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子供の鼻水が止まらない!原因と対処法

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鼻水が止まらないのは大人でも厄介なものですが、自分で鼻をかめない小さい子供にはとてもつらいものです。鼻詰まりの状態を放っておくと口呼吸になって夜間の睡眠が十分取れなかったり感染症のリスクも高まったりするため、早めに対処することが大切です。この記事では鼻水の種類と原因、鼻水が止まらないときの対処法を紹介。鼻をかむときの注意点やおすすめの方法も解説しますので、子供の手当ての参考にしてください。

鼻水の種類と原因

鼻水には体内に入った細菌やウイルスなどの病原体を排出させる役割があります。出始めは透明でサラサラで、死滅した病原体などが混じるとねばねばして濁った色になります。

●無色透明でサラサラした鼻水

鼻水は、鼻の内部に分泌される粘液や血管などからの滲出(しんしゅつ)液が混ざった液体です。呼吸と一緒に気道に入ってきたウイルスや細菌、ほこりなどを付着させ、体外へ洗い流すことで喉(のど)や肺など体内への侵入を防ぐ働きをしています。これは異物を排除するための防御反応であり、「くしゃみ」や「鼻づまり」なども含めて「鼻炎症状」と呼ばれています。

風邪(かぜ)のひき始めに無色透明でサラサラとした鼻水が出ることがありますが、最初は水っぽくても、次第に粘り気が強くなってきます。鼻水と一緒に熱が出たり、喉や頭の痛みを子供が訴えたり、体がだるそうで倦怠感があったりするようだったら、風邪の可能性が高いといえるかもしれません。

アレルギー性鼻炎でも、アレルギーの原因(アレルゲン)を排出するために水っぽいサラサラした鼻水が出ます。アレルギー性鼻炎には、花粉症など季節性のものと、ハウスダストやダニ、ペットの毛やふけなどが原因となる通年性のものがあります。世代を問わずかかる疾患で、子供の鼻水が止まらず、何度もくしゃみをしたり目のかゆみを訴えたりするなら、アレルゲンによるアレルギー反応のためかもしれません。

無色透明のサラサラした鼻水は、寒暖差の影響で出ることもあります。寒い屋外から暖かい室内に入ったときに鼻粘膜の血管が拡張し、寒暖差で自律神経のバランスが崩れて交感神経が弱くなることで鼻水が出ると考えられています。寒暖差アレルギーや血管運動性鼻炎と呼ばれる病気で、くしゃみや鼻づまりなどの症状がみられることもあります。温度変化が7度以上になると出やすいといわれ、春や秋など季節の変わり目に出ることも多いです。

夏の暑い日にクーラーが効いた部屋に入ったり、ラーメンなど熱いものを食べたりしたときに鼻水が出るのも、温度差が原因といわれることもありますが、その詳しいメカニズムはまだ判明していません。

●透明または黄色や緑色のねばねばした鼻水

呼吸に伴って体内に侵入しようとしたウイルスや細菌などの病原体が、体の免疫機能によって撃退されると鼻水に混じって体外に排出されます。死滅した病原体などが鼻水に混じると、黄色や緑色に色が変わり、透明の場合でも粘り気が出てくるといわれています。そのため風邪や感染症などが治りかけている現象という見方もあります。

黄色や緑色をしていて、においと粘り気がある鼻水が出るときは、副鼻腔炎(ふくびくうえん)の可能性もあります。鼻の近くの骨の空洞として副鼻腔と呼ばれる部分がウイルスや細菌の感染によって炎症を起こし、粘り気の強い黄色や緑色の鼻水が出ます。合わせて頭痛、頬や喉の奥に痛みが出たり、顔やまぶたが腫れたり、熱が出ることもあります。風邪などが原因で起こったものは急性副鼻腔炎ですが、炎症が慢性化すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と呼ばれ、悪化したり、繰り返したり、ポリープがあると鼻腔手術が必要になったりすることもあります。

鼻水が止まらないときの対処法

子供が鼻水で苦しんでいるのを見るのはつらいもの。特に夜になってひどくなったりすると大変です。ここでは鼻水が止まらないときに、自宅でできる対処方法を紹介します。

●ティッシュや吸引機で吸い取る

自分で鼻をかめない赤ちゃんや幼児の場合、ティッシュを「こより」にして鼻の穴に入れ、鼻水を吸い取ると良いでしょう。そのとき奥まで入れ過ぎないように注意することが大切です。細くした「こより」でそっとくすぐるようにすると、くしゃみと一緒に鼻水が出ることがあり、そのままティッシュで拭き取ると良いかもしれません。

家庭用の鼻水吸引器を使う方法もあります。鼻水吸引器には電動と手動があり、新生児から大人まで使えるタイプなど種類が豊富で、外出先で簡単に鼻水を吸引できるものもあります。もっとも手軽なのはスポイトタイプの商品です。ノズルの先端を鼻に入れ、片手でポンプを握って吸引し、鼻の通りを良くすることができます。ポンプがやわらかいタイプなら連続して吸引しても手が疲れにくく、ノズルフードが付いていれば衛生的でしょう。

大人が口で吸う力を利用する鼻水吸引器は、子供の様子を見ながら吸う力を調整できるのがメリットです。鼻水の量が多い子供の場合は、吸引力に優れた電動据え置きタイプが向いているかもしれません。電動タイプの中には、電池を入れて外出先でも使えるハンディタイプのものもあります。

●鼻や体を温める

蒸しタオルを子供の鼻の付け根に当てると血行が良くなり、蒸気の働きで鼻水や鼻づまりが改善する可能性があります。蒸しタオルは、濡れたフェイスタオルを絞って電子レンジで1分程度温めるだけで用意できます。熱くし過ぎて子供がやけどをしないよう、必ず手に取って確かめるなどして十分注意してください。

部屋を暖めたり、体を温めたりするのも効果があるようです。湯舟(浴槽)にゆっくりつかると全身の血流が促進されるとともに、湯気を吸いこむことで鼻腔(鼻の穴の内側)が加湿され、鼻水の症状を改善することが期待できます。また、太い血管が通る部分が温まると血行が良くなるため、ネックウォーマーやレッグウォーマーを子供に着せるのも効果的です。ただし、風邪で高熱のときは入浴などで体を温めると、体力を消耗するため避けるようにしましょう。

●部屋を加湿し、乾燥を防ぐ

室内が乾燥していると鼻腔の粘膜が刺激され、鼻水が出やすくなることがあります。できれば加湿器などを使って部屋が乾燥しないようにするのがおすすめです。部屋に湿度計があれば50~60%を目安にするのが良いでしょう。家に加湿器がない場合は、お湯を沸かしたり、ぬれたタオルを部屋に干したりすることでも、加湿することができます。

マスクをすることでも、鼻腔の乾燥を防ぐことができます。マスクはアレルゲンや刺激物、病原体、異物などが鼻の中に侵入するのを防ぎ、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。寒い季節に外出するときもマスクをすれば、冷気が鼻の粘膜に直接触れないため寒暖差アレルギーの予防にもつながるでしょう。

なお、アレルギー性鼻炎の場合は、住居内をよく掃除してハウスダストやダニなどアレルギー症状を起こす原因物質を取り除き、花粉などのアレルゲンが外から入り込むのをできるだけ防ぐことも重要です。

●上半身を少し高めにして寝かせる

子供の鼻水や鼻づまりがひどいとき、頭の位置を少し高めにして寝かせると、軽くなることがあります。畳んだバスタオルなどを使って頭を高くするのがコツです。呼吸が楽になり、寝苦しくなくなることが期待できます。鼻の片方が鼻づまりをしているときは、つまっている方を上にして横向きに寝かせると解消するかもしれません。風邪が鼻水の原因と考えられるときは、できるだけ安静にするとともに飲み物や食べやすい食事をあげて、水分や栄養の補給を心掛けることも大切です。

症状が重いなら、かかりつけの小児科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。急な場合など病院に行けないときは、対象年齢などをきちんと確認した上で、市販薬を使用するのも方法の一つです。抗ヒスタミン薬などの内服薬や、ステロイド点鼻薬などがドラッグストアで販売されています。抗ヒスタミン薬は種類が多く、眠気を催す場合もあるため、特徴をしっかり確かめるようにしましょう。

アレルギー性鼻炎でステロイド点鼻薬を使うときには、用法用量を守って使用しないと副作用の恐れもあるので注意が必要です。鼻水に効果がある漢方薬を選ぶのも良いかもしれません。いずれも購入するときは、感染症なのかアレルギーなのか、子供が使っても問題ないか薬剤師によく相談し、用法用量を守って服用することが重要です。

おすすめの鼻のかみ方

幼稚園や保育園に通うぐらいの年齢になったら、自分で鼻をかむことを教えましょう。鼻をかむときは、力加減に注意するなど気を付けたいポイントがいくつかあります。

●片方ずつかむ

ティッシュを鼻の上から当てたら、どちらか片方の鼻の穴をしっかりふさぐように押さえ、左右順番に片方ずつかむようにします。両方の穴をいっぺんにかもうとすると力が入り、ウイルスや細菌を含んだ鼻水が鼻の奥に逆に流れ込んで、副鼻腔炎などの原因になることがあります。

●口から息を吸ってかむ

鼻水を効果的に押し出すために、まず口から息を吸って空気をたっぷり取り込みます。鼻から息を吸おうとすると、鼻水が一緒に奥に入り込んでしまう恐れがあるので注意しましょう。

●ゆっくり少しずつかむ

空気を取り込んだら口を閉じて鼻からゆっくり息を出していきます。そのとき一気に鼻水を押し出そうとするのではなく、何度かに分けてやさしく小刻みに出すことが大切です。力んで出そうとすると、鼻血が出たり耳が痛くなったりすることがあります。

鼻を何度もかむと、周囲の皮膚が擦りむけてヒリヒリすることもあるでしょう。そんなとき、子供が自分で鼻の奥にティッシュや指を入れ、鼻水を出そうとするかもしれません。鼻の粘膜を傷つけて出血したり、その傷から細菌が入って感染症になったりするリスクがあるのでやめさせましょう。鼻をすするのも良くありません。病原体などが混じった鼻水が鼻の奥から副鼻腔に入って副鼻腔炎になったり、耳管を通して耳まで達して中耳炎になったりする可能性があります。

子供が慣れるまで、大人が片方の穴を押さえてあげても良いでしょう。子供がやり方をよく分からない場合、鼻から息を出す遊びで練習する方法もあります。例えば、テーブルの上にティッシュを丸めたものを置いて、片側の鼻を指で押さえて鼻から息を出してティッシュを飛ばします。上手にできたら褒めてあげましょう。

敷地内にクリニックのある物件も!子育てするならUR賃貸住宅

子育て中のファミリーにおすすめなのがUR賃貸住宅。緑や公園が多く、近隣に保育園や幼稚園がある物件も豊富で、敷地内にクリニックを併設するケースもあり安心です。

●物件数も多く間取りも豊富なUR賃貸住宅

独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は、全国に約70万戸。都市部のタワーマンションから自然豊かな郊外に広がる集合住宅まで、広々としたキッチンや豊富な収納を備えた、さまざまなタイプの間取りがそろっています。子育て世帯にぴったりな住まいも見つけやすいでしょう。子育てがしやすい郊外の物件では、敷地内に木々や草花が植えられるなど緑が多い環境が魅力となっています。

建物同士がゆったりした間隔で建てられ、敷地内や近隣に広場や公園、プレイロットがある場合も多く、植えられた木々や草花から自然を身近に感じられます。「歩車分離(歩道と車道を分ける)」が採用された物件では、敷地内に許可を得た車しか入れないエリアが設けられています。子供が安心してのびのびと遊んだり、散歩したりできる場所が確保され、買い物に便利な商業施設もそろっていて、子育て世帯が暮らしやすくなっています。

また、集会所などで子育て中の家族が交流するサロンのような集いが開かれ、コミュニティが形成されている場合もあり、子育ての困りごとや悩みについて情報交換ができるのも魅力です。保育園や幼稚園、学童クラブなどの施設や、クリニックなど医療機関が敷地内や近くにある物件なら、子供の急な体調変化にも対応しやすく安心でしょう。UR賃貸住宅の物件は、エリアや間取り、家賃、最寄り駅からの徒歩時間のほか、保育園・幼稚園が近隣にあるかなど、HPで希望の条件を入力して簡単に検索ができます。

<参考>
近くに幼稚園・保育園があるUR賃貸住宅を探す別ウィンドウで開きます
近くに医療機関があるUR賃貸住宅を探す別ウィンドウで開きます

UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能になります。さらに、UR賃貸住宅には子育て世帯向けのお得な家賃プランも複数用意されています。条件を満たしている場合は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

●子育て世帯にうれしいお得な家賃プランが豊富

<そのママ割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<子育て割>別ウィンドウで開きます
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<U35割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
<近居割>別ウィンドウで開きます
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
<近居割WIDE>別ウィンドウで開きます
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは近居割WIDEエリア内のURとUR以外の住宅です。親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たにUR賃貸住宅を契約した世帯の家賃が減額されます。近居割WIDEは、地域医療福祉拠点化に取り組んでいる物件を中心に導入されています。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。

子供が健やかに成長できるよう、子育てに適した住環境を選ぼう

鼻水が止まらない場合、大人なら自分でさまざまなケア方法を試して対処できるでしょうが、赤ちゃんや鼻をかめない小さな子供は、親が症状を見ながらケアする必要があります。鼻水が出続けるとしっかり睡眠が取れず、健康や日常生活に大きな影響を及ぼすかもしれません。お伝えしたように家庭でできる対処方法もありますが、必要に応じて病院で医師の診察を受け、原因を特定して治療を受けることを基本としてください。

鼻水が止まらず、呼吸が苦しそうで寝ていられないほどなら、すぐに小児科や耳鼻咽喉科など医療機関を受診しましょう。鼻水のほかに発熱や下痢、嘔吐(おうと)、咳(せき)などの症状があったり、子供が耳や鼻のまわりや頬の痛みを訴えたりする場合は、速やかに専門医の診察を受けて詳しく検査をしてもらい、適切な治療や薬を処方してもらうことが大切です。

UR賃貸住宅にはクリニックが敷地内や近隣にある物件もあり、子供の体調が気になるときも安心です。子育てしやすい間取りや豊富な収納、近くに保育園・幼稚園があったり、自然が豊かで子供の遊び場も充実していたりするなど、子育てファミリーにぴったりな住環境が魅力です。何かと出費が多い子育て世帯には、お得な家賃プランも見逃せません。ぜひUR賃貸住宅のHPで、試しに希望の条件で検索してみてください。

監修/清益 功浩

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記事のまとめ

子供の鼻水が止まらない原因を理解し、適切な対処法で楽にしてあげよう!

  • ・鼻水が出るのは細菌、ウイルス、花粉などの異物を排除する防御反応が働いている証拠。原因や症状に合わせて適切な対処を心掛けることが大切
  • ・部屋や体をあたため、乾燥を防ぐのも対処法の一つ。上半身を少し高くして寝かせると楽になることも。鼻をかむときは片方ずつ、ゆっくり小刻みに押し出そう
  • ・UR賃貸住宅にはクリニックが近くにある物件も。初期費用を節約でき、お得な家賃プランがあるのも子育て家族にはうれしい

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