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駅から徒歩10分の距離は何キロくらい?徒歩10分の物件を選ぶメリットと注意点

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賃貸物件を選ぶ上で「最寄り駅からの距離」は重視したい条件の一つ。しかし、「駅から徒歩●分」という表記を見ても、何メートル歩けば良いのかイメージするのは難しいのではないでしょうか。今回は「駅から徒歩10分」の物件にスポットを当てて、通勤・通学や生活の利便性など、分数だけでは分からない暮らしやすさの理由を解説します。これから物件選びをする人はぜひ参考にしてください。

徒歩10分の距離は約800m

不動産広告で見かける物件情報には、駅から物件までの所要時間は「徒歩●分」と表示されています。この時間は何を基準にして計算されたものなのでしょうか。

●距離や所要時間の表示ルール

不動産公正取引協議会連合会が定める「不動産の表示に関する公正競争規約」では、徒歩で1分間に歩く距離を「80m」として所要時間が算出されています。この条件で計算をすると、徒歩10分の距離は約800mとなります。端数が出た場合は切り上げで表示されるので、例えば、家から駅まで801mの場合は、徒歩11分の距離となります。ただし大人でも個人差があるのはもちろん、小さな子供を連れて歩く場合や、歩行速度の遅いシニアなど、人によって変わります。あくまで目安として覚えておくと良いでしょう。

また、駅から物件までの道のりを最短距離で算出しています(複数棟ある場合は最も遠い住戸(区画)の所要時間なども表示することになっています)。もちろん信号待ちの多さや坂道の有無などは所要時間に計算されていません。朝の通勤ラッシュ時のホームに着くまでの時間や、物件によってはエレベーターや階段を利用する時間も考慮する必要があります。なお、自転車や自家用車を使った場合の所要時間については、不動産表示の明確な基準が設けられていません。

【出典】不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」
https://www.rftc.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2018/08/h_kiyak.pdfPDFで開きます
<参考>
●自転車やタクシーの場合は何分?

徒歩で10分かかる距離を約800mとすると、自転車やタクシーを利用した場合の所要時間は以下の通りになります。

≪自転車の場合≫
一般的なスピード(1分間に200~250m)で考えると、自転車で移動する場合は4分程度かかります。

≪タクシーの場合≫
平均速度を時速30kmと仮定すると、タクシーで移動する場合は1分半程度かかります。徒歩10分の距離は一般的にワンメーターの圏内です。

駅徒歩10分の距離に住むメリットとは

駅までの徒歩時間が短く済むことや、買い物などの利便性、人通りが多いことによる安心感など、「徒歩10分」物件のメリットを紹介します。

●駅までの距離が比較的近い

通勤・通学に電車を利用する人にとって、徒歩での移動距離が少なく済み、何かと忙しい朝でも時間に余裕が生まれます。また、駅周辺にはお店や街灯が比較的多くあるため、夜に歩いて帰宅する際にも安心感があります。

●駅周辺の店を利用しやすい

駅周辺にはスーパーや飲食店などが比較的多くあり、大きなターミナル駅であればさまざまな商業施設が集まっているので、食料品や生活必需品を手軽にそろえることができます。休日でも利用しやすい距離にあるので、生活に便利という点でも魅力的です。

●静かな環境と利便性を兼ね備えた物件を選びやすい

駅からすぐ近くのエリアと比べると、10分程度歩いた距離の方が人通りも少なくなり、比較的静かな環境で物件を見つけやすくなります。駅やその付近の商業施設が比較的近くにあるという利便性とともに、落ち着いた生活環境を手に入れることができるでしょう。

●駅前と比べて家賃が安くなる傾向にある

駅から遠くなり徒歩分数が増えると、一般的に家賃は下がる傾向があります。これは駅から近いほど交通の利便性が高く、需要が高まるため。条件が同じで部屋の広さや築年数が同じ場合、例えば徒歩5分と10分の物件を比べると、10分の方が通勤や移動にやや不便な点が多くなっていきます。しかしわずか5分程度の違いで家賃が安くなる傾向があるので、選択肢に入れてみると良いでしょう。

●運動不足になりにくい

わずかな時間ですが駅までの往復を歩くことで、自然に運動を取り入れることができます。厚生労働省の発表にあるように生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量の増加に従って上昇することも明らかになっています。長期的には1日に数回、10分ほどの歩行だけでも、健康を目的とした運動効果があるようです。またメンタルヘルスや生活の質の改善にも良い影響を与えることがあります。

参照:健康日本21(身体活動・運動)/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html別ウィンドウで開きます

駅徒歩10分の距離に住む際の注意点

住み始めてから後悔しないように、実現したいライフスタイルと照らし合わせたり、賃貸物件の内見なども活用したりして、事前に物件の環境をチェックしましょう。

●エリアごとの家賃相場

駅からの距離が近くなるほど、家賃相場は高くなる傾向にあるのは前述の通りですが、実際に駅周辺と徒歩10分の物件では、どのくらい家賃に差があるのか、相場を調べておきましょう。

ただし地域や都市、そのほかの要素(周辺施設の充実度、治安の状況など)も家賃に影響を与えます。駅からの距離だけでなく、ほかの要素も考慮しながら物件を選ぶことが重要です。家賃を抑えたい場合は駅からより遠い物件も選択肢に入れることをおすすめします。

●車や電車などの騒音

駅から800mほどの距離でも、線路沿いや高架の近くに物件があると、電車の音が気になる場合があります。また、付近に交通量の多い大きな道路がある場合は、車の音が煩わしく感じる可能性もあります。

●実際の所要時間

「駅から徒歩10分」という表示は、最短の道路距離で計算されているため、歩きやすさは道路状況によって違います。例えば、踏切や勾配の急な坂道がある、歩道が狭く車の通行が多い道があるといった場合は、10分以上の時間がかかったり、想定以上に体力的な負担を感じたりする可能性もあります。内見時に実際に歩いて確認しましょう。

●夜道の明るさや人通り

日中だけでなく夜道を歩いて、帰宅時の安全性を確認することも重要です。駅周辺や物件までの道路に十分な街灯や民家があるか、夜間でも一定の人通りがあるか観察し、治安の面でも安心できる場所を選びましょう。インターネットで周辺住民の声や口コミを参考にすることで、夜道の安全性について確認することもできます。

●寄り道のしやすさ

駅から物件までのルートに、スーパーマーケットやコンビニ、銀行、郵便局があると、通勤・通学時に立ち寄りやすくなります。スーパーマーケットは仕事帰りでも寄ることができるか、営業時間の確認をしましょう。保育園や幼稚園、習い事の施設があると、子供の送迎のついでに買い物も一緒に済ませることができるので、生活の利便性が一層高まります。

●自転車置き場の有無(駅&物件)

自転車を利用することで、移動時間の短縮や快適さを実現できるので、自転車置き場の有無は物件選びの重要なポイントとなります。駅と物件の両方に自転車置き場がある場合、さまざまなシチュエーションで自転車の利用が便利になります。スムーズに移動したい場合や夏場の暑い日、荷物を持っているときなど、自転車を利用すると徒歩の半分以下に移動時間を短縮することができます。

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駅近物件や郊外エリアといった立地条件から、住む人のライフスタイルに合わせて多彩な間取りもそろうUR賃貸住宅。初期費用が抑えられるなどのメリットもたくさんあります。

●UR賃貸住宅の特長

独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅の部屋は全国に約70万戸もあり、交通アクセスの良い駅近の物件や、ゆったりとした暮らしを楽しめる郊外の物件など、幅広い選択肢の中から物件を選ぶことができます。
UR賃貸住宅のHPでは駅からの所要時間を指定して物件を検索できます。駅から徒歩10分の距離にある候補の中から、条件に合った家賃や希望する間取りの物件を見つけやすくなっています。

●UR賃貸住宅は住宅にかかる費用を抑えやすい

URは礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です(保証会社への加入も不要なので保証料も不要)。契約時に必要なお金は、敷金(月額家賃の2カ月分)と、入居日から月末までの日割り家賃、日割り共益費のみ。そのため契約時の初期費用を大幅に抑えることが可能です。契約更新時の更新料の負担もなく、自動更新で手続きが不要なため、安心して住み続けることができます。同じ場所でずっと暮らすことを考えている人におすすめです。

●UR賃貸住宅のお得な家賃プラン

住む人のライフステージに合わせて、お得な家賃プランが用意されているのもUR賃貸住宅の魅力です。契約時の初期費用はもちろん、条件に応じて月々支払う家賃もお得になる可能性があります。年齢や家族構成など条件を満たしている場合は、活用してはいかがでしょうか。

<子育て割>別ウィンドウで開きます
新婚世帯は最長3年間、子育て世帯は最長6年間、新婚世帯から子育て世帯へ切り替えた場合に最長9年間、家賃の最大20%(所得に応じた減額となります。上限2万5000円)がサポートされます。対象は結婚5年以内の新婚世帯、または18歳未満の子供がいる世帯。いずれも所得合計が月25.9万円以下の場合となります。
<近居割>別ウィンドウで開きます
募集家賃から5年間、5%減額されます。対象となるのは同じUR内、もしくは半径2km以内の別々のURで、親世帯・子世帯の二世帯が近居する場合で、新たに契約した世帯の家賃が減額されます。また、二世帯同時に契約する場合は、両世帯とも減額されます。
<そのママ割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は妊娠中を含め、現に同居する満18歳未満の子供(孫、甥、姪なども可)を扶養している世帯です。
※3年間の定期借家契約
<U35割>別ウィンドウで開きます
3年間限定で、お得な家賃で借りられます。対象は契約者が35歳以下の世帯。学生、単身、夫婦、子育て世帯も対象です。なお配偶者以外の同居者には一定の条件があります。
※3年間の定期借家契約
<URライト(定期借家)>別ウィンドウで開きます
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。

さらにURでは家賃支払いでPontaポイントがたまります。家賃500円ごとに1Pontaポイントがたまり、子育て中は子供の誕生日に追加でポイントがもらえるサービスも。たまったポイントはPonta提携のいろいろなお店での買い物に使えます。

駅へも行きやすく、落ち着いた暮らしができる「ちょうど良い距離」

できる限り駅に近い方が、便利に暮らせると思われがちです。しかし、人によっては駅の近くだと繁華街の音が気になるなど、デメリットに感じる可能性もあります。その点、「駅から徒歩10分」の物件は、駅から近過ぎず一定の距離を保つことができます。ある程度利便性を求めながら、家で過ごす時間を大切にしたい人にはぴったりな距離かもしれません。

豊富な物件をそろえているUR賃貸住宅なら、駅からの距離を基準に生活スタイルに適した物件が見つかるはずです。駅徒歩10分のメリットと生活スタイルを照らし合わせて、家賃や部屋の広さも考慮しながら、ぜひ自分にとって暮らしやすい物件を見つけてください。

監修/加藤 哲哉

記事のまとめ

「駅から徒歩10分」の住まいは、駅まで比較的近く、静かな住環境も多い

  • ・駅から徒歩10分の距離は約800m。1分で80m歩く所要時間から算出されている
  • ・比較的駅まで行き来がしやすく、居心地の良い住環境で暮らすことができる
  • ・坂道や信号の多さなどによって歩きやすさは異なる。生活スタイルに合ったお店や施設に立ち寄れるかも大切なポイント
  • ・お得な家賃プランや少ない初期費用で暮らせるUR賃貸住宅。駅からの所要時間を指定して、条件に合った物件を検索できる

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