Profile
- 入社:
- 2018年
- 専攻:
- 電気電子工学科
- 研究内容:
- リニアモーターの研究
就職活動では、働く人たちの雰囲気が自分に合うか、そして仕事のみならずプライベートも充実できる環境かどうかを重視した。当初はメーカーを志望していたが、父から勧められたURの雰囲気が自分に合っていると感じ、入社を決めた。
Career
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2018年:
東日本賃貸住宅本部 住宅経営部 電気保全課
団地に係る電気設備の維持保全業務に従事 -
2020年:
東日本賃貸住宅本部 設計部 団地設計第1課
団地の建替え事業に従事
柔らかい雰囲気や真摯な対応、
そして、仕事への誇りと愛情を感じて。
松田さんは、元々URと縁があったそうですね。
実は、生まれてからずっとURの団地に住んでおり、URには愛着を抱いていました。団地というのは、住む人々から生まれるコミュニティがあり、その結びつきはとても温かいものです。子どもながらも「いい場所」という実感がありました。
就活では、メーカーを志望されていたそうですが、URへ決めたきっかけは何ですか。
メーカーを志望していた際も、具体的な仕事のイメージを持っていたわけではありません。そんな中で、URが候補の一つになったのですが、団地のコミュニティやURパンフレット「団地×あかり」が魅力的でしたが、1番の決め手になったのは職員のみなさんです。柔らかい雰囲気や真摯な対応、そして仕事への誇りや愛情を持っていると感じました。この場なら自分らしく働ける、そう感じ入社を決めました。
入社当時は、電気設備の維持保全を担当していたと聞いていますが、具体的にはどのような仕事になるのでしょうか。
既存のUR団地のエレベーターや消防関係、共用部・屋外照明、避雷設備等の電気設備を、安全に稼働させるための保守管理になります。点検や調査を行う管理会社に業務を発注し、点検現場に立ち会うなど、全体をマネジメントしていくのが主な仕事です。団地ごとに定期的にそれぞれ点検を行うのですが、劣化具合はまちまちです。修繕・修理の必要があれば、設計部門に連携し、依頼なども行います。
熱い想いを語り合う。
「より良い団地をつくりたい」、その一心で。
現在は異動し、電気設備の設計をされているそうで。
そうですね。現在、2ヵ所の団地建替えプロジェクトに携わっていますが、設計は、維持保全とはまったく異なる仕事です。まず、電気設備設計の設計事務所と共に、建替え規模や建築プランに基づき、必要な設備の検討や、各種法律に則った基本設計を進めます。各住戸の照明やスイッチ、コンセントの配置や電気系統などの図面をコンサル会社が作成、それをURのルールや法律と照らし合わせてチェック、確認して詳細設計に進みます。電気設備といってもただ単に過不足なく図面化するだけでなく、団地それぞれ特性や魅力を引き出すことも求められます。現在関わっている、神奈川県茅ヶ崎市にある・浜見平の団地の建替えでは、共用部にラウンジスペースを設けるという、新たな取り組みを進めています。利用の際は、予約した人が非接触で本人認証をできる「スマートロックシステム」の導入なども検討しています。団地の特性に合わせ、新技術の検討・導入も重要な役割になっています。浜見平団地の電気設備設計はほぼ完了し、施工会社の公募を経て、近いうちに工事のフェーズに入ります。
浜見平団地の他にも建替え事業に携わっているのですか。
浜見平団地と並行して関わっている建替え事業が、千葉県柏市にある豊四季台団地です。ここも浜見平団地と同様に高度経済成長期に建てられた団地で、老朽化に伴い2004年から順次建替えが進められています。豊四季台団地は第1~5期に分けて建替え事業を行っています。私は第4期から担当し、現在は第5期の基本設計に携わっています。プロジェクトとしては15年以上経っていますので、時代や住まいに対する考え方、取り巻く環境も当時とは様変わりしています。第1期から第4期で蓄積された知見をベースにしつつ、今の時代に即した新しい団地、若い世代を呼び込める団地を、電気設備の立場からつくり出したいと考えています。
新しい団地ですね。現場では色々なアイデアが出てくるのですか。
関係者と行ったブレストは強く印象に残っています。電気設備担当の私のほか、建築・土木・造園・機械設備・計画各職種担当によるブレストで、参加していた全員が自分の夢、理想を語り、活発な意見交換が行われました。みんな、仕事への熱量が高く、熱い想いで取り組んでいることを改めて実感しましたね。より良い団地をつくりたいという強い気持ちが感じられ、これからの仕事がより楽しみになりました。ちなみに私は、新しいサービスとして「電動自転車」の貸し出しを提案しました。今後も、積極的にアイデアや意見を発信していきたいです。
Day Schedule
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9:15
出社。メールチェック。
スケジュールチェック -
10:00
浜見平団地建替えで設計事務所からの図面を確認・検討
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11:00
図面をもとに設計事務所と設計方針に関して打ち合わせ
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12:00
昼食
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13:00
豊四季台団地へ外出
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14:30
現地到着。定例会議に出席、進捗状況の共有
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16:00
現地で設計事務所と基本設計の検討
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17:30
現場より直帰
正解を自分でつくりあげていくやりがい。
そこにある、先輩からのたくさんの支援。
My Future
URで働く魅力を教えてください。
建物は電気がなければただの箱です。電気があって、初めて生命が吹き込まれ、住む人の快適性や利便性を提供することができます。ただ、正解がある仕事ではありません。住戸内のスイッチ一つでも、どこに付ければきれいな生活動線を描けるか、人によって意見が異なることがたくさんあります。大切なのは、様々な意見に耳を傾け、自分なりに考察し、いいと思うものを設計に反映していく。ある意味では、「正解を自分でつくりあげていく」ことがこの仕事のやりがいであり、それを主体的に実践できるのがURで働く魅力です。
最後に今後の目標を教えてください。
入社してからこれまで、尊敬する先輩方の手厚いサポートを受け、着実に成長することができました。振り返れば、多くの先輩方が、私が独り立ちするために、様々なカタチで支援してくれました。なので、今後は私も先輩方のような存在になって、後輩の成長を促すことができるようになりたいです。UR団地の進化と共に、私も成長していきたいと思っています。