Interviews 幅広い視点で 住宅のあり方を追求していきたい。
- 清水 彩巴
- 事務系総合職
西日本支社 住宅経営部/
賃貸経営・運営管理
Career
- 2015年:入社/東日本賃貸住宅本部 東京東エリア経営部
- 2017年:本社 総務部
- 2019年:西日本支社 住宅経営部 ウェルフェア推進課
- 2022年:西日本支社 住宅経営部 経営課
Chapter 01 長く、安心して働くことができる環境
- もともと長く働きつづけたいという思いが強かったそうですね。
- 人のくらしに関わる仕事がしたいと思い、不動産やホテル業界を中心に就活をしていたのですが、URはワークライフバランスの充実に力を入れていて、ここでなら長く働きつづけられそうだと思いました。当時は今ほど「働き方改革」のような潮流はなかったのですが、女性のさまざまなライフイベントに応じて働き方を選択し、活躍できる環境だということを見聞きし、魅力に感じました。
- 「日々の暮らしと両立できる」ということもポイントになったそうですね。
- 私にとっては「仕事だけがすべて」ではないという思いが強かったんですよね。たまには旅行にも行きたいし、おいしいご飯も食べたいし。そういった意味では、民間企業で「めちゃくちゃ働いて、出世して、稼ぐ」よりかは、充実したワークライフのなかで仕事も一生懸命やりながら日々の暮らしも充実させたいという思いがありました。

Chapter 02さまざまな角度から住宅に関わる
- 入社後は、賃貸住宅の在庫管理や商品企画をされていたそうですね。
- 都内の賃貸住宅を担当したのですが、お客様が退去されて空室になった部屋を、エリア全体の空室状況を見ながら優先順位をつけて入居促進していくような仕事が在庫管理です。たとえば地域によってはワンルームの部屋が人気なエリアがあります。そういった場合は、同じ地域の2LDKの部屋ではなく、ワンルームの部屋を優先的に補修・修繕し、入居促進を行うといった調整を行っていました。また、その際に古くなった部屋の設備等をどのようにリノベーションしていくかを検討するのが商品企画という仕事です。目新しい設備や仕様を採用した際にはそのPRなども担当し、販売促進を行っていました。
- ここでの経験が、かなりその後のためになったそうですね。
- 商品企画の仕事は特にそうでしたが、URとしても「若い方に積極的に入居してほしい」という意図もあって、若手職員の意見をかなり大事にしてくれたんですよね。なので、積極的にアイデアを出したり、プロジェクトに参加させてもらう機会も多かったので、やりがいがありましたし、能動的に色々なことに参加して学べたというのは大きかったと思います。
- その後は総務部を経て、西日本支社に異動されると。
- 住宅経営部 ウェルフェア推進課に配属になり、兵庫エリアの地域医療福祉拠点化を担当しました。高齢化が進む団地では一人暮らしの高齢者も増加しており、何かあった時に相談する相手がおらず困っている方もいらっしゃいます。移動販売や医師による健康講習などを開催し、それがきっかけとなって集まった方々同士が交流できるようなイベントを企画することで、団地内でのコミュニティを育てていくような施策を実施していました。
その後は、現在の住宅経営部 経営課に移り、UR賃貸住宅の家賃算定を行っています。先ほどの商品企画の説明の通り、何か新しい仕様や設備を導入した際や、団地の建替えを行ったときには新たに家賃を決めるのですが、その時点での地域ごとの家賃相場を踏まえて、一つひとつの部屋の家賃を決定しています。

Chapter 03ライフステージの変化が仕事にも活きる
- 現在は結婚・出産を経て、ママとして活躍されているそうですが、働き方はいかがでしょうか?
- 制度としては「始業時刻変更制度」を活用していて、1時間早く出社して1時間早く退社しています。なので、子どもを保育園に送るのは夫に任せて、私が迎えに行くような形です。これができると時短勤務ではなくフルタイムで働くことができ、大変助かっています。もともと「長く働きつづけたい」という思いがありましたが、実際に出産や育児の経験を経て、URは非常に理解のある職場だなとあらためて実感しています。育児はもちろん介護も同様に、突発的に家に帰らなくてはならないケースも少なくないのですが、「そういったことが起きる前提で業務を行うべきだ」という考えが浸透しているので、家庭を大事にすることに臆することは全然ないですし、お互いが助け合いながら効率的に業務を行おうという風土が根付いていると思います。まだ子どもが小さいので、何かあると有休をとるようにしていますが、もともと有休も20日付与されているので心配ないですし、もう少し子どもが大きくなればテレワークも活用しながら勤務できるかなと思っているので、そういった意味では就活当時に思い描いていたワークライフを実現できていると思います。
- では最後に、URで働く魅力を教えてください。
- 私自身は賃貸住宅事業が中心になりますが、自分の価値観やライフステージの変化が仕事に活かせるところがやりがいだと思っています。入社間もないころは、若者として住宅がどうあるべきかを考えてきましたし、今は家族を持ち、母親になったことでより幅広い視点で住宅について考えることができるようになったと実感しています。また、分譲住宅のように売って終わりではなく、社会や価値観、暮らし方の変化に応じて色々なことにチャレンジできるフィールドが全国に広がっているのもURならではの魅力だと思います。それこそ「人のくらしに関わる」者として、地域や住民のみなさんに寄り添いながらそれぞれの幸せに貢献できる仕事ですし、これから先の変化にも対応しながら「住宅のあり方」を追求していければと思っています。

Message就活生へのメッセージ
「働きやすさ」は自信をもってお伝えしたい点です。私自身、就活当初は「何をしたいか」ばかり考えていて、「どう働きたいか」を考えてこなかったのですが、実際に社会人になって、母親になって感じるのは「どう働くか」という点は非常に重要だということです。「何をするか」でいえば、私はもともと都市再生がやりたかったのですが、これまで賃貸住宅事業の仕事に関わってきて、この仕事にやりがいを感じていますし、大好きになりました。そういった意味では、URのような幅広い経験ができる会社で色々なことに携わってみて「何をしたいか」を考えるのも遅くないと感じています。就活生の皆さんには、理想とするワークライフを想像しながら会社を選んでほしいですし、その答えがURであればとてもうれしく思います。














