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団地のインテリア・レイアウト実例8選!おしゃれな空間づくりのコツをチェック

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古いものを大切に、愛着を持って使うのが好きな人にぴったりなのが、レトロな団地での暮らし。築年数の経過した団地は家賃が比較的安く、賃貸でも可能なDIYで、おしゃれな雰囲気のインテリアにできると人気です。ここでは、和室のあるコンパクトな団地の間取りで、どんな家具やアイテムを選択するとすてきな空間になるかポイントを解説。リノベーション済み物件やDIYが可能な物件がある、おすすめの団地の情報も紹介します。
団地の雰囲気を生かした部屋づくり
室内の柱やタイルなどに、新築にはない年月を重ねた温かみを感じられるのが団地の魅力。畳敷きの和室も上手に生かして、お気に入りの空間をコーディネートしましょう。
●畳のある和室をリビングとして活用
畳敷きの和室は、旅館のイメージで布団を敷いて寝室にすることは考えられても、ソファを置いてリビングとして使うのは想像しにくい人もいるでしょう。和室にある柱や敷居、畳の風合いなどと調和する“木の質感”を生かした家具なら、洋風のソファとテーブルでも意外と違和感なく部屋になじみます。特に温かみの感じられるシンプルなデザインの北欧家具と和室は相性が良いようです。
和室をリビングにすると、畳で横になることもでき、リラックスして過ごせると居心地の良さに満足している人も多いようです。和室のインテリアでおすすめなのが、ガラスや金属など工業的な素材より、木や草花など自然の素材を生かすこと。やさしい印象を与える、手づくり感のある民芸品や古道具なども空間に映えます。生活感が出ないよう、ものは少なめに、すっきりしたスペースを生かしてコーディネートするのがポイントです。
●ヴィンテージ家具を選ぶ

長年にわたりたくさんの人が住んできた団地には、きれいにリフォームされていても建具などの一部に歴史を感じさせる味わいがあるもの。経年変化が大きな魅力になっている“ヴィンテージ”や“アンティーク”の家具や雑貨も、団地のインテリアにおすすめのアイテムです。ちなみに、100年以上前に製造されていれば“アンティーク”、100年未満であれば“ヴィンテージ”と、年代によって呼び方が変わるのが一般的です。
畳敷きの和室をリビングにするとき、アンティークやヴィンテージをテーマに、チェアとテーブル、ラグを敷いて空間をコーディネートするのも良いでしょう。もちろん、すべてをアンティークやヴィンテージでそろえる必要はなく、小物を少し取り入れるだけでも、アクセントとして効果的です。畳の上に家具を配置する際は、跡が残らないよう脚にカバーを付けたりして保護することを忘れないようにしてください。
●ドライフラワーやグリーンを飾る
草花などの植物をインテリアに取り入れることで、より温かみの感じられるリラックスした雰囲気の住まいを演出できます。ドライフラワーやグリーンをかもいにつるしたり、部屋のアクセントになるよう配置したりして、居心地よく過ごせるようにしましょう。生花や鉢植えについては、水やりなどの世話が必要ですが、ドライフラワーなら長期間状態がそのまま変わらず、手軽に飾って楽しめます。

ちなみに、ドライフラワーは雑貨店などで購入することもできますが、自分でも手づくりできます。比較的簡単な「ハンギング法」なら、生花を麻ひもなどで縛り、風通しが良く、日光の直接当たらない場所で逆さにつるして、1~2週間ほど待てばできあがりです。花瓶に生けていた花をドライフラワーにする場合は、水に漬かっていた部分を切り落とし、余分な葉を取り除いてから1輪ずつ分けてつるすのがポイントです。
団地の部屋を広く見せる工夫
ダイニング・キッチンと和室がふすまで仕切られ、比較的コンパクトな間取りが多い団地。部屋を広く生かすための家具選びや、レイアウトで工夫したい点をお伝えします。
●コンパクトな家具を選ぶ
団地の部屋の限られたスペースを有効活用するには、棚やソファなどの家具は小さめのタイプを選びましょう。数も少なめに、なるべく置かないようにすることが大切です。ベッドなどの大きな家具はどうしても広い面積を占めるので、複数の役割を兼ねた多機能タイプがおすすめです。収納付きのベッド、ソファ兼用ベッド、ラック収納の一部分を引き出して使えるデスクなど、探してみると意外とたくさんあることに気付くでしょう。
和室にある押入れは、布団をしまえるよう容量が大きいので、その収納力を生かして部屋をすっきりと保つようにしましょう。また、押入れの中板をデスクの代わりにしてワークスペースとして使えば、部屋の面積が削られるのを防ぎ、広く使うことができます。押入れは奥行きがあるので、手前にパソコンのモニターやキーボード、奥に本棚と文房具、書類などを並べても余裕があり、見せる収納としてのインテリアも楽しめそうです。
●背の低い家具を選ぶ
家具を選ぶときに、大きさに加えてポイントになるのが、高さを抑えること。天井高が低めの部屋でも、背の低い家具ならスペースを広く感じられ、圧迫感がないことで開放的に過ごせます。畳敷きの和室にも、高さを抑えた家具の方がマッチします。和室を寝室として使うなら、圧迫感が少ないロータイプで、ヘッドボードのないベッドの方が空間を広く感じられます。また、布団に近いシルエットで和室の雰囲気になじみます。

ダイニングやリビングについても、家具はなるべく背が低いタイプで統一しましょう。照明も視線を遮らないシンプルなペンダントライトなどにすれば、より広さを演出してくれそうです。室内を広く保てる壁面収納もおすすめです。退去時に原状回復できる、壁にくぎやねじで穴を開けずに取り付け可能なウォールシェルフなら、本や小物類などをすっきり片付けられ、見せる収納としてお気に入りの品をディスプレーして楽しめます。
●ふすまや引き戸を外し、空間を広く使う
部屋がふすまで仕切られていることが多いのが団地の特徴ですが、必要に応じてふすまを外して、間取りのレイアウトを変えることができます(外したふすまは原状回復できるよう保管します)。例えば、2DKの間取りのうち一部屋をDKとつないで1LDKのようにすれば、大きな空間でゆとりを持って暮らせます。奥の部屋まで外の光と風を届けやすくなり、動線がすっきりして生活が便利になるなどのメリットもあるかもしれません。
ふすまを外して空間をつなげて広く使いつつ、光や風を通す薄手の布やカーテンを取り付け、必要に応じて緩やかに仕切って過ごしている人もいるようです。ふすまは片側に寄せても必ず1枚分の幅を取りますが、布やカーテンなら全開できるため、調整できる範囲が大きいのがメリットといえるでしょう。特に、押入れはふすまを外して布やカーテンを付けることで、大きな荷物も出し入れしやすくなるため便利です。
色味の調整で明るくおしゃれな雰囲気に
団地でおしゃれなインテリアを実現するときに大切なのがカラーコーディネート。柱や敷居、壁などと家具の色を合わせ、全体を明るい色で統一するなどコツがあるようです。
●色味を統一する・色数を絞る
団地の室内は、白い壁とふすま、木の柱や敷居など、シンプルな要素で構成されています。たくさんの異なる素材を交ぜずに、カラーやテイストを統一することで、空間にまとまりが生まれ、おしゃれな雰囲気になります。テーブルやチェアといった家具、カーテンなどは、自然素材や木目を生かしたデザインで、深いブラウンや明るいベージュなどナチュラルなカラーがおすすめです。最初にテーマカラーを決めると良いかもしれません。
ウッディな質感や、ベージュなどの温かみのあるカラーより、グレーなどクールな雰囲気の方が好みの人もいるでしょう。その場合は、木の柱や敷居に上からマスキングテープを貼ったり、床をフロアタイルやクッションフロアに変えたり、キッチンの造作収納にはリメイクシートを扉の上から貼るなどして、好みのカラーやテイストに統一しましょう。いずれも賃貸住宅の原状回復に対応できる、跡が残らないDIY材料を使うようにしてください。

●明るい色味を多めに採用する
部屋が狭くても開放感を得られる、ゆったり過ごせる雰囲気にしたい。そんな場合は、面積が大きなベッドカバーやカーテン、ソファ、床に敷くラグなどを、無地もしくはシンプルな柄で、白か明るい色でそろえると良いでしょう。光の反射率が高くなることで、空間が広く感じられるようになり、伸びやかで清潔感のある雰囲気になります。床から天井に向かって色を明るくしていくことで、より一層広さを感じる効果も生まれるようです。
レトロでおしゃれな部屋が見つかるUR賃貸住宅
おしゃれな部屋を団地で実現したいなら、UR賃貸住宅がおすすめ。リノベーション済みの物件や、DIYが可能な物件もあり、自分に合った住まい方を選べるのが特長です。
独立行政法人都市再生機構(UR)が管理するUR賃貸住宅は全国に約70万戸。都市部の高層型住宅から、自然が豊かな郊外に広がる集合住宅まで、比較的ゆとりのある多彩なタイプの部屋がそろっていて、収納スペースもしっかり確保されています。一人暮らしに人気の1Rや1DKから、二人暮らしにぴったりな2DKや1LDK、さらにファミリータイプの2LDKや3DK、3LDKなど、暮らしに合わせて希望する住まいを見つけやすいといえるでしょう。
UR賃貸住宅は物件数が多いことで多様なライフスタイルや居住ニーズに応えられるのが大きな強み。また、建物のほとんどが鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられ、築年数が経過しているレトロな佇まいの物件でも、適切な管理や計画的な修繕が行われているため、安心して快適に暮らせるのが特長の一つとなっています。
●UR賃貸住宅のリノベーション
UR賃貸住宅には、団地の良さを生かしながら、現代のライフスタイルに合うようリノベーションした物件が多数用意されています。建物の改修などのほか、間取りや収納に大幅に手を入れたり、和室を洋室へ変更したり、水まわりの設備を新しくすることで、快適性を高めています。コンセプチュアルなリノベーションにより、洗練されたインテリアコーディネートも可能で、おしゃれな部屋に興味がある人にもおすすめです。

その一例が無印良品とのコラボレーション【MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト】です。構造部分はできるだけ変えずに残しながら、暮らし方に応じて組み合わせができるキッチンなどを採用することで、自分の好みやスタイルで自由にアレンジできるのが特長。団地のコンパクトで風通しの良い間取りを効果的に生かし、シンプルにまとめられた内装と使い勝手の良い空間は、和・洋どちらのインテリアにもフィットするでしょう。
●UR賃貸住宅なら自らリフォーム可能な住戸も
UR賃貸住宅には本格的なDIYが可能な「DIY住宅」があります。この物件では一般的な賃貸住宅で必要となる広い範囲の「原状回復義務」が免除になるのが特長です。契約時に3カ月間の使用貸借契約(家賃無料)と、使用貸借契約満了日の翌日を入居開始とする賃貸借契約を同時に締結することで、入居までの3カ月間は家賃を気にすることなく、マイペースでプランニングと施工を行えます(ただし、共益費のみこの期間も発生します)。
「DIY住宅」以外でも、「模様替え等承諾申請書」を提出して承認を受けることで、退去時の「原状回復義務」が免除されるケースがあります。必要な手続きを踏むことで、ライフスタイルの変化に合わせて畳をフローリングに変えたり、壁紙を貼り替えたりすることも可能です。家族構成の変化に柔軟に対応しながら、「自分好みのお部屋にしたい」、「お気に入りの家具とインテリアに囲まれて暮らしたい」という若い世代におすすめです。
●初期費用の安さが魅力!UR賃貸住宅はお得な家賃プランもある
UR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居月(入居日から当月末まで)の日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため入居時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。さらに家賃を節約できる「お得な家賃プラン」も複数用意されています。以下の項目で条件を満たしている場合は、活用してみてはいかがでしょうか。
- <そのママ割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養し、同居している世帯です。
※3年間の定期借家契約

- <子育て割>
- 新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供を扶養し、同居している世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
- <U35割>
- 3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
- <近居割>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
- <近居割WIDE>
- 募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは近居割WIDEエリア内のURとUR以外の住宅です。親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たにUR賃貸住宅を契約した世帯の家賃が減額されます。近居割WIDEは、地域医療福祉拠点化に取り組んでいる物件を中心に導入されています。条件を満たした子育て世帯については、最長5年間、家賃の20%(上限4万円)がサポートされます。ただし、世帯の所得合計が月25.9万円以下で、対象が一部団地となるなどの条件があります。
自分だけのお気に入りの部屋で暮らそう!

レトロな味わいのある雰囲気を楽しめる団地の暮らしは、若者向けのファッション誌の編集部が特集記事を組むほどの人気になっています。家賃を抑えながら、手軽に自分のスタイルに合わせた住空間をつくれるのが魅力のようです。SNSなどで検索すると、団地ならではのインテリアを楽しんでいる実例写真がたくさん公開されています。最新の情報をフォローしながら、イメージを膨らませると良いでしょう。
見た目や雰囲気が良くても、キッチン、浴室、トイレなどの水まわりの設備が古いと、毎日の生活が不便です。レトロなテイストを残しつつ、現代のライフスタイルに合うようリノベーションされた、快適に暮らせる物件を選ぶのがおすすめです。公的機関が管理する団地でも、定期的にリノベーションが行われていたりします。たとえ築50年であっても、設備などが50年前のままということは、まずないでしょう。
UR賃貸住宅なら、適切な管理や計画的な修繕が行われ、設備のメンテナンスもしっかりされているので安心して暮らせます。さらに、契約時に礼金・仲介手数料・更新料などが不要で、初期費用の大幅な節約が可能なため、そのぶんをインテリアに使うことができます。UR賃貸住宅のHPでは、エリア、家賃、間取り、築年数など希望の条件を入力することで、簡単に物件の検索が可能です。気軽にチェックしてみてください。
監修/くろだ あきこ


団地でおしゃれなインテリアを楽しみ、安心・快適に暮らせるのがUR賃貸住宅!
- ・和室のあるコンパクトな団地の間取りで、おしゃれなインテリアを楽しむには、家具のセレクトやカラーコーディネートなどにコツがある
- ・UR賃貸住宅は、リノベーション済みの物件や、DIYが可能な物件などが豊富にそろい、インテリアにこだわる人の期待にも応えられる
- ・しかも、礼金・仲介手数料・更新料などがすべて不要で初期費用を節約でき、お得な家賃プランで入居後の住居費を抑えて暮らせる!

くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
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