住みたいへやの選び方
団地のメリット・デメリットを解説!マンションとの違いは?

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
引っ越し先として団地を検討するとき、それまで住んだことがなければ、マンションとどう違うのか、どんな暮らしができるのかイメージしにくいでしょう。この記事では団地の定義やマンションとの違いをはじめ、団地とマンションのメリットやデメリット、それぞれどんな人が向いているかを解説。近年注目されている団地でもDIYが可能な物件や、暮らしやすくリノベーションされた物件が豊富な、おすすめの団地も紹介します。
団地とマンションとの違いは?定義を解説
一般的には地方自治体などの公的機関が管理・運営する集合住宅のことを団地、民間の不動産会社などが開発した3階建て以上の集合住宅をマンションと呼んで区別しています。
●団地の定義とは
団地といえば、日本の高度成長期から都市部を中心とした住宅不足解消のため大量に建設された、地方自治体などの公的機関が管理・運営する集合住宅のことを指すのが一般的です。主な団地の種類としては、独立行政法人都市再生機構(UR)[旧日本住宅公団]の「UR賃貸住宅(旧公団住宅)」、住宅供給公社の「公社住宅」、都道府県や市区町村による「公営住宅」の三つがあります。
「団地」を辞書で調べると、「同じ機能を持つ建物や関連する施設をまとめて、集団的に開発された一団の土地のこと」とあります。ですので、複数の住棟や一戸建てが建っている「住宅団地」だけでなく、工場が集まった「工業団地」や、倉庫などがある「流通団地」にも「団地」という言葉が使われています。この記事では、同じ敷地内に複数の集合住宅が建っている「住宅団地」を省略した「団地」について説明します。
●団地とマンションとの違いは?
マンションは、民間の不動産会社、デベロッパー、土地オーナーなどが主体となり建築を計画した、3階建て以上の鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の集合住宅を指すことが多いようです。低層からタワーマンションと呼ばれる超高層までバリエーションがあり、総戸数や共用設備のグレードなども物件により違います。建物完成後に各住戸を販売する「分譲マンション」と、各住戸を貸し出す「賃貸マンション」があります。
団地という言葉の本来の意味からすると、敷地に複数の住棟が建てられていると団地、一つの建物のみだとマンション、といったように分けることもできます。しかし実際には、前述の通り管理・運営主体の違いで区別されるのが一般的です。また、団地は周囲に緑地や公園、商業施設や学校なども整備され、住環境が整っているケースが多いのが特長です。
団地もマンションも、ほとんどが鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられ、耐震性や耐火性に優れています。安心・安全など住まいの基本性能は、団地もマンションも似たところがありますが、プラスアルファの快適性や利便性といった部分に両者の違いがあるといえそうです。
団地に住むメリット
築年数やエリアによっては比較的安い家賃や管理費で住めるのが団地のメリット。日当たりや風通しが良く、公園やスーパーが整っているなど住環境の良さも見逃せません。

●家賃、管理費が比較的安いことが多い
UR賃貸住宅や公社住宅などの団地は、礼金や仲介手数料などが不要なため、初期費用を抑えられるというメリットがあります。家賃や管理費(共益費)は、物件の間取りや床面積、築年数、立地などの条件によって変わりますが、同様の広さの賃貸マンションや賃貸アパートに比べて家賃相場が低めのケースもあり、トータルな住居費を抑えた暮らしができる可能性があります。
●広い敷地に建っていることが多いので建物と建物の間に十分な距離がある
広い敷地で建物同士の間隔が十分に確保された、ゆったりとした敷地設計が採用された団地も少なくありません。建物と建物の距離感が保たれていることで、良好な住環境が実現され、住戸同士のプライバシーも守られやすいといえるでしょう。
●南向きの建物が多いので、日当たりが良く風通しも良い
団地の建物にはさまざまなタイプがありますが、比較的多いのは高さが5階建てで、方角が南向きに建てられている団地です。そういった物件では、室内に太陽の光を取り込みやすく、バルコニーが南面して日当たりが良ければ洗濯物が乾くのも早くなります。建物同士が離れて建てられていることで、風通しが良いのもメリットです。
●敷地内に公園があることが多い
団地には広い敷地を生かして公園や芝生の広場、子供が遊べるプレイロットなどを併設したものが少なくありません。子育てファミリー同士が小さな子供を一緒に遊ばせたり、年配の人が散歩や、日なたぼっこを楽しんだり、住民同士の交流スペースにもなっています。樹木や草花など植栽が豊かな団地も多く、季節を感じながら暮らすことができます。
●団地内でイベントなどがあり、住民同士のコミュニティがある
団地の自治会で、地域のお祭りや盆踊り大会、餅つきなどのイベントを企画・運営しているところもあります。気軽に使える集会所がある団地も多く、ご近所との新年会や子供の誕生会、習い事や本の読み聞かせ会が開かれることもあるようです。敷地内に子育てをサポートする施設が設けられ、パパママのコミュニケーションの場になっているケースもあります。
●敷地内や周辺に、スーパー、病院、コンビニなどがそろっている
大規模な団地には、敷地内にスーパーマーケットや商店、郵便局、飲食店、コミュニティカフェなど多彩な店舗がそろっているところもあります。定期的にキッチンカーが訪れる団地もあるようです。周辺に保育園や幼稚園、学校、病院、コンビニエンスストアなどの施設がある団地も多く、生活利便性の高い環境が整っていることも団地の魅力です。
団地に住むデメリット
団地には高度成長期に建設されたものも多く、建物や間取りが古く、バリアフリー設備やエレベーターがない物件もあります。住まいを探すときはしっかり確認しましょう。
●建物(設備、間取り)が古い
団地には1950年代から1970年代までの高度成長期に建設された、築年数の経過した物件もあります。ふすまで仕切られた畳敷きの和室のある間取りが多く、洗面所や浴室の近くに洗濯機置き場がないなど、不便を感じることもあるかもしれません。ただし、築年数の経過した住戸をリノベーションして快適性を高めている団地もたくさんあります。築年数だけで判断せず、室内写真や、実際に内見で確認することが大切です。
●バリアフリー設備が不足している
建物や設備が古い団地はバリアフリー対応が遅れているという印象があり、家族の年齢や将来を考えて不安を覚える場合もあるかもしれません。しかし、古い団地でもバリアフリー化の改修が進められているところがたくさんあります。住棟の1階の出入り口にスロープを設置し、廊下や居室の段差を解消して、トイレや浴室などに手すりを設置するなど、子育てファミリーから高齢者までが安心して住めるよう整備が行われています。

●5階までの団地はエレベーターがない場合もある(大型家具や家電の搬入が困難な場合もある)
5階建て以下の団地にはエレベーターがない住棟もあり、階段を上り下りする必要があります。通勤・通学の時間帯に混雑したエレベーターを待ってイライラせずに済みますが、買い物やベビーカーを持って上がるのは大変かもしれません。引っ越しのときなど大型家具や家電の搬入に苦労することも考えられます。ただし、改修してエレベーターを設置している団地もありますので、物件選びの際には確かめるようにしましょう。
●共用設備が充実していない(オートロック、宅配ボックスなど)
オートロックや宅配ボックスなどの共用設備のある団地は少なく、防犯カメラなどのセキュリティー設備が導入されている物件も限られているようです。入居後に自分でドアガードやインターホンを付けてセキュリティーを高めることもできますが、設置する場合は必ず管理事務所などに事前に許可を取らなければなりません。退去時に元に戻さなくてはならない「原状回復義務」がありますので確認が必要です。
●古い団地は高経年化が進み、入居者が減っていることも
古い団地では、新築当時から入居していた家族の子供が独立して出て行ったり、高経年化が進んで建物が古くなったりしたことで、少しずつ入居者が減っているケースもあります。ただし、先ほど述べた団地のリノベーションで、畳をフローリングにしたり、水まわり設備を入れ替えたり、現代のライフスタイルに合わせた物件を提供することで、若い世代が入居している団地も増えています。
団地はこんな人におすすめ
初期費用や家賃を抑えて、広めの部屋でゆったり暮らしたい人に団地はおすすめです。日当たりや風通しの良さにこだわる人や、敷地内で子供を遊ばせたい人にも向いています。
●住宅にかかるコストを抑えたい人
お伝えしたようにUR賃貸住宅や公社住宅などの団地なら初期費用を抑えることができ、賃貸マンションに比べて家賃相場が低い物件の選択肢も比較的多いといえるでしょう。また、更新時に更新料もかからないので、安心して長く住むことができます。趣味などにお金を使いたいので住居費をトータルで減らしたい、子育ての費用や生活費が大変なので毎月の賃料をなるべく抑えたい、そんな人におすすめです。
●広い間取りの部屋に住みたい人
団地には、部屋数が多めの間取りや、床面積が広めの物件も多くあり、ゆったりと暮らしたい人にも向いています。子供部屋を確保したい、リモートワークに使える独立した仕事部屋が欲しい、といったニーズにも対応しやすくなっています。団地には和室のある間取りも多くあるため、押入れの大容量収納スペースを活用して部屋に置くものを減らし、空間を広く使うことも可能です。
●日当たりや風通しの良い部屋に住みたい人
敷地に余裕を持って建物が配置されているため、採光や通風の条件が良く、日当たりや風通しの良い部屋に住みたいという人にもぴったりです。近くの建物が太陽の光をさえぎることが少なく、部屋の奥まで差し込むような、日当たり抜群の物件も見つかりそうです。日中の暖房効率も良くなることで、冬場のエアコンの使用頻度を減らせるかもしれません。

●子供の遊べる場所が近くに欲しい人
敷地内に公園や広場、プレイロットがある団地も多いので、子供を住まいの近くで遊ばせたいという人にも向いています。住戸から歩いてすぐの場所に子供たちの遊び場があることで、様子がすぐに分かり、声掛けもしやすいので安心です。自然を身近に感じられる環境で、子供を元気にのびのび育てられるでしょう。歩道と車道を分離した設計が採用されている団地では、交通事故の心配もせずに済みます。
●緩やかなコミュニティで安心して暮らしたい人
若い子育てファミリーの中には、お祭りなどで年代の異なる人と交流できることに良さを感じたり、高齢者が多いことで日中に子供が見守られている安心感を得たりする人もいるようです。昨今少なくなりつつあるご近所の付き合いがあり、いざというときに助け合える、緩やかなコミュニティがあるのも団地の特長。自分のペースでコミュニティに参加しながら、安心して暮らしたいと考える人にも団地はおすすめです。
マンションに住むメリット
マンションで築年数の浅いハイクラスの物件には、セキュリティー関連の共用設備などが整っているケースが多く、安心して便利な生活ができるのがメリットかもしれません。
●共用設備が充実している
マンションは、エレベーター、宅配ボックス、オートロック、防犯カメラ、24時間ごみを出せるスペースなどの共用設備が整っていることが比較的多いでしょう。中には、ラウンジやパーティールーム、ゲストルーム、コワーキングスペース、さらには、住民専用のフィットネスジムやプールなどの豪華な施設を備えたマンションもあります。コンビニエンスストアや保育施設などが併設されていることもあるようです。
●築年数が浅い物件が豊富
マンションは需要に応じて新しい物件が建てられるため、団地に比べると築年数が浅い物件が比較的多く、選択肢が豊富なのが特長です。また、中古マンションでも築年数の浅い物件は設備があまり劣化しておらず、修繕などを行わなくても、すぐに入居できるケースが多いでしょう。顧客獲得のための競争があり、新しいマンションほど先進的な設備が導入されているため、より便利に暮らせそうです。
●防犯対策がしっかりしている
近年、多くのマンションのエントランスにはオートロックがあり、敷地内に防犯カメラなども備えられています。物件によっては、エレベーターホールにもオートロックが付けられ、ダブルオートロックにしてセキュリティーを高めている場合もあります。管理人が常駐することで不審者が侵入することを防ぐなど、総合的なセキュリティー対策が導入された、安心感のある物件を選ぶことも可能です。
マンションに住むデメリット
団地と比べて設備が充実しているぶん、マンションは家賃や管理費などが高くなる傾向があります。できるだけ住居費を抑えたい人向けではないかもしれません。
●家賃がやや高めのことが多い
共用の設備や施設が充実しているマンションは、そのぶん家賃が高く設定されています。入居当初は、月々の家賃の支払いが高めでも負担を感じないかもしれませんが、子供の成長に伴って教育費が増えていったり、急に親の介護費が必要になったり、転職などで収入が減ることも起こり得ます。家計の状況が変化した場合に、負担が増すリスクも考慮した方が良いでしょう。

●管理費が高め
管理費(共用部などの維持・管理のために月々支払うお金)も同様に高くなる傾向があります。入居したときに魅力的だと感じたマンションの立派な施設も、ライフスタイルや年齢の変化によって、徐々に使わなくなるかもしれません。高めの管理費を負担し続けることが妥当か、考えておいた方が良いかもしれません。
マンションはこんな人におすすめ
特に築年数の浅い、新しい住まいを探している人や、充実した共用施設やサービスを利用したい人、セキュリティーを重視する人に、マンションは向いているといえるでしょう。
●共用設備を存分に活用したい人
大規模マンションの中には、豪華なラウンジやゲストルーム、キッズルームやパーティールーム、カフェなど、充実した設備や施設がそろっていることがあります。フロントにコンシェルジュが常駐し、施設の予約受付やクリーニングの取り次ぎ、宅配便の受け取りなど、入居者の生活をサポートしてくれる物件もあるようです。マンションは充実した設備や施設、サービスを存分に活用して、暮らしの質を向上させたい方に向いています。
●とにかく防犯対策をしたい人
前述の通り、多くのマンションでオートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホンなどが備えられ、鍵もディンプルキーなど防犯性の高いタイプを採用することで、セキュリティー性能が高められています。エレベーターの行き先階を指定する際にも、鍵やカードをかざさないとボタンを押せないマンションもあります。とりわけセキュリティーを重視し、安全に暮らせる住まいを求める人にもマンションはおすすめです。
●築年数の浅い物件に住みたい人
外装や内装の美しさ、快適な設備にこだわる人は、築年数の浅い物件が豊富にあるマンションの方が希望の住まいを見つけやすいでしょう。築浅の物件ならキッチンや浴室、トイレなどの水まわりも新しく、浴室に浴室乾燥の機能などが備わり、温水洗浄便座やエアコンも優れた性能のものが設置されている可能性があります。たとえ家賃が高めでも、きれいで快適な設備を重視するならマンションが良いでしょう。
UR賃貸住宅ならリノベーション物件も豊富
団地への住み替えを検討している人におすすめなのがUR賃貸住宅。リノベーション済み物件が豊富で、DIYが可能な物件もあり、多彩なタイプから選べるのが魅力です。
独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は全国に約70万戸。都市部の高層住宅から、自然が豊かな郊外に広がる集合住宅まで、さまざまな立地環境に建てられています。比較的ゆとりのある多彩なタイプの部屋がそろっていて、収納スペースもしっかり確保されています。
一人暮らしに人気の1Rや1DKから、二人暮らしにぴったりな2DKや1LDK、さらにファミリータイプの2LDKや3DK、3LDKなど、多彩なタイプの間取りから、自分や家族のライフスタイルと好みに合った住まいを選ぶことが可能です。
UR賃貸住宅は物件数が多いことで多様なライフスタイルや居住ニーズに応えられるのが大きな強み。また、建物のほとんどが鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられ、築年数が経過しているレトロな佇まいの物件でも、適切な管理や計画的な修繕が行われているため、安心して快適に暮らせるのが特長の一つとなっています。
●UR賃貸住宅のリノベーション
UR賃貸住宅には、団地の良さを生かしながら、現代のライフスタイルに合うようリノベーションした物件が多数用意されています。建物の改修などのほか、間取りや収納に大幅に手を入れたり、和室を洋室へ変更したり、水まわりの設備を新しくすることで、快適性を高めています。コンセプチュアルなリノベーションにより、洗練されたインテリアコーディネートも可能で、おしゃれな部屋に興味がある人にもおすすめです。

その実例の一つが無印良品とのコラボレーション【MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト】です。構造部分はできるだけ変えずに残しながら、暮らし方に応じて組み合わせができるキッチンなどを採用することで、自分の好みやスタイルで自由にアレンジできるのが特長です。団地のコンパクトで風通しの良い間取りを効果的に生かし、シンプルにまとめられた内装と使い勝手の良い空間は、和・洋どちらのインテリアにもフィットするでしょう。
●UR賃貸住宅なら自らリフォーム可能な住戸も
UR賃貸住宅には本格的なDIYが可能な「DIY住宅」があります。この物件では一般的な賃貸住宅で必要となる広い範囲の「原状回復義務」が免除になるのが特長です。契約時に3カ月間の使用貸借契約(家賃無料)と、使用貸借契約満了日の翌日を入居開始とする賃貸借契約を同時に締結することで、入居までの3カ月間は家賃を気にすることなく、マイペースでプランニングと施工を行えます(ただし、共益費のみこの期間も発生します)。
「DIY住宅」以外でも、「模様替え等承諾申請書」を提出して承認を受けることで、退去時の「原状回復義務」が免除されるケースがあります。必要な手続きを踏むことで、ライフスタイルの変化に合わせて畳をフローリングに変えたり、壁紙を貼り替えたりすることも可能です。家族構成の変化に柔軟に対応しながら、「自分好みのお部屋にしたい」、「お気に入りの家具とインテリアに囲まれて暮らしたい」という若い世代におすすめです。
●子育て世帯は特にうれしい!お得な家賃プランが豊富
UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要(保証会社への加入も不要なので保証料も要りません)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。さらに家賃を節約できる「お得な家賃プラン」も複数用意されています。以下の項目で条件を満たしている場合は、活用してみてはいかがでしょうか。
- <そのママ割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養し、同居している世帯です。
※3年間の定期借家契約
- <子育て割>
- 新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供を扶養し、同居している世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。

- <U35割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
- <近居割>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
- <近居割WIDE>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは近居割WIDEエリア内のURとUR以外の住宅です。親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たにUR賃貸住宅を契約した世帯の家賃が減額されます。近居割WIDEは、地域医療福祉拠点化に取り組んでいる物件を中心に導入されています。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
団地暮らしの魅力が見直されている!

お伝えしたように団地なら「住居費を抑えたい」、「広い間取りを希望している」、「日当たりや風通しの良い部屋に住みたい」、「子供を安心して遊ばせたい」などの要望に対応できます。敷地内や周辺に商業施設や教育施設がそろった物件も多く、住民同士の緩やかなコミュニティも魅力です。子育てファミリーや若いカップルから一人暮らしまで、さまざまな住まい手の注目を集めているようです。
団地によっては「築年数が経過している」、「間取りや設備が古い」、「エレベーターがない」といったデメリットが気になる人もいるかもしれません。しかし、近年では室内が大幅にリノベーションされ、狭く感じる3DKの部屋をゆったりとした2LDKに変更したり、時代に合った新しい設備を取り入れたりする事例も増えています。若い世代だけでなく、幅広い世代が団地暮らしの魅力を見直しています。
UR賃貸住宅なら団地を検討する際の選択肢が豊富です。水まわり設備などがリノベーションされた物件や、自分でDIYをできる物件もあり、好みのタイプを選べます。家族構成やライフスタイルに合わせて、希望する住まいを見つけやすいでしょう。UR賃貸住宅のHPでは、エリア、家賃、間取り、最寄り駅からの所要時間、築年数など、細かく条件を設定して物件を検索でき便利です。ぜひ気軽に試してみてください。
監修/加藤 哲哉


団地のメリットを生かした、希望に合った住まいを見つけよう!
- ・団地なら広い間取りの部屋でも住居費を抑えられることもある。広い敷地に公園や緑地があり、日当たりや風通しが良く、子供の遊び場も充実!
- ・UR賃貸住宅には、現代の暮らしに合わせてリノベーション済み、また自分でDIYができる物件もあり、理想的なインテリアを実現できるかもしれない
- ・しかも、礼金・仲介手数料・更新料などがすべて不要で初期費用を節約でき、お得な家賃プランで入居後の住居費を抑えて暮らせる!

くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

