営住宅位置図 地図使用承認©昭文社第56G107号

<蛸ノ浦地区災害公営住宅位置図 地図使用承認©昭文社第56G107号

写真:蛸ノ浦地区住宅の外観(南側から)

<蛸ノ浦地区住宅の外観(南側から)>

車いすに乗ったままでも利用可能。1階2DKタイプの2戸は車椅子対応となっています(※)。
※車椅子対応住戸は川原地区にのみ整備されており、蛸ノ浦地区にはありません。

写真:川原地区 車椅子対応2DK 洗面所とキッチン

<川原地区 車椅子対応2DK 洗面所とキッチン>

住戸プランは、川原、蛸ノ浦両地区とも同じ内容となっており、玄関や敷居の段差を極力少なくし、スイッチプレートを通常よりも低い位置に配置するなど、お年寄りの方も生活しやすい設計内容となっています。

写真:蛸ノ浦地区 3DKタイプの浴槽と洗面所

<蛸ノ浦地区 3DKタイプの浴槽と洗面所>

水回り周辺は、機能性と快適性を重視し、広い空間が確保されています。

写真:蛸ノ浦地区 3DK

<蛸ノ浦地区 3DK>

ダイニングキッチンと和室間の敷居はフラットにしています。

写真:蛸ノ浦地区 集会室

<蛸ノ浦地区 集会室>

集会室のエントランス面材には、地元産材が使用されています。

会場には、当地区に入居予定の方や、その親族の方などが来場されました。 住宅を内覧した来場者の方からは、
「仮設住宅にはなかった廊下があることがうれしい。」
「お風呂など水回りのスペースが広くて使いやすそう。」
などの感想が聞かれ、新たな住まいの完成を喜んでいました。
来場者の中には、実際の住まいをイメージし、家具の配置や設備の使い方などを熱心に機構職員に質問する方もいらっしゃいました。

今後両地区では6月末から順次入居が始まる予定です。

写真:UR都市機構職員が住宅設備について説明する様子

<UR都市機構職員が住宅設備について説明する様子>

写真:家具の搬入に備え、住宅内を採寸する来場者(左)

<家具の搬入に備え、住宅内を採寸する来場者(左)>

来場者(左)に住宅内を採寸しながら、説明するUR都市機構職員(中央)

<来場者(左)に住宅内を採寸しながら、説明するUR都市機構職員(中央)>