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CONCEPT

団地の未来プロジェクトとは

団地の未来を描く。それは、社会の豊かな未来像を描くことでもあります。
40年以上の歴史を持つ団地の価値を、精緻に見つめ直し、磨いていく。そして、新しい時代の輝きを与えていく。
団地の未来プロジェクトは、人々の生活の変化を感じ取り、課題とアイデアを見つけながら一歩ずつ団地の価値を上げ、
未来の住まい方と地域のあり方を創造する、社会貢献の視点を持ったプロジェクトです。
個としての団地の再整備から、開かれたまちづくりへ。
かつて魅力的な文化を発信した団地に、今という時代の新しいアイデアを注ぐことで、
既存団地の再活性という日本全体が抱える課題に対してひとつの未来を描き、
新しい住まい方を具現化していきます。

ロゴ・コンセプト

団地の「団」をモチーフに、良いアイデアをひとつずつプラスし、そこから広がる団地の未来を表現したプロジェクトのシンボルマーク。
四隅の角を丸くしたアイコンは、既存の枠組みにとらわれないやわらかな着想から創造される新たな可能性を象徴しています。

プロジェクト誕生の経緯

「ルネッサンス in 洋光台」は、URが培ってきた都市・住環境技術やまちづくりのノウハウを活用し、
日本の“団地の再生”に取り組む「21世紀モデルプロジェクト」のひとつとして、2011年12月にスタートしました。
神奈川県・横浜市の洋光台団地を、建設後40年以上経過した“郊外型ストック”再生のモデルエリアとして選定、
団地の再整備・再活性を核として、地域全体と連携した次世代のまちづくりを目標に取り組んできました。
ここでは、隈研吾氏や佐藤可士和氏をはじめ各界の有識者による提言の場である「アドバイザー会議」と、
地元関係者・行政との協議の場である「エリア会議」という2つのディスカッションが両輪で行われ、さまざまな成果を上げてきました。

そして2015年、これまでの成果や、継続して議論されてきた検討事項を踏まえ、
団地の再生を日本の住環境における本質的な課題として捉え直し、
未来の豊かな住まい方や地域のあり方を創造し、
ひとつずつ具現化していく、「団地の未来プロジェクト」が始動します。

「ルネッサンス in 洋光台」について別ウインドウで開きます

プロジェクトの視点

  • 集まって住むパワー

    団地の良さとは何か。
    これだけ多くの人々が集まり、数十年もの間住み続けていること自体が世界的にも珍しく、「集まって住むパワー」こそが団地の本質的な価値であり、地域や近隣との絆が弱くなっている現代の日本社会におけるソリューションのひとつになり得ると考えています。
    集まって住むメリットをさまざまな形にし、そこに暮らす一人ひとりが享受できる開かれたまちづくりを実現していく。
    この考え方のもと、「団地」から想像するこれまでのイメージを刷新し、新たな文化創造につながる独自のアイデアを次々と発信する活動をこれからも進めてまいります。

  • ファシリティの再構

    洋光台中央団地では、ベンチやサインツリーの新設を含む広場の全体改修を実施。「木の葉パネル」を設置した外壁修繕や、「クラフトマルシェ」の誕生によるスペース活性化に取り組んでいます。
    洋光台北団地では、カフエやライブラリーなど今までになかった共有価値を持つ「集会所」のリニューアルをはじめ、芝生広場の新設、木調ルーバー状の「小枝手すり」の設置など、豊かな緑との調和を図った住棟のリニューアルを実現。
    さらに、団地内を土管の遊具や木製の遊具など懐かしいけれど新しさを感じる、ループ状につなぐ「団地の散歩道」も完成。
    団地をすべての人々に開かれた明るく気持ちの良い場所へと進化させ、住まう人の価値を具現化した現代的な空間デザインの可能性を提示しています。

  • 暮らしのクラウド

    団地の「集まって住む」魅力を、ITやICTにおけるデータ共有サービスの呼称を引用し「暮らしのクラウド」と呼び、具体性へと落とし込んでいます。
    「団地のカフェ」「団地のライブラリー」の実現など、いままで個人で補っていた要素を、多くの人がシェアできる場所や仕組みをつくることで、スペースも有効に使いながら、より豊かな暮らしを目指す可能性を提案してきました。
    今後も、共用ラウンジの他、さまざまなサービスの提供を計画中です。

  • オープンイノベーション

    「団地の未来」を考えていくには、さまざまな領域での知見や経験を取り入れ、ディスカッションしながら、ひとつずつアイデアを出し検証していく必要あると考え、「オープンイノベーション」の一つとして「TALKING」を実施してきました。
    多様なプロフェッショナルの知恵をシェアしてもらい、実際の活動に必要な具体性のあるアイデアへと昇華させる独自の枠組みです。WEBをベースに、すべてのアイデアが自由に並行して走ることのできる次世代型のクリエイティブ・プラットフォームとして運用、防災活動やライブラリーの実現など、一歩ずつソリューションへと結実させています。

TALKING

日本を代表する建築家として国際的に活躍する隈研吾氏が、企業や団体のブランド戦略におけるトータルプロデューサーとして優れた実績を挙げ続ける佐藤可士和氏を誘い、ふたりのシナジーによって始まった「団地の未来プロジェクト」。これからの新しい住まい方、開かれたまちづくりを実現していくプロセスを、ふたりを中心にした楽しい会話や裏話を通じて伝えていきます。

「建築」×「活動」という新しい取り組みへ

団地の未来プロジェクトでは、くらしの環境そのものを変えていくことに挑戦するため、建築的な改修(ハード)だけでなく、地域活動(ソフト)の両面からアプローチしてソリューションを提供しています。
そこで進められたのが「建築」×「活動」という新しい取り組みです。
隈研吾氏を「ディレクターアーキテクト」として新しいライフスタイルに適した建築・空間設計を創造、佐藤可士和氏を「プロジェクトディレクター」として「建築」×「活動」という新しい取り組みをリードし、人が集まって住む団地だからこそ実現できる次世代の新しい住まい方と地域のあり方を提示。
少子高齢化をはじめとする社会課題を背景に、プロジェクトの舞台である洋光台団地の改修にとどまらず、あらゆる角度から人々の新しいライフスタイルを考察し、その経験をモデルケースに、各種施策のヒントとなるべき「知」を集結し、全国の既存団地の再活性化を図る。
これが「団地の未来」に込めた想いです。

MEMBER

隈 研吾氏の肖像写真(撮影:Courier)
隈 研吾 Kengo Kuma ディレクター/建築家
東京大学建築学科大学院修了。2009年より東京大学大学院教授。1997年「森舞台/登米市伝統継承館」で日本建築学会賞受賞。その後「水/ガラス」(1995)、「石の美術館」(2000)「馬頭広重美術館」(2000)等の作品に対し、海外からの受賞も数多い。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞。近作に「歌舞伎座」(2013)、ブザンソン芸術文化センター(2013)、FRACマルセイユ(2013)、近年のコンペ受賞作にV&A at Dundee(2017年竣工予定)等。著書に、『小さな建築』(岩波書店)、『建築家、走る』(新潮社)、『僕の場所』(大和書房)など。都市再生機構の東雲キャナルコートCODAN3街区において、光と風が入り込む爽快なアトリウムが都市生活に潤いをもたらす空間づくりの設計に携わっている。公式サイト:kkaa.co.jp別ウインドウで開きます
佐藤 可士和氏の肖像写真(撮影:守本勝英)
佐藤 可士和 Kashiwa Sato プロジェクトディレクター/クリエイティブディレクター/SAMURAI代表
博報堂を経てSAMURAI設立。ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ている。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエーター。主な仕事にユニクロ、セブンイレブン、楽天、今治タオル、三井物産、ヤンマーのブランディングプロジェクト、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュース、国立新美術館、東京都交響楽団のシンボルマークデザインなど。著書にベストセラーの「佐藤可士和の超整理術」をはじめ「聞き上手話し上手」、「佐藤可士和の打ち合わせ」など。慶應義塾大学特別招聘教授、多摩美術大学客員教授。公式サイト:kashiwasato.com別ウインドウで開きます
UR都市機構のロゴ
UR都市機構 プロジェクトプロデュース
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、民間活力を活かし、人々の生活やコミュニティの場として、人が輝く舞台となる美しく安全で快適なまちをプロデュースします。公式サイト:www.ur-net.go.jp/別ウインドウで開きます

洋光台について

洋光台の位置と団地周辺の施設配置を示した地図。洋光台は横浜市磯子区に位置し、JR根岸線や横浜横須賀道路を利用しやすく、周辺には住宅や公園、学校などがあります。
所在地 神奈川県横浜市磯子区洋光台
鉄道/横浜駅20分 東京駅50分
道路/横浜横須賀道路 日野ICまたは港南台IC

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