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防災を学び、地域の絆を紡ぐ「DANCHI Caravan in 町田山崎」。新しくなった集会所が会場に!
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東京都町田市の町田山崎団地で、防災に関する知識や被災時の知恵を学べる恒例イベント「DANCHI Caravan in 町田山崎 防災まつり」が開催されました。今回のメイン会場は、みんなが集いやすいように改修された第二集会所。講座や演奏会が開かれ、幅広い世代の住民が来場しました。
まちの人気マスコットが登場!地元大学生の演奏も
「DANCHI Caravan in 町田山崎」には、例年、町田市や地元の企業、団体、大学などが参加。多彩な体験企画やブースがそろう大々的な防災イベントとして、地域に定着しつつあります。
そして今回のテーマは「防災 keep on」。withコロナの新しい日常で住民の交流の機会が失われる中でも、団地住民に地域のつながりや防災意識を保ち高めてもらうため、第二集会所と屋外広場を中心に実施されました。
第二集会所では、「みんなで町トレ」が催されました。「町トレ」とは、町田市オリジナルのトレーニング体操です。
この日は、プロサッカークラブ「FC町田ゼルビア」のチームマスコット「ゼルビー」も参加! 選手が出演する動画を見ながら、みんなで一緒に体を動かしました。
続いて行われたのが、ご近所の桜美林大学の学生とOBによる生演奏。トランペットやホルンの軽快な音色に、来場者は心地よさそうに聴き入っていました。
桜美林大学はこれまでも、さまざまな企画で防災まつりに参加。ペットボトルをピンに見立てたボーリングや、新聞紙とガムテープで作ったボールなど、避難生活でも手軽にできる遊びのアイデア紹介は、子どもたちにも大人気でした。
まちの防災を知り、被災時の生活術を身に付けよう!
災害時に向けての知識や心構え、知っておきたいことなどを学べる講座や講演も実施されました。
「防災プチ講座」では、被災時の食事から、トイレ、身近なものを使った骨折や出血の応急処置法まで、幅広い知恵をレクチャー。
食事関連では、備蓄のコツ、水をなるべく使わない調理法の解説などに加え、紙食器作りにも挑戦!
災害時も役立つスマートフォンを不慣れな人にも使ってもらおうと、「スマホ講座」も開講。基本操作を学んだ後、防災アプリのインストールにトライしました。
「防災に役立つ機能も入れられると知ってびっくり!」、「もっと使いこなしたい」などの感想があり、みなさん、スマホとのより良い付き合い方のきっかけになったようです。
そして、町田市役所の防災担当職員を講師に迎えた「防災講演会」では、地震についての基礎知識、町田市の災害への備えや発生時の体制などが、データや被災地の写真などとともに解説されました。
子どもと来場していたお母さんは、「小さくても一緒に話を聞くことで、防災への意識が少しは身に付くだろうと参加しました。開放感ある集会所なので、気軽に来られました」と話してくれました。
日常の暮らしではつい薄れがちな防災意識。防災イベントなどの機会に見直し、万が一の事態に備えることはとても大事ですね。
集会所は、コミュニケーションの場や防災拠点に!
会場となった第二集会所は、住民からの要望やアンケートの回答を踏まえ、さまざまな用途で利用でき、使い勝手も良くなるように改修されました。
例えば、大きめのカウンターキッチンを備えた集会室は、隣室との区切りを外すと広々としたスペースに。屋外に面した窓は全開口でき屋外と一体感を持たせることができるほか、換気もしやすくなりました。
小さめの集会室には、映画鑑賞会なども開けるようにプロジェクターを完備。向かいには小上がりスペースが設けられ、子ども連れでゆったり過ごすことや、子どもを遊ばせながら集会室でのイベントにも参加できるように。
また、玄関を段差のないスロープにし、小上がり以外は靴のままで利用できるようにしたことで、誰もが安心して使える場所になりました。
非常時には防災拠点になることも想定し、キッチンのコンロはガス、IHと熱源を分け、片方が使えない場合も炊き出しに対応できるようにしたそうです。
ほかにも、トイレにはおむつ替え台や多目的シンクなどを設置。
利用しやすくなった集会所で、住民同士のつながりを培っておけば、もしものときも心強そうですね。
URで叶えられるあたらしいくらし方
町田山崎団地の新しくなった集会所などで、防災の知識を学べる催しを実施
- ・被災時に役立つ知恵を学べる「防災プチ講座」や、まちの防災対策が分かる「防災講演会」、「スマホ講座」を開催
- ・「みんなで町トレ」や地元大学の学生による演奏会など、地域とのつながりを楽しく深める企画も
- ・第二集会所は改修され、小上がりスペースの設置や、玄関まわりのスロープ化、キッチン設置などで、誰もが使いやすく、防災拠点にも活用できる場所に
東京都町田市山崎町2130 ほか
緑が豊かで広大な敷地にゆったり配置された住棟は、日当たりの良さ抜群。団地の中に多数の公園や、各種医療機関があり、さらに子育てパパ・ママにうれしい保育園と幼稚園もそろっています。駄菓子屋さんなどのある商店街やスーパーも充実していて、生活には困りません。
また、水田やクラインガルテン(貸し菜園)も敷地内に備わっていて、収穫祭が行われるなど、とてもユニークな団地です。
DANCHI Caravan
UR賃貸住宅の豊かな屋外空間で様々なイベントを開催し、UR都市機構が提案する新たな暮らし方“O-LDKのある暮らし”の発信を目的としたプロジェクトです。
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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