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寝かしつけはいつまで必要?卒業のタイミングとひとり寝のコツ
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赤ちゃんのころから、抱っこをしたり、背中をトントンしたりと日課になっている「寝かしつけ」。子供が大きくなるにしたがって「いつまで続けるものだろう?」、「なかなか卒業してくれない」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は寝かしつけがいつまで続くのか、さらに卒業してひとり寝してもらうためのコツ、寝かしつけがつらいときの対処法を紹介しますので、日々の育児の参考にしてください。
子供の寝かしつけはいつまで必要?
寝かしつけとは一般的に自分一人で寝ることを習慣付けること。最初は寝付くまでに苦労することも多い大変な育児の一つです。生後何歳ぐらいまで行うものなのでしょうか?
●2~3歳までは寝かしつけをしているパパママが多い
欧米では0歳から一人で別室に寝かせる場合もありますが、日本では早くても2~3歳ころが一つの目安となります。欧米と異なり日本は添い寝文化があるため、親子で一緒に横になって寝ている家族は多く、寝かしつけを卒業する年齢は家庭環境や子供の性格によってさまざまです。
●寝かしつけ卒業のきっかけ
寝かしつけの卒業は大人側で決めるのではなく、子供の気持ちがとても大切です。子供が「拒絶された」と感じないように慎重に進めるようにしましょう。幼稚園・保育園への入園や弟・妹が生まれたことをきっかけにして、寝かしつけを卒業することが多いようです。
入園により自立心が芽生えてひとり寝ができるようになる場合や、「お友達が一人で寝ている」と聞き、言葉での表現が発達して自分から「一人で寝る」と意見を言う場合もあります。また弟や妹が生まれた場合は、赤ちゃんの近くで一緒に寝ていると起こしてしまうことがあるので、自然とひとり寝になったり、小学校入学のタイミングもきっかけの一つとなります。
こういった環境の変化を逃さずに、一定期間ひとり寝を練習しながら、寝かしつけを卒業できると、パパママともに少し自分の時間を持つこともできて、ひと息つけるようになります。
ただ家庭環境によって状況はさまざまです。両親が共働きの場合、寝る前の時間が親子にとって大切なコミュニケーションになっていることもあるので、ひとり寝に移るのが遅くなる傾向があります。寝かしつけの時間をストレスと受け取ってしまうか、かけがえのない時間となるかは、家庭や状況によって異なりますので、自分たちに合った生活スタイルを見つけることが大切です。
●お昼寝は3~4歳くらいまでが一般的
お昼寝の習慣は子供の体力の個人差、保育園や幼稚園の方針などにより異なりますが、3~4歳までが一般的です。幼稚園や保育園の入園をきっかけに睡眠サイクルが安定し、昼寝をさせない方が夜早く寝てくれることもあります。ちょうど良い生活サイクルを整えられるよう、子供の様子をしっかり観察できると良いですね。
子供に寝かしつけを卒業してもらうコツ
寝かしつけを卒業するには、どのようにしたら良いでしょうか? 基本は習慣付けをして生活環境を整えること。そこでひとり寝をスタートしてもらうための工夫をまとめました。
●生活リズムを整える
子供が夜に眠気を感じないと、ひとり寝をするのは難しいので、まず起床時間、食事の時間、寝る時間をできる限り同じ時間にして、生活リズムが整った状態にしましょう。夕食やお風呂は寝る2時間前までに済ませると、入眠しやすくなります。就寝時間が近づいてきたら、パパママもテレビやスマホは控えて、寝るときには寝室の照明を暗くしましょう。
●おやすみ前のルーティンをつくる
おやすみ前のルーティンをつくり、毎日行うことでスムーズに入眠しやすくなります。どのような内容にするかは、子供と話し合って決めましょう。最初のうちは、入眠まで時間がかかることが多いですが、就寝時間が遅くなってもあまり気にせず、段階的に就寝時間を早めて元の時間に戻すようにします。寝ることが楽しみになるように、簡単なチェックシートをリビングなどの目の届くところにつくってあげて、「ひとり寝ができたらごほうびシールを貼るようにする」などの工夫をするのも良いでしょう。
ほかにも、絵本を読む、ぬいぐるみなどのおもちゃと寝る、オルゴールなどの音楽をかけるなどの方法もあります。就寝前に準備をすることで、入眠儀式となるようなルーティンをつくって、小さなステップからトレーニングを進めていくようにしましょう。
●日中の行動量を増やす
外遊びをさせるなど、日中にしっかり体を動かして運動すると、入眠がスムーズになります。また昼寝をさせ過ぎたことが原因で、なかなか就寝できないこともあります。日中の行動量に注目すると、子供がひとり寝しやすい状態か判断しやすくなります。
●眠りやすい環境をつくる
子供が一人で眠れる落ち着いた環境を用意してあげることが、ひとり寝ができるようになる重要なポイントになります。室温を冬は19度前後、夏は26度前後に保つようにし、照明はできる限り暗くします。お気に入りのぬいぐるみや寝具を用意してあげるのもおすすめ。安心して眠りやすい環境をつくりましょう。
子供の寝かしつけがつらいときは
慣れない育児生活の中で子供を寝かしつけていても、どうしても寝てくれずに精神的に追い詰められた気持ちになることもあります。そんなときの対処法を紹介します。
●パートナーや親、第三者に頼る
なかなか寝てくれないと、親でもイライラしてしまい精神的負担になります。特に出産後の母親はホルモンバランスが崩れやすく、新生児のお世話や授乳も重なり大変。精神的に不安定になりやすい状況です。抱っこで寝かしつけたはずがベビーベッドに寝かせると泣いてしまう、などはよくあるケースですが、これが精神的に負担になることもあります。また、子供が成長して2~3歳になっても、イヤイヤ期を迎えてなかなか寝なかったり、寝かしつけには気苦労が伴います。
精神的につらくなったら無理をせず、パートナーに交代してもらい、ワンオペ育児にならないように気を付けましょう。家事代行などを利用するなど、家事・炊事の負担を減らすと気持ちに余裕が生まれ、子供の寝かしつけも大切なコミュニケーションの時間になります。毎日の利用は難しくても、月に数回だけでも利用してみると気持ちが楽になるかもしれません。
●見守りカメラを活用する
子供が泣いてすぐに対応すると逆に覚醒してしまい、その後なかなか眠ってくれなくなる場合もあります。夜泣きや寝言で泣いている可能性もあるので、見守りカメラなどを室内に設置すると、離れたところにいても子供の様子を確認できるようになり、すぐに対応する必要があるかどうかを冷静に判断できます。
これらのほかにも、寝かしつけに便利なアイテムを活用するのもおすすめです。ハイローチェアや電動バウンサーなど、赤ちゃんと相性が良ければ、スムーズに寝かしつけることができます。先輩ママ、先輩パパが周りにいたら体験談を聞いたり、アドバイスをもらうと良いでしょう。
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- <参考>
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※3年間の定期借家契約
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寝かしつけ卒業は子供のペースに合わせて進めよう
寝かしつけを卒業して、ひとり寝をスタートするタイミングは、家庭環境や子供によってさまざまです。特に日本では親と一緒に寝る習慣があるため2~3歳が一つの目安になります。幼稚園、保育園への入園や、弟や妹が生まれるといった生活環境の変化がきっかけとなることもあります。
寝かしつけを卒業してもらうコツは、習慣付けと環境を整えること。生活リズムを整えて、おやすみ前のルーティンをつくるようにしましょう。日中の行動量を増やすことで、スムーズに入眠できるようになります。就寝するための部屋は、安心して眠ることができる環境をつくるように心掛けましょう。
子供の寝かしつけをつらく感じるときは、誰にでもあります。そんなときはパートナーや親、ベビーシッターなどの第三者にお願いしましょう。精神的な負担を軽減することで、子育てに前向きに取り組みやすくなります。また、見守りカメラなどのアイテムを使うのも効果的です。
新しい家族が増えて住み替えを検討中なら、子育て世帯にうれしい物件を豊富に取りそろえているUR賃貸住宅もおすすめです。子育てしやすい住環境と周辺環境がそろっているだけでなく、初期費用を抑えることができて、ファミリー向けのお得な家賃プランもあります。出費が多くなりがちな子育て世帯も引っ越ししやすい制度が整っています。
「寝かしつけ」も「寝かしつけ卒業」も、子供の大切な成長の証です。親子で一緒に成長しながら、焦らずに家族に合ったタイミングで進めましょう。
監修/ながみね あき
焦らずに家族に合ったタイミングで寝かしつけを卒業
- ・寝かしつけは2~3歳までが一つの目安
- ・卒業のコツは、生活リズムを整えてルーティンをつくること、日中の行動量を増やして眠りやすい環境を用意すること
- ・寝かしつけをつらく感じるときは、パートナーや親、第三者に頼る。見守りカメラなどのアイテムを利用する
- ・UR賃貸住宅は子育て世帯におすすめ。豊富にファミリー向け物件があり、お得な家賃プランもある
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