Profile

中川 愛葉

入社:
2012年
専攻:
法学部法学科
研究内容:
景観や都市計画等、環境に関わる法律の研究

大学では法律を学ぶゼミに所属し、URが関わる判例を取り扱ったことをきっかけに、URに興味を抱く。暮らす人に寄り添ったまちづくりができると感じ、入社を決意。現在は、東京北エリアのUR賃貸住宅の家賃・駐車場・共用部分に関わる業務を担当している。

Career

  • 2012年:

    西日本支社住宅経営部営業推進第3チーム
    西日本エリアの賃貸住宅の入居促進に関わる業務

  • 2014年:

    URコミュニティへ、千葉住まいセンター総務収納課・お客様相談課(出向)
    千葉県の賃貸住宅の管理業務に従事

  • 2016年:

    本社総務部情報システムチーム
    賃貸住宅関連システムの改修に関わる業務

  • 2018年:

    本社住宅経営部営業推進課
    全国の賃貸住宅の入居促進に関わるバックアップ業務

  • 2020年:

    東京北エリア経営部企画課
    城北及び城東エリアの賃貸住宅の家賃・駐車場・施設関連業務及び共用部改修業務等

安定経営に直結する、
家賃収入の最大化と戦略的投資。

URのまちづくりに惹かれて、入社を決意したそうですね。

もともと生活に密接した「衣食住」の仕事に就きたいと思っていました。特に「住」には興味がありましたね。私は北海道出身で、大学は京都。気候風土により、住まいのつくりや暮らし方が異なることに面白さを感じていました。また、色々な企業を見ているうちに、一つひとつの住まいよりも、さらに大きな視点からまちづくりを手がけたいと思うようになりました。中でもURに惹かれたのは、お住まいの方々の声にしっかりと耳を傾け、寄り添いながらまちづくりを行う姿勢があったからです。

現在の仕事内容を教えてください。

賃貸住宅において、家賃収入の最大化を図ることがミッションのひとつです。URの賃貸住宅経営を支えるのは家賃収入にほかなりません。その確保のために重要なのが、マーケットの動向やニーズに合致した適切な家賃を設定し、空室を解消すること。担当するエリアの収入目標設定に基づき、その実現に向けた家賃の改定を行っています。

家賃改定は、どのようなタイミングや基準で行われるのですか。

家賃は景気などの外部要因に影響されやすいため、さまざまな情報を収集・分析しながら、総合的に判断して臨機応変に改定を検討します。端的に言えば、需要の高まっている団地・住戸であれば引上げを実施しますが、逆の場合には引下げを検討することもあります。健全で安定的な経営に直結する仕事になるので、とても重要な役割を担っていると感じています。

家賃改定以外にも、安定経営のための取り組みに関わっているそうですね。

はい。戦略的投資の実施に携わっています。例えば、空き駐車場を利活用する取り組み。自動車を所有する人が減り、駐車場需要は漸減傾向ににあります。そこで、空いた駐車場をコインパーキングやカーシェアリング、あるいは駐車場シェアリングに利活用し、収入確保につなげています。また、他部署と連携しながら、団地の共用部分を改修して付加価値を向上させる取り組みも行っています。ある団地では、エントランス脇の広い空間をお住まいのお客様にとってもっと使いやすくなるスペースに改修する取り組みを検討中です。団地の付加価値向上によって市場競争力の強化にも資する、手応えのある取り組みと考えています。

URの風土を実感した、
2つの画期的なプロジェクト。

これまでたくさんの業務に携わってきたと思いますが、
特に印象に残っているプロジェクトを教えてください。

練馬区の「光が丘パークタウン いちょう通り八番街」で展開したリノベーションプロジェクトですね。現在、共働き世帯の増加やコロナ禍によって、住まいに求められるものが変化してきています。そこで、このプロジェクトでは、家事負担の軽減やワークスペースの確保に重点を置きました。具体的には、洗濯室と収納スペースを一体化したり、キッチンの近くにワークスペースを設置したりといった工夫しました。

このプロジェクトは、体制も特殊なものだったそうですね。

そうです。部内横断のプロジェクトを立ち上げての企画だったため、普段の業務では関らない分野に触れるよい機会になりました。私は全体を取りまとめる調整役として参加しましたが、さまざまな担当者の考えや思いを理解しながら進める必要があり、非常に苦労しました。しかし、部門を超えて集まったメンバーが真摯に考え、汗をかき、一致団結して成功させたことで、強く心に残るプロジェクトになりましたね。

入社時に参加したという「DIY」プロジェクトについても教えてください。

URには、賃貸でありながら基本的に原状回復の義務がなく、お住まいの方が自由にリノベーションを楽しめる「UR-DIY」という住戸があります。私が入社した当時は西日本にしかなかったのですが、その文化を広めていこうという若手中心のプロジェクトでした。「DIY」によって何ができるのかをプレゼンするために、住戸や集会所、営業窓口等を私たちメンバーの手で実際にリノベーションするなど、これまでにない取り組みにワクワクしたことを覚えています。その後、「自分好みの部屋で暮らす」という新しい暮らし方の提案とともに、「UR-DIY」は拡大。若手を信じて任せてくれる、URの風土を実感しました。

Day Schedule

  • 9:10

    出社。
    スケジュール、メール、TODOチェック

  • 9:30

    課内で情報共有

  • 10:00

    家賃に係る各種データ分析作業

  • 11:00

    家賃改定に関する課内打ち合わせ

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    外出

  • 14:00

    団地着。
    住戸、共用部分、駐車場等の現地調査

  • 16:00

    民間サテライトオフィスで残務処理

  • 17:40

    退社

頼れて、楽しい。
最高の調整役を目指したい。

My Future

※撮影地|UR賃貸住宅 ヴァンガードタワー

これまでたくさんの人と協力しながら仕事を行ってきたと思いますが、
その中でも大切にしていることを教えてください。

もっとも大切にしているのは、相手を理解することです。プロジェクトには制約が付きもので、関わる人たちもそれぞれの事情を抱えています。何もかもが円滑に進むとは限りませんが、自分の都合だけではなく相手の立場をよく考えて行動することによって、解決の道が見えてくるものだと思います。

今後も調整業務に携わっていきたいそうですが、どんな存在を目指していますか。

一言で表すなら、「頼れる楽しいお姉さん」です。安心して頼れる人だと思ってもらうことが、調整業務を円滑に進める上では必要だと感じています。それに、せっかく人と関わるのですから、楽しい存在でありたいですよね。

※撮影地|UR賃貸住宅 ヴァンガードタワー