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独立洗面台とは?ユニットバスとの違いやメリット、賃貸物件の探し方

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バス・トイレとは別に、洗面台が設置された独立した洗面所が欲しい、といった入居者のニーズに応えた物件が増えています。洗面所に置かれた独立洗面台の鏡の前で身支度をしたり、就寝前に歯を磨いたりと、毎日の節目で何度も利用する場所になります。そうした独立洗面台と、浴室と一体になった洗面台とでは、使い勝手にどんな違いが出るのでしょうか。独立洗面台のメリット・デメリットと合わせて詳しく紹介します。

独立洗面台とは

浴室との一体型ではなく、浴室とは別に設けられた洗面台が独立洗面台です。近年は入居者のニーズの高まりから、浴室・トイレ別、独立洗面台付きの物件も増えています。

●独立洗面台の特徴

蛇口と、水やお湯をためる洗面ボウルが一緒になった設備が洗面台で、これに鏡や収納スペースなどを一体化した洗面化粧台を備えた賃貸物件もあります。そうした洗面台または洗面化粧台を、浴室・トイレとは別に設置したものが「独立洗面台」です。独立洗面台のある場所を通常は洗面所と呼びますが、浴室と隣接していれば脱衣所になり、洗面所の一部は洗濯機置き場になるなど、複数の役割を果たすスペースとして活用されます。

こうした独立洗面台がある洗面所は、出かける前に身だしなみを整えたり、外出から戻ってうがいや手洗いをしたり、就寝前に歯を磨いたりする場所として便利で、女性にも男性にも人気の高い設備です。近年は賃貸物件選びで浴室・トイレ別、独立洗面台(洗面所)付きを重視する人も多いため、築年数が浅い物件はそうしたニーズに応えて独立洗面台を備えた部屋も増えています。

●ユニットバスとの違い

独立洗面台とは異なり、浴室・トイレと洗面台が一体になった物件もあります。一般的に浴室などの設備は、工場で浴室の壁・床・浴槽など必要なパーツをセットで製造し、現場で組み立てるユニットバスとしてつくられることがほとんど。その中で浴槽だけのタイプは1点ユニットバス、浴槽と洗面台が一緒になったタイプは2点ユニットバス、浴槽・トイレ・洗面台が一緒なら3点ユニットバスと呼ばれます。特に3点ユニットバスはワンルームや1Kなど一人暮らしに向いた部屋、ビジネスホテルなどでよく見かけます。

この中で、独立洗面台でないのは2点ユニットバスと3点ユニットバスで、洗面台を浴室内にコンパクトに組み込むため、鏡や収納スペースが省かれる場合もあります。

独立洗面台がある賃貸物件のメリット・デメリット

家族が浴室やトイレを利用中でも、問題なく身支度ができるなど使い勝手の良い独立洗面台。そうしたメリットに加え、デメリットも合わせて整理してみましょう。

●独立洗面台がある賃貸物件のメリット

独立洗面台の中には、鏡や収納スペースが備わった洗面化粧台もあります。こうした洗面化粧台の収納スペースは、鏡の横や鏡面の裏、洗面ボウルの下などの空間を利用して設けられ、歯ブラシや歯磨きペースト、洗顔料などを置くことができます。メイクや身だしなみを整える化粧品、スキンケア用品、整髪料、ドライヤーなどをしまう場所としても使え、忙しい朝の外出準備やリラックスした就寝前に必要な小物類が、すぐ手の届く場所にあり、さっと取り出して使えるのは便利なポイント。浴室で使うシャンプーやボディーソープのストック、洗濯に使う洗剤などの収納場所を確保するのにも役立つでしょう。

また、独立洗面台にはコンセントが設けられることが多く、ドライヤーの電源や電動歯ブラシ・電気シェーバーの充電などに使えるのもメリットの一つ。2点ユニットバス・3点ユニットバスのように浴室に洗面台がある場合は、浴室用に特別な処置をしたコンセントを設けることも技術的には可能なようですが、賃貸住宅ではそこまでしてコンセントを設置している物件は少ないのではないでしょうか。

このほか、家族が浴室やトイレを使っていても、独立洗面台なら問題なく利用できるため、朝の忙しい時間帯などに相手が使い終わるのを待つ必要がないのもメリットです。「トイレや浴室と同じ空間でメイクや歯磨きをするのは気が進まない」と感じる人もいますし、使った直後の浴室は湿気が充満し、床が濡れたり、鏡が曇っていたりすることも…。そうした環境より、独立洗面台のある洗面所の方が気分よく身支度できるでしょう。

●独立洗面台がある賃貸物件のデメリット

2点ユニットバスや3点ユニットバスで浴室やトイレと洗面台が一緒になった物件より、独立洗面台を設けた物件の方が、独立した洗面台やカウンター、周辺の棚などの建築コストが余分にかかると考えられます。さらに独立洗面台付きの物件には一定の需要があり、空室になっても次の入居者が決まりやすいことなども重なり、その地域の家賃相場より高めの家賃が設定される傾向で、これはデメリットの一つかもしれません。

さらに、浴室やトイレと一緒になった洗面台なら専用の場所は不要ですが、独立洗面台の場合は洗面所が必要になり、その分だけ住居スペースが減ることになるのはデメリットといえるでしょう。とはいえ、洗面所が脱衣所や洗濯機置き場を兼ねている物件もあり、洗面所がないと使い勝手が悪く、不便になることも考えられます。

また、浴室と一緒になった洗面台ならまとめて掃除ができ、汚れを落とした水やお湯はそのまま床面に流せば良いなど、お手入れも手軽です。一方、独立洗面台は単独で掃除をする必要があり、外側に水やお湯をかけるわけにはいかず、掃除に手間がかかるかもしれません。

このように独立洗面台と一体型の洗面台それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分や家族のライフスタイルに合った方を選ぶと良いでしょう。例えば、身支度にある程度時間がかかる人、洗面台の順番待ちを気にせず浴室やトイレをゆっくり使いたい人、「トイレや浴室と同じ空間で歯を磨きたくないし、キッチンでの歯磨きも嫌だ」という人などは独立洗面台のある物件がおすすめです。逆にそうした点は気にならない人、洗面所スペースを節約しても良いから少しでも住居スペースが広い方が良いという人、独立洗面台のために家賃を多く出す必要性を感じない人などは、浴室と一体型の洗面台を選んでも問題ないでしょう。

独立洗面台がない部屋を快適に使うコツ

独立洗面台がない部屋でも、少しの工夫で毎日の身支度が快適になります。さらに入浴後の浴室で重要なお手入れのコツなども紹介します。

●バスルーム以外で身支度を行う

大きな鏡や照明を備えた独立洗面台がある洗面所を、メイクルームとして使っている人も多いはず。一方、浴室と一緒になった洗面台は化粧品などを置くスペースがなく、しかも照明が十分でなかったり浴室内に湿気が多かったりと、落ち着いてメイクやヘアセットができる環境とはいえません。このため独立洗面台がない部屋では、バスルーム以外の場所の方が身支度をしやすいでしょう。

例えば寝室にゆとりがある間取りなら、デスクや鏡を置いてメイク用のスペースをつくることができます。また、鏡を持ち運べるタイプにすれば居間のテーブル、台所や食堂などでもメイクは可能です。メイクは自然光が入る場所で、かつ顔に影がでない状態で行うのが基本とされ、可能であれば外光が十分に入る明るい部屋で、光を顔全体に受けながら行う方が良いといわれます。こうした明るい部屋でのメイクが難しいようなら、顔全体を自然光に近い光で照らす照明付きの卓上用の鏡も市販されているので、そうしたツールの利用も考えてはいかがでしょうか。

こうした工夫をすれば、独立洗面台(洗面所)がなく住居スペースを最大限に利用できる部屋に住みながら、快適に身支度をすることができます。

●入浴後の湿気を早めに飛ばす

浴室と洗面台が一緒になった2点ユニットバス、3点ユニットバスは全体に湿気がこもりやすい傾向にあります。中でも洗面台は手や顔を洗うなど使用頻度が高く、濡れた状態が続きやすいことからカビが繁殖しやすくなります。また、浴槽やシャワーカーテンは体の汚れやせっけんのかすなどが栄養源となり、こちらもカビが発生しやすい場所の一つです。

こうした悪条件が重なりやすい浴室でカビを防ぎ、衛生的な環境を保つには、カビの栄養源になる汚れやせっけんかすが残ったままにならないよう、お風呂・シャワーカーテンを常に掃除することが大切です。さらに、換気扇は入浴後もしばらく動かしたままにして、湿った空気を中にためないような工夫も考えられます。シャワーを浴びた後など浴室の壁にたくさんの水滴が付いたときは、水滴を集めて床に落とすスクイジー(水切りワイパー)や水滴を拭き取る吸水力の強いスポンジを使い、水滴を除去するよう努めましょう。

独立洗面台のある部屋はUR賃貸住宅で探そう!

バス・トイレ別、独立洗面台の物件を探すなら、ゆとりある間取りの物件が豊富で、お得な家賃プランもあるUR賃貸住宅に注目です。

●UR賃貸住宅とは?

UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構が管理する賃貸物件です。物件は全国各地にさまざまなタイプが豊富にあり、生活の豊かさにこだわった部屋を数多く提供しています。バス・トイレ別、独立洗面台といった暮らしの設備が充実した物件も多く、URの物件検索ページでは地域、家賃の上限、交通の便をはじめとした基本情報に加え、「バス・トイレ別」、「オートドアロック」などの条件を追加して部屋探しができます。

しかも、URは礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため新規契約時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。保証人だけでなく保証会社も不要なため、依頼や手配を行う手間もかかりません。加えて、契約更新時の更新料の負担がなく、自動更新で手続きも不要なため、長く住み続けるのにも適した住まいといえるでしょう。

●URなら独立洗面台のある物件も見つかる

URには全国に約71万戸の豊富な物件があり、都市部から郊外まで多様な立地に点在しています。同じ間取りでも一般の賃貸住宅より広めにつくられていることが多く、中でも郊外の物件は建物同士がゆったりした間隔で建てられ、敷地内に緑豊かな公園や広場が設けられるなど住環境の整備が図られています。

こうした物件では暮らしの設備が充実していることが多く、独立洗面台を備えた部屋も探しやすいのではないでしょうか。URの物件検索ページには物件ごとの間取りも確認できるので、その部屋が独立洗面台を備えているかどうかもすぐに確認できます。

●さらにUR賃貸住宅ならお得な家賃プランも

一般的に独立洗面台を備えた物件は、一体型の洗面台の物件よりも家賃が高めになりがちといわれます。その点、URには年齢や家族構成など所定の条件を満たせば、一定期間の家賃がお得になる家賃プランが用意されているため、独立洗面台を備えた物件でもお得な家賃で住めるのが魅力です。

<近居割>
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。
<U35割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
<子育て割>
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、その二つを切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<そのママ割>
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<URライト(定期借家)>
契約期間を入居開始可能日から2年または3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

さらにURでは家賃支払いでPontaポイントがたまります。家賃500円ごとに1Pontaポイントがたまり、子育て中は子供の誕生日に追加でポイントがもらえるサービスも。たまったポイントはPonta提携のいろいろなお店での買い物に使えます。

独立洗面台は暮らしのゆとりを生む設備

独立洗面台が設置された洗面所があると、浴室一体型の洗面台に比べて手洗いや身支度をするのに便利で、歯磨きやヘアケアに必要な小物の片付け、入浴・洗濯で使う備品の収納スペースとしても役立ってくれます。浴室やトイレを使うときも、洗面台の順番待ちを気にする必要もありません。暮らしのゆとりを生む大切な設備といえるでしょう。

URではこうした独立洗面台付きの物件のほか、必要に応じて各部屋の設備を更新し、リノベーションで現代的な住まいに生まれ変わらせたり、無印良品やイケアと連携した部屋づくりを行ったりと、暮らしの快適さを高める管理を行っています。しかもワンルーム、1Kといった一人暮らし向けから、2LDK、3DK、3LDKのような二人暮らし、ファミリー向けまで間取りのバリエーションも豊富。次の引っ越し先にはURの物件も検討することをおすすめします。

監修/井上 恵子

記事のまとめ

独立洗面台と一体型洗面台のメリットを知って物件選びを

  • ・独立洗面台は浴室とは別の場所に置く洗面台のこと。湿気や水濡れに悩まされず身支度ができる
  • ・独立洗面台は大きな鏡、充実した収納、家電に使える電源などが付属し、暮らしの利便性が高まる
  • ・浴室一体型の洗面台は住居スペースを圧迫しないが、湿気の多い浴室以外でメイクするなど工夫が必要
  • ・URは独立洗面台を備えた部屋やリノベーションした部屋など、暮らしの快適さを高めた物件が数多くある

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