ゆたかなくらしって? へや×DIY
洋服収納に悩む人必見!DIYで押入れがおしゃれクローゼットに変身
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
DIY好き&子育てパパであるタレントのユージさんが、「暮らしのお悩み」をDIYで解決する連載の第17回。今回は、「押入れの洋服収納がうまくいかない」というトモコさんのお悩み。ユージさんからDIYのポイントを教わりながら、押入れをショップ風クローゼットに変身させます!
押入れの洋服収納。空間をうまく使えなくていつもごちゃごちゃです
押入れを洋服の収納に使っているのですが、奥行きがあるから手前に置くだけになってしまいます。ボックスに入れたりしても、出し入れしてるうちに結局ごちゃごちゃに…。
ユージさん、何か良い方法ありますか?
押入れはたくさん収納できて便利な空間だけど、奥行きを上手に活用できるかどうかがポイントになるんですよね。上段と下段、それぞれに合った収納ができるDIYにチャレンジしましょう!
【材料】押入れDIYに必要なものリスト
- 【必要なもの】
- 〈上段用〉
- ①ひのきすのこ(幅730×高さ850mm)2枚
- ②2×4材(幅89×厚み38×長さ800mm)4本
- ③桐集成材(幅300×厚み15×長さ1080mm)3枚
- ④強力突っ張り棒
- ⑤水性塗料(マットカラーズ/スレートグレー)
- ⑥多用途両面テープ
- 〈下段用〉
- ⑦カラーボックス(幅415×奥行き290×高さ595mm)2台
- ⑧構造用合板A(天板用/幅415×厚み12×長さ300mm)1枚
- ⑨構造用合板B(側板用/幅415×厚み12×長さ595mm)1枚
- ⑩アカシア集成材(底板用/幅395×厚み15×長さ910mm)1枚
- ⑪1×4材(背板用/幅89×厚み19×長さ910mm)1本
- ⑫スチールパイプ(ハンガーポール用/長さ600mm)
- ⑬スチールパイプ用ジョイント金具(壁面用、板面用)各1個
- ⑭タオルレール 2個
- ⑮キャスター(高さ25mm)自在車と固定車を各2個
今回のDIYにかかった合計製作費用 上段:約2万1300円 下段:約8800円(ともに税別)
- ※材料のサイズ、費用は押入れのサイズによって異なります。
- ※費用には木材カット代を含みません。
【How To】洋服がいっぱいしまえる便利な押入れにDIY!
上段用の材料に水性塗料を塗ろう
今回は、上段と下段で別の収納方法ができるように考えてみました。上段は奥を棚にして手前はハンガーポール、下段にはワゴンを入れるというのはどうでしょう?
良いですね! 畳んで置いたり、掛けたり、洋服の形に合わせて収納できそうで楽しみです。
良かった! ショップで洋服を選ぶときみたいに見やすくて出し入れしやすい収納を目指そう!
まずは上段に使うひのきすのこと2×4材に水性塗料を塗る。すのこは下駄がある裏側が見えるように両サイドの壁に設置するので、表側は塗料を塗らなくてもOK。
「節のまわりは、ハケを立てて塗ると良いよ」とユージさん。
2×4材はすのこの台にするよ。2枚重ねて使うから見えるところだけ水性塗料を塗るようにしよう。
水性塗料が乾いたら、2×4材に多用途両面テープを貼る。
多用途両面テープのはくり紙をはがし、2×4材を貼り合わせる。
ユージさん、この重ねた2×4材はどうやってすのこの台になるんですか?
すのこの一番下の下駄をこの台に引っ掛けて使うよ! 押入れに設置すると分かりにくくなるから、ここでちょっとやってみよう。
下駄を台に引っ掛けることで高さが調整でき、安定感も生まれる。
- ユージのワンポイントアドバイス!
今や便利なDIY材料ともいえるすのこ。もともと押入れでカビを予防するために使われていたものだから、押入れDIYにはぴったりなんです! ホームセンターにはいろいろなサイズが売られているから、押入れのサイズを測ってから行くようにしよう。
下段用ワゴンを組み立てよう
では、下段用のワゴンを作るよ~! 既製品のカラーボックスを2台つなげて作るから、初心者でも挑戦しやすいはず!
なるほど~! でも、カラーボックス2台をどんな風に配置するんですか?
棚が右を向くようにそろえるよ! しかも間にポールを渡して、ハンガーが掛けられるようにするから楽しみにしててね。
カラーボックス2台の底板に、N字になるように多用途両面テープを貼る。
両面テープのはくり紙をはがし、底板用のアカシア集成材を置く。
「角をぴったり合わせよう!」とユージさん。さて、ここで電動工具の登場! 電動ドリルドライバーで穴を開けたり、ねじを打ったりするよ!
カラーボックスにアカシア集成材をねじで固定。初めて電動ドリルドライバーを使うトモコさんに、「ねじが垂直に入るように意識してね!」とアドバイスするユージさん。
トモコさん、上手! 左手で上から力をかけたのが良かったね! カラーボックスそれぞれの底面に4カ所ねじを打ち付けたら、キャスターを取り付けよう。
キャスターは2種類を用意。左の自在車は360度回転するタイプ、右の固定車は一方向にしか動かないタイプ。
今回は自在車を前側、固定車を後ろ側に取り付けるよ。前がいろいろな方向に動いた方が便利だからね!
キャスター4個は、底板の角から少し離した場所に取り付ける。電動ドリルドライバーで下穴を開けてから、ねじで固定。
これで底板の作業は終了!
2台のカラーボックスがつながりましたね!
次に、カラーボックスを横にして背面側に背板用の1×4材をねじどめ。
底板が下になるようカラーボックスを起こして、片方のカラーボックスの天板に天板用の構造用合板A、もう片方のカラーボックスの側面には側板用の構造用合板Bをねじで固定する。
構造用合板AとBは、この後取り付けるスチールパイプのための板だよ。スチールパイプはジョイント金具を使ってねじどめするんだけど、カラーボックスに直接打つより、構造用合板みたいな板があった方がしっかり固定されるからね。
スチールパイプとジョイント金具をカラーボックスの間に合わせて、必要な長さを測る。
さて、ここでトモコさんにスチールパイプをカットしてもらおうかな?
スチールのパイプって、どんな道具で切るんだろう? とにかくがんばります!
スチールパイプはホームセンターの有料サービスでも切ってもらえないことが多いので、「パイプカッター」を持っていると便利。
「パイプを挟んで、くるくる回してみて!」とユージさん。「切れた! 思ったより力を使わないですね」とトモコさん。
よくできました!
ジョイント金具を使って、スチールパイプをカラーボックスにねじどめする。
前面にタオルレールを取り付ける。
「このタオルレールは、押入れからワゴンを引き出すときにつかんだり、S字フックを使ってミニバッグを引っ掛けたりして使えるよ」とユージさん。- ユージのワンポイントアドバイス!
カラーボックスはこれまでも何回かリメイクしたよね! 棚を作るのは初心者には難易度が高いかもしれないけど、カラーボックスのリメイクならお手軽。今回みたいに板で補強して作ると安心だよ~。
作ったものを押入れに設置しよう
では、いよいよ押入れに設置! まずは上段から始めよう!
すのこの台を上段の壁際に置き、その上に一番下の下駄を引っ掛けるようにしてすのこを置く。
下駄の上に桐集成材を置いて棚板にする。用意した桐集成材が実際に置けるかどうか、すのこを設置した状態でサイズを測る。
棚板にする桐集成材の長さは、押入れの幅からすのこの厚さ×2枚分を引いたサイズで用意したんだけど、誤差が出やすいから設置した状態で再度確認してね!
測ってみると用意した桐集成材にミリ単位の調整が必要になり、ユージさんが電動丸のこでカット!
「切断面は紙やすりで整えておこう」とユージさん。手前側に強力突っ張り棒を取り付ける。ハンガーの重みで落下しないよう、水平にしっかりと締める。
ユージさんが幅を調整した桐集成材3枚を下駄の上に置く。
そっか、すのこの下駄が棚受けになるんですね! すのこって素晴らしい!
下段にはワゴンを入れるだけ。
「これで設置完了!」とユージさん。- ユージのワンポイントアドバイス!
今回は用意した棚板用の桐集成材を少しだけ切る作業が発生しました! でも、木は伸縮するもの。計算した数字でぴったりってことはあまりなくて、現場で合わせてみて調整するのはよくあるんだよね。ホームセンターの有料サービスでカットしてもらっても、微調整ができるようにのこぎりを持ってると便利!
押入れがショップ風のおしゃれクローゼットに!
おつかれさまでした! 上段も下段もたくさん収納できる押入れになったね~。
ありがとうございました! 奥まで無駄なく活用できて、本当に使いやすそうです!
良かった~。毎日の洋服選びも収納も楽しんでね。
【レビュー】おしゃれなクローゼットで毎日の洋服選びも収納も快適!
上段と下段、それぞれに適したアレンジでとっても便利になりました。奥行きを活用できれば、こんなにたくさん収納できるんですね! きちんと整理できるようになって洋服を探す時間が減ったので、純粋にファッションを楽しめるようになりました♪
押入れをショップ風のおしゃれクローゼットにチェンジ!
- ・上段と下段、それぞれ奥行きを有効活用できるように工夫
- ・上段はすのこを活用した棚と突っ張り棒で、畳む収納と掛ける収納に!
- ・カラーボックスをワゴンにリメイクして、下段の不便さを解消
神奈川県平塚市高村203
敷地内に銀行やクリニックがあり、周辺にはスーパーマーケットやドラッグストアが充実。バスやマイカーも利用しやすい環境です。最寄りの「平塚」駅からは、都内や横浜方面への移動もスムーズ。湘南エリア内の移動はもちろん箱根方面にも行きやすく、近くには動物園や博物館など趣味を楽しめる施設もあります。子育て中のファミリーからシニアまで、幅広い世代が快適な暮らしを送ることができる団地です。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります