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団地ぐるみで子どもを見守る!きなこさん家族が体感するUR賃貸住宅の温かい子育て環境
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埼玉県北本市にある北本団地。この場所では、「北本団地活性化プロジェクト」が進められています。一体どんな風に進化中なのでしょうか?
前回同様、Instagramやブログなどで暮らしや子育てを楽しむアイデアを日々発信している、きなこさん家族が北本団地に訪れて体感してきました。
「家の近くで子どもを見守ってくれる環境があると良いな」
自然豊かな敷地や、子どもの成長によって使い方を工夫できる間取りの部屋、すぐに行くことができるスーパーマーケットやクリニックがあるなど、子育てしやすい環境が整っている北本団地。
きなこさんはさらに気になることがあるようです。
成長に連れて、子ども一人の時間が増えることが心配です。周囲に子どもの存在を知り、声を掛けてくれるような人がいるとより安心なのですが…。URは、どのような環境なのでしょうか?
商店街に新しいお店もできたと聞きました!
世代を超えて人が集まる「中庭」
2021年に北本団地では、団地の活気を取り戻すための「北本団地活性化プロジェクト」が発足。まちづくりチーム「暮らしの編集室」が主体となり、良品計画、MUJI HOUSE、北本市、URが連携し、北本団地の活性化に取り組んでいます。
その活動の第一歩として団地の商店街につくられたのが、ジャズ喫茶「中庭」。ここで、以前は子育て支援に関する仕事をしていたというきなこさんが、「中庭」のオーナーである落合康介さん・カナコさん夫妻にお話をうかがいました。
「中庭」はどのような場所なのですか?
「ジャズ喫茶」として営業しており、ドリンクや食事を提供しています。また、シェアキッチンとしてレンタル利用ができたり、日によっては音楽ライブやタップダンス教室、お茶会などのイベントを行っています。
子どもたちが気軽に立ち寄って、遊びや勉強をしていることもあるんですよ。子どもが一人でも遊びに来られるような場所でありたいと考えています。
家庭や学校以外に子どもが過ごせる場所があるというのは親にとってもうれしいですね! 「中庭」は団地内にあるので、安心して子どもを見送ることができます。
イベントにも参加してみたいです!
子どもが自らお店に足を運んで、外の世界に触れられるのはとても魅力的です!
団地の住民同士や親同士の交流もあるので、「お子さんを見ました」、「今日は公園で遊んでいましたよ」といった、程よい見守り体制ができていると思います。
もの作り体験ができる、まちの工作室「てと」
「中庭」以外にも「北本団地活性化プロジェクト」の取り組みの一つとして団地商店街にオープンした場所があります。それが、まちの工作室「てと」。作る楽しみを感じてもらおうという思いから生まれた場所で、子どもも大人も楽しめるワークショップや個展を実施しています。
今回は「フワフワ羊毛で包む フェルトせっけん作り」にチャレンジ! 簡単に世界に一つだけのフェルトせっけんを作ることができるそうです。
夏休みの自由研究や思い出づくりにぴったりな場所ですね。
【作り方】
①カラフルな羊毛の中から好きなものを選び、整え、せっけんに巻く。
カラフルな羊毛を目の前に、子どももワクワク!
②羊毛に包まれたせっけんを水にぬらし、絞る。
こうすることで羊毛の繊維がほぐれて結び付き、フェルトのようになります。
③せっけんを緩衝材で包み羊毛と密着させる。
このときにせっけんの泡を立てないようにするのがポイント!
完成品はせっけんとして使えるのはもちろんのこと、飾ってルームフレグランスにもできます。また、中のせっけんを使い切ってしまっても、フェルトカバーとして再利用可能です。
好きな色のフワフワ(羊毛)を選んでせっけんを自分で作ることができるのが面白かった!
週末は生きもの観察やキャンプはいかが?
自然が豊富な北本市。北本団地周辺にも、気軽に家族で楽しむことができる施設があります。
■北本自然観察公園
「里地里山」をそのまま保全した公園。希少な植物や生きものの観察と散策ができます。園路の一部は、癒やし効果が得られる「森林セラピーロード」に登録されています。
■サンアメニティ北本キャンプフィールド
中央に大屋根が配置されたテントサイトとバンガローがある全天候型キャンプ場を中心とした野外活動施設。さらに芝生広場や、管理棟には浴室、多目的ホールなど貸室が備わっています。週末にはイベントやワークショップが定期的に開催されています。
ほかにも、北本団地には縄文時代の集落遺跡である「デーノタメ遺跡」が隣接。
駅周辺には子どもたちが体を動かせる運動室や図書室がある「北本市立児童館」や、子育てに関する講座や、子どもたちの健康と情操を育てる取り組みが行われている「北本駅子育て支援センター」もあります。
地域をつなぐ心強い場所がある北本団地
北本団地には、「子育てをする上で、こんな場所や取り組みがあったらうれしい!」と考えていたことがそろっていると感じました。
子どもが一人でも足を運ぶことができたり、家族で一緒に工作を楽しめたりする場所があると、知り合いの輪がどんどん広がっていきそうです。子育て世代を温かく見守ってくれるような雰囲気もあり、パパ・ママも安心して子育てができそうですね。
URでは、子育てしやすい環境をつくるためさまざまなことに取り組んでいます。
■子育てにぴったりな部屋
料理がしやすい広々としたキッチン、たっぷりの収納など、子育てのことを考えてつくられた部屋があります。
■子育世帯向け支援制度
■子育てをサポートする施設
URの中には、学童保育や子育てサロンなどが開かれているところもあります。
地域の人と交流ができる場があるなど、子育てしやすい環境づくりが進んでいるUR
- ・北本団地では、団地の活気を取り戻すため「北本団地活性化プロジェクト」が発足
- ・プロジェクトの一環として、イベントが実施され交流の場となっているジャズ喫茶「中庭」や、もの作り体験ができるまちの工作室「てと」がある
- ・北本市には、植物・生きものの観察ができる公園やキャンプ場がある
埼玉県北本市栄7
JR高崎線「北本」駅からバスで4~12分、徒歩1~5分。湘南新宿ラインで「新宿」駅まで約55分、上野東京ライン直通で「東京」駅まで約60分で行くことができます。
団地内商店街には、スーパー、銀行、郵便局、医療施設、専門店などのほか、2021年にはジャズ喫茶を中心に多目的に使える「中庭」もオープン。
中庭
埼玉県北本市栄7 1-26-102
北本団地の商店街にあるジャズ喫茶&シェアキッチン。
多目的スペースとしても利用できます。ジャズライブを始め、お悩み相談などさまざまな催しが行われています。シェアキッチンの利用料は1日3000円。Instagram:https://www.instagram.com/nakaniwa_danchi/
てと
埼玉県北本市栄7 1-25-101
ワークショップと雑貨の店。
手仕事のワークショップ講師、装身具作家、服飾作家の三人のスタッフが在籍しており、それぞれの得意なことを生かしたワークショップを開催。Instagram:https://www.instagram.com/w_o_o_l_y/
きなこさん
暮らしや子育てを楽しむアイデアなどをInstagramやブログで発信。夫と息子の三人暮らし。
著書に『こどもとあそぶくらす 親子でつくる楽しい「おうち時間」』(KADOKAWA)がある。
Instagram:https://www.instagram.com/kinako_710/
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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